業界関係者によると、次期iPhoneは1セルのL字型バッテリーを採用するとThe Investorが報じている。
「iPhone X」には既にL字型バッテリーを採用しているが、2セルとなっている。1セルにすることによって電池容量を増やすことができ、電池持ちの改善が期待できる。
「iPhone 8 Plus」と同等以上の電池持ちを実現か
1セルのL字型バッテリーについて報じられるのは今回が始めてではない。KGI証券のMing-Chi Kuo氏がは昨年12月時点でTrueDepthカメラによる電池消費をカバーするため、AppleがLG Chemと共同で1セルのL字型バッテリーを開発していると伝えていた。
「iPhone X」の電池容量は2,716mAhとなっていて、「iPhone 8 Plus」に搭載されている2,691mAhのバッテリーよりも大容量でありながらも、電池持ちは「iPhone 8 Plus」の方がわずかに長い。
iPhone X | iPhone 8 Plus |
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1セルのL字型バッテリーを採用することによってより多くの電池容量を搭載し、「iPhone 8 Plus」と同等の電池持ちを実現できる可能性がある。
また、2018年に発表が噂されている「iPhone X Plus」は「iPhone 8 Plus」に近い筐体サイズでありながら画面サイズが6.5インチ型になると予想されている。省電力性能に優れる有機ELディスプレイとは言え、大画面化による消費電力をカバーするためにAppleは1セルのL字型バッテリーの開発を進めているのかもしれない。
(via 9To5Mac)あわせて読みたい