「iPhone X Plus」の電池容量は3,300〜3,400mAhか?!6.1インチ型iPhoneに関する新情報も
「iPhone X Plus」(左)のモックアップ
KGI証券のMing-Chi Kuo氏によると、6.5インチ型有機ELディスプレイを搭載する「iPhone X Plus」は4GBのRAMを搭載し、電池容量は「iPhone X」より25%多い3,300〜3,400mAh程度になると見られる。
以前、1セルのL字型バッテリーを採用する噂があったが、Appleは2セルのL字型バッテリーを「iPhone X Plus」および「iPhone X」の後継モデルに採用することを決めたことを明らかにしている。
Kuo氏は過去に2019年のiPhoneには進化したTrueDepthカメラを搭載すると伝えているが、逆に言うと2018年はTrueDepthカメラに関する進化は今のところ確認できていない。
仮に「iPhone X」の後継モデルと「iPhone X Plus」が「s」系アップデート(「iPhone 5」に対する「iPhone 5s」のような存在)という位置付けだとした場合、必ず目玉となる新機能があるはず。こればかりは今後明らかになることを期待するしかない。
一方で、情報量が増えているのは有機ELディスプレイモデル2種類と同時に発表されると噂されている、液晶ディスプレイ搭載の6.1インチ型iPhone。Kuo氏はこのモデルについても最新情報を仕入れている。
ベゼル幅0.5mm「フルアクティブ」ディスプレイ採用か
同氏によると、6.1インチ型iPhoneはPegatron、Foxconn、Wistronが製造を担当し、それぞれ60%、30%、10%という分担になるとのこと。また、先日国内メディアでも報じられていた通り、0.5mmのベゼルを実現したジャパンディスプレイの新型液晶を採用すると伝えている。
シート状液晶ディスプレイ「FULL ACTIVE(フルアクティブ)」
液晶モデルはやはり全画面ディスプレイのiPhoneシリーズの中でベースモデルという位置付けになる見通し。ホームボタンは廃止され、TrueDepthカメラ搭載のため「iPhone X」にあるようなノッチ(切り欠き)が画面上部中央にあるとされている。3Dセンシングを活かした「Face ID」や「アニ文字」も利用できる。
「iPhone X Plus」にはL字型バッテリーが採用されると伝えられていたが、6.1インチモデルはiPhone 7以前のモデルに採用されてきた長方形のバッテリーを採用。小型化されたロジックボードや改良された製造工程により、電池容量は2,850〜2,950mAhになるとされ、「iPhone X」よりも8.5%多い。
価格帯は700〜800ドル(約75,000円〜85,000円)になり、「iPhone X」の999ドル以上という価格帯と比べて非常にリーズナブルに設定していることが伺える。
新型iPhoneは、例年通りのスケジュールであれば2018年9月頃に発表される見通し。昨年は「iPhone X」のみ11月に発売されたが、今年はどうなるのだろうか。