「iPhone Pro」、4K/60fpsの動画撮影に対応か
「HomePod」のファームウェアからまた新たな「iPhone Pro」に関する情報が判明してしまったかもしれない。
iHelp BRによると、「iPhone Pro」は外向きカメラおよび内向きカメラでフレームレート60fpsの4K動画撮影をサポートを示唆する記述が発見されたと伝えている。
既にiPhone 7およびiPhone 7 Plusでも4K動画は撮影可能だが、あくまでも外向きカメラのみとなっていて、フレームレートも30fps。内向きカメラは1080pが限界。これが次期iPhoneでは飛躍的に向上する可能生があるという。
HEVCのサポートによって4K動画の取り扱いも容易に?
発見されたコードを見ると、「4k6VideoSupported」に対し「isBack」と「isFront」と明記され、外向きカメラおよび内向きカメラが4K/60fps対応が期待できそうだ。
4K画質の動画はフルHDよりも高解像度、60fpsは30fpsよりも動画が滑らかになるため可能であれば4K/60fpsで動画を撮影したいところだが、大きな懸念点がある。それはストレージ容量だ。
当然、画質が高くなるので4K動画の方がフルHDよりもファイル容量が重い。30fpsから60fpsになった場合、単純計算でもフレーム数が倍になるため、ファイル容量はさらに重くなる。
幸いにもAppleはこの点を見据えて布石を打っていたようだ。「iOS 11」は「HEVC(High Efficiency Video Coding)」というファイル形式をサポートし、ファイル容量を従来のファイル形式の半分に抑えることが可能になった。
さらに、「ARKit」対応を考えると、より高画質で滑らかな動作撮影機能は必要だったのかもしれない。
実は、AppleはFaceTimeビデオ通話でも既に「HEVC」をサポート済み。使用するデータ容量を抑え、限られた電波状況でも利用可能にすることを目指している。
本当に「iPhone Pro」で4K/60fps動画が撮影可能になった場合は、一大事だ。最近動画撮影性能が向上している一眼レフカメラでも、4K動画を撮影できたとしても60fpsをサポートしている機種は少ない。今、僕自身が使用している「Canon EOS 5D Mark IV」も30fpsが限界だ。
ここ最近は連日、「HomePod」のファームウェアから「iPhone Pro」に関する情報が次々と発覚している。「iPhone Pro」のデザインや「Face ID」の存在が発見され、有効エリアの画面解像度も明らかになり、さらに分割ステータスバー搭載、Tap to Wake対応、非接触充電・高速充電対応を示唆するコードも発見。
iOSの新しいカメラ機能「SmartCamera」も明らかになり、明らかに開発途中ではあるものの、「iPhone Pro」の「Face ID」が「Apple Pay」をサポートすることを匂わす記述も見つかっている。
(via 9to5Mac)