ドコモからiPhoneが出るのを待ち続けている皆様に残念なお知らせ:ドコモ社長「(iPhone導入は)現状だと厳しい」
【img via Using NTT DoCoMo with unlocked iPhone 4 / ヌンヌン】
ドコモからiPhoneは出ない。
本日行われたNTTドコモの決算説明会終了後に記者団に向けた山田社長の発言から、より確実となった。
日本経済新聞には以下のように書かれている。
NTTドコモの山田隆持社長は27日、米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)「iPhone」の取り扱いの可能性を問われ「現状だとなかなか厳しい」との認識を示した。ドコモが独自に展開するスマホ向けコンテンツ配信サービス「dメニュー」などをiPhoneでは展開しにくいことなどを理由に「スマホの半分以上は(米グーグルの基本ソフト)アンドロイドで自由にできるものにしたい」と戦略を説明。
以前もドコモからiPhoneが出ないのはAppleがプリインストールアプリを許可していないからということを書いたが、その姿勢は今も変わっていない。スマートフォン上でも「dメニュー」で行なっているような、ガラケー時代と同様のコンテンツビジネスモデルを実現しようとした場合、プリインストールアプリは必須であるためAppleの運営方針に変更がない限りiPhoneを取り扱うことは不可能だろう。
iPhoneユーザーはかなりのトラフィックを扱うことも事実。今年の2月の時点でiOSからのウェブトラフィックがMacを超えていることに加え、今年上旬にはスマートフォンのトラフィックが原因で通信障害が起きているため、その点においてもドコモ側としては厳しいのだろう。
そもそもドコモ版iPhoneが欲しい人はソフトバンクの電波が耐えられない人かドコモのメールアドレスを使い続けたい人の2パターンだと思っている。前者については2012年2月29日に総務省から900MHz帯を割り当てられたため、夏以降順次電波が改善される見込みだ。
問題は後者。ドコモのメールを受信できるようにするアプリはあるが、純正のアプリで受信をするのは現状難しい。
よって、ドコモからiPhoneを待ち続けている皆様には非常に残念なお知らせだ。当分、ドコモからのiPhoneは諦めた方が良さそうだ。
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(via 日本経済新聞)