「iPhone 8 Pro」の価格高騰、Samsungが原因か

「iPhone 8 Pro」(またの名を「iPhone 8 Edition」)の価格は11万円以上になると予想され、最上位モデルは衝撃の13万円以上になる可能性がある。
KGI証券のMing-Chi Kuo氏によると、その原因として、Samsungに依存した有機ELディスプレイパネルの供給であると指摘している!一体どういうことなのか。
Apple、有機ELパネルはSamsungに依存している現状
Kuo氏によると、プレミアムモデルに搭載される有機ELディスプレイパネルの供給は「Samsungによって完全にコントロールされている」と説明。もともと有機ELパネルの方が液晶パネルよりも割高ではあるが、5.5インチモデルの液晶パネルが1枚あたり45〜55ドルであるのに対し、有機ELパネルは120〜130ドルで供給されているとのこと。
iPhoneに欠かせない重要なパーツに対し、価格交渉において不利な立場にいる現状を打破するべく、Appleはいくつか手を打っている。今年7月4日にはLG Displayの有機ELディスプレイ工場に投資したと伝えられ、同月24日にはSamsungへの依存度を減らすために独自の有機ELパネル技術を開発中と報じられていた。
もちろん、次期iPhoneの価格が高騰する要因は他にもある。「Face ID」を可能にする3Dセンサーや虹彩センサーの搭載によって掛かる追加コストもあり、「iPhone 7/7 Plus」よりも高い価格設定になるのは必至だ。
また、Appleは、実際に使用されている製品の原価とは関係なく、マーケティングの一環として意図的に価格を引き上げることもある。「プレミアムモデル」のブランディングに相応しい、従来モデルや同時に発売される「iPhone 8/8 Plus」よりも高い価格になることは容易に考えられる。
(via MacRumors)
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