Apple、最大6インチのディスプレイを採用したiPhoneをテスト中?!
断片化に否定的だったAppleはもう過去の話なのかもしれない。
本日、「iPhone 5s」が指紋認証センサーを搭載すると書いていたThe Wall Street Journalの記事に、Appleが最大6インチのディスプレイを採用したiPhoneをテストしていると報じている!
中国やインドで市場拡大のためには断片化は避けられない?!
Appleが現在提供しているiPhone 5のディスプレイサイズは4インチ。9月10日に発表されるであろう「iPhone 5s」と「iPhone 5c」に関しても4インチディスプレイが採用される見込みだ。
AppleはこれまでSamsungを中心としたAndroid端末の断片化について否定的な見解を示してきたが、最近は4インチ以上のディスプレイを採用の可能性を探るべく積極的にテストを行っていると、とある関係者は明かす。特に4.8インチディスプレイに興味を持っているそうだ。そういえば以前も4.8インチディスプレイを採用した「iPhone Math」に関する噂もあったような…。
断片化をさせてまで、Appleが4インチ以上のディスプレイを採用した端末の開発に取り組む理由は何だろうか。恐らく今後シェア拡大を目指す上でコンシューマー向けや新興国向けに複数のディスプレイサイズを提供することは必要不可欠であると判断したのではないかと考えている。
iPhoneの複数モデル展開は、実は良い傾向かもしれない!
「ついにiPhoneも断片化か。」そう思って肩を落としている人も多いかもしれない。
ただ、この記事に書かれていてとても納得感があったのが、iPhoneのモデルを複数展開するという流れがかつてのiPodの時と似ている、という指摘。2001年にiPodがリリースされた後、AppleはiPod miniを発表。その後、iPod ShuffleやiPod nano、さらにはiPod touchも世に送り出している。
アーリーアダプターは現時点では既ににリーチし切っているとすれば、今後AppleがiPhoneでシェア拡大のために攻めなければならないのはコンシューマーや新興国になるだろう。デベロッパーにとっては開発そのものが面倒になるというリスクはあるものの、プラットフォームとしてのリーチが広くなることによって予想もしない国で自分のサービスが爆発的に伸びる可能性もある。夢は広がる!
4インチ以上のディスプレイを採用したiPhoneがもたらすのは以外にもポジティブな側面の方が多いかもしれない。あくまでも噂だが、今後の動向を注意深くウォッチしよう。
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(via The Wall Street Journal)