iPhoneのストレージ容量不足を解消し、「その他」を削除する方法

iPhoneのストレージ容量を圧迫している「その他」をガッツリ削除する方法

iPhoneで写真を撮ろうとしたら容量不足の警告が表示された、という経験はないだろうか。

僕は過去に「iPhone 6 Plus」を使っていた時にこのエラーメッセージに遭遇。確かに多数の写真や動画を撮影し、それなりに音楽も入れているが、それでも128GBもあるストレージ容量を丸々使い切るほどのデータ量があるとは思えなかった。

iPhoneのストレージ容量が不足すると端末としての使い勝手が悪くなる。カメラを使って写真や動画が撮れなくなったり、アプリがインストールできなくなったりする。

実はその容量不足、数タップで少しは解消できるかもしれない。本記事ではiPhoneのストレージの容量不足を解消するために試すべき方法を紹介する!

iPhoneのストレージ使用量、容量不足が引き起こす問題

「ストレージ容量がいっぱい?そんなバカな」と思ったら真っ先にiPhoneのストレージ容量を確認したいはず。確認する手順は下記の通り。

iPhoneのストレージ容量と使用量を確認する方法

「設定」アプリを攤き、「一般」をタップ。「情報」をタップするとiPhoneの名前、ソフトウェアバージョン、機種名、モデル番号などの情報が並び、そのもう少し下の方に「容量」と「使用可能」という2つの項目が用意されている。

「容量」はiPhoneの全体容量、「使用可能」はそのうちまだ使用できるストレージ容量。「使用可能」の数字が小さければ小さいほどストレージが圧迫されていることになり、端末内部のデータを整理した方が良い。

iPhoneのストレージ容量不足が引き起こす問題

iPhoneのストレージ容量が不足するとどうなるのか。

写真や動画撮影できないだけではなく、LINEから受信した写真や動画が見れない・保存できないという問題も発生する。iPhoneのパフォーマンスが低下し動作が遅くなるという場合もある。

また、ストレージ容量に空きが無いためOSのアップデートもできなくなる(最近のiOSはアップデートするために一時的にアプリを削除してくれる機能がある)。

これらの理由から、ストレージ容量にはある程度余裕を持った方が良いのだ。

iPhone単体でストレージ容量不足を解消する方法

それではiPhoneのストレージ容量不足はどのように解消すればいいのか。AndroidスマートフォンのようにSDカードを使ってストレージを増やすことはできないため、端末内にあるデータを整理する必要がある。

1. 不要なアプリを削除する

まずは全く起動していないアプリや使用頻度が低い割に容量が大きいアプリを削除する。iPhoneのストレージ容量を圧迫しているアプリを確認する方法はiPhone内に用意されている機能を活用するのがベスト。

1-1. iPhoneが提案してくれるストレージの節約方法に従う(「iOS 11」以降)

iOS 11」にはiPhoneのストレージの節約方法を提案してくれる機能が備わっている。これを活用すれば最も効率が良く、手っ取り早いだろう。

「設定」アプリの「一般」をタップし、「iPhoneストレージ」という項目をタップ。

すると、「非使用のAppを取り除く」「古いチャットを自動削除」「大きい添付ファイルを再検討」などの項目が表示され、実行したいと思えるお掃除機能を利用できる。

iPhoneのストレージを節約する方法

僕の環境で特に効果が絶大なのは「非使用のAppを取り除く」。説明によると、10.81GBものストレージ容量を節約することができることになっている。

1-2. 個別アプリのデータを削除し、ストレージ容量を節約する

もちろん、上記のように一括でストレージ容量を節約することに抵抗がある人もいるはず。

そこで、「iPhoneストレージ」項目の中には各アプリが占有しているストレージ容量および最後の使用時期が書かれている。

例えば下記一覧では「DJI GO」アプリが未使用であるのにも関わらず、1GBものストレージ容量を専有している。項目をタップすると、「Appのサイズ」として386.6MB、「書類とデータ」として610.4MBあることが判明。

「Appのサイズ」は純粋にアプリそのもののデータ容量。「書類とデータ」はそのアプリの使用によってアプリ内に溜まったデータ容量のことを意味する。

選択肢としては「Appを取り除く」と「Appを削除」が用意される。

「Appを取り除く」

「Appを取り除く」は、「Appのサイズ」分(「DJI GO」アプリで言うところの386.6MB)は解放されるが、「書類とデータ」(「DJI GO」アプリで言うところの610.4MB)はアプリ内に保持される。

アプリがApp Storeに残っている限り、再インストールすればすべてのデータはもとに戻り、アプリをこれまで通り使うことができる。

一時的にストレージ容量をどうしても確保したい場合は「Appを取り除く」を使ってみるのも手かもしれない。

「Appを削除」

「Appを削除」は、「Appのサイズ」および「書類とデータ」がすべてiPhone上から削除される。名前の通り、アプリが削除されるのだ。

そのアプリを最近使わず、今後使うこともなく、インストールしておく必要がないと感じている場合は、削除しましょう。

2. 写真・動画を削除する

アプリの次に目をつけたのは写真や動画。思い出として残したいものでなければ削除しても問題ないだろう。僕の場合、大量のスクリーンショットが端末内に残っていたので削除することに。

写真や動画を削除する方法は解説するまでもないと思うが、注意しなければならないのは「iOS 8」以降は写真は完全に削除されるまで30日間の猶予があるということ。

最近削除した項目」というアルバムの中に先ほど削除した写真が含まれているため、改めて先ほど削除した写真を再選択し、削除。面倒ではあるが、Macで「ゴミ箱に入れる」のと「ゴミ箱を空にする」と同じ概念だと思えば悪くはないのかもしれない。

2-1. iPhoneのストレージを最適化

まず最も手っ取り早くストレージ容量を節約できるのは、「設定」の中にある「写真」の「iPhoneのストレージを最適化」にチェックを入れること。

これは、iPhoneのストレージ容量が不足し始めた時に、iPhone内のフル解像度の写真とビデオが最適化されたバージョンに自動的に置き換わる、という機能。フル解像度バージョンはすべてiCloudに保存される。

2-2. フォトストリームをオフにする

「設定」アプリの「写真とカメラ」という項目の中に「マイフォトストリームにアップロード」がある。これは「iCloudフォトライブラリ」とは独立した存在となっているため、iCloudのストレージ容量こそは圧迫しないものの、本体の容量を圧迫してしまうのだ。

これは自分自身が撮影した写真を一時的に(最大30日間または最大1,000枚)をサーバーにアップロードし、同一のアカウントを持つデバイス間で閲覧できるという仕組みなのだが、実はその期間中は本体内にも同じ写真がマイフォトストリーム用として重複して保存されている

不要であれば「マイフォトストリームにアップロード」を無効化しましょう。

iPhoneのストレージ容量を圧迫している余計なデータを削除する7つの方法

2-3. HDRの通常の写真を削除する

iPhoneには「HDR」機能(「iPhone XS」以降には「スマートHDR」も)が用意されている。3段階の異なる露出の写真を1枚に合成する機能となっていて、本来であれば色が潰れてしまう環境でも綺麗な写真を撮ることができる。

ただし、これによって写真が不自然に写ってしまうこともあるため、AppleはHDRが有効化されていない状態で撮影した写真も残す選択肢を用意してくれている。ありがたいものの、当然、毎回余計に1枚写真を保存することになるため、ストレージ容量が圧迫される。

「写真とカメラ」の下の方にHDR写真撮影時に「通常の写真を残す」という項目があるが、ストレージ容量を節約したい場合はこれを無効にしましょう。

iPhoneのストレージ容量を圧迫している余計なデータを削除する7つの方法

2-4. 「Live Photos」を無効化する

iPhoneのカメラは起動した瞬間から写真を”撮影している”とのことで、シャッターボタンが押された瞬間にその時撮影していた写真が記録され保存されるという仕組みになっている。

iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」から導入された「Live Photos」はこの仕組みを活かし、写真が撮影された前後の写真を動画として繋ぎ合わせたもの。つまり、それなりのストレージ容量を取ってしまうのだ。

具体的には、「Live Photos」として撮影された写真は通常の1,200万画素のJPEG写真2枚相当のデータ容量。無効化することによってストレージ容量が減ることはないが、今後写真を撮影する際に知らず知らずのうちにストレージ容量を圧迫してしまうことを防ぐことができる。

無効化するためには「設定」アプリを開き、「写真とカメラ」の中にある「設定を保持」とタップし、「Live Photos」をオフにしましょう。下記スクリーンショットでは「オン」なっている。

2-5. 「iPhone用外付けドライブ」になるアクセサリを活用する

頻度は高くないがいつでも写真を見られるようにしたい、という人は他にも写真のクラウドストレージサービスを活用する手もある。「Dropbox」や「Google Drive」なども1つの手だ。

ただ、ストレージのために月額費用を払うことに抵抗がある人も多いはず。買い切りが安心、という人はiPhone用外付けドライブアクセサリ「Photofast MemoriesCable」の購入を検討してみましょう。

Lightningポートに挿すだけで外部ストレージとして活用できるため、常にiPhoneの中に入っている必要はないが持ち歩きたい写真や動画などを入れるのに役立つ。通常の充電用ケーブルとしても使えるのもポイント。

詳細は下記記事からどうぞ!

3. 聴いていない音楽を端末から削除する

写真と動画を散々削除しても減らないストレージ容量。次に攻めるべきところは音楽だ。iPhoneに入っていたことさえも覚えていなかった曲はガツガツ削除しましょう。

Apple Music」によってミュージックアプリが使う度にげんなりするほど分かりづらくなってしまったが、各アルバムまたは楽曲の右にある「・・・」をタップし、「マイミュージックから削除」のタップで削除可能。

また、冒頭で紹介した「ストレージを管理」から「ミュージック」を選択することによってすべての曲を一気に削除することも可能。アーティストごとにストレージ容量を確認することができるので、視聴頻度と合わせてキープするアーティストを選ぶべし!
iPhoneのストレージ容量を圧迫している余計なデータを削除する7つの方法

4. 聴き終わったポッドキャストを端末から削除する

写真や音楽に比べて活用している人が少ないかもしれないが、Podcastのデータは地味に容量が大きい。ものによっては2時間以上のものもあるため、聴かなくなったチャンネルや過去の放送分は削除。

5. Safariのブラウザデータ・キャッシュを削除する

次に効果こそは大きくないかもしれないが、iPhoneのメンテナンスという意味でも実行しておきたいのがSafariのキャッシュクリア。消去は、Safariの「履歴とWebサイトデータを消去」から。

6. 過去に受信したメッセージを削除する

過去に受信した「メッセージ」アプリのメッセージを削除することで容量を確保することもできる。今後はいちいち管理する必要がないように、「30日間」または「1年間」で自動的に古いメッセージから削除する設定もある。

ただ、僕の場合はそもそも「メッセージ」アプリをほとんど使っていないため、大量のキャッシュを持っているとは考えづらかったので今回は見送ることに。

iTunesを使ってiPhoneのストレージ容量不足を解消する方法

ここまで僕はiPhone単体でストレージ容量の確保を試みたが、やはり普段から余計なアプリを入れているわけでもないので多少効果はなかったものの、劇的な効果はなかった。

そこで僕はiPhoneをMacに繋げ、具体的に何がストレージ容量を圧迫しているか入念に調べることに。

7. iTunesでバックアップを取り、復元する(「その他」が削除される)

その結果が以下。「その他」という都合のいい言葉で片付けられているが、とにかく僕の「iPhone 6 Plus」のストレージ容量を何かが無駄に確保していたのだ。

iPhoneのストレージ容量を圧迫している余計なデータを削除する7つの方法

そこで、最終手段として「iTunesでバックアップを取り、復元する」を試すことに。

まず、iPhoneを接続しているコンピューター本体にバックアップを取得する。重要なのは「iPhoneのバックアップを暗号化」も併せてチェックを入れること。これにより、ヘルスケアデータのバックアップやLINEのトーク内容などもしっかりとコンピューターに保存される。

今すぐバックアップ」をクリックし、iPhone内の貴重なデータがバックアップされていることを確認。

iPhoneのストレージ容量を圧迫している余計なデータを削除する7つの方法

続いてiPhoneを一度リセットする。「設定」アプリの「一般 > リセット > すべてのコンテンツと設定を消去」をタップし、iPhoneを初期化。一旦iPhoneの中身を空っぽにするのだ。なお、iPhoneは接続したままでも問題ない。

空っぽになったiPhoneを放置していると勝手にiTunesが再度立ち上がり、「新しいiPhoneへようこそ」と表示される。先ほどバックアップを取得することができていれば「このバックアップから復元」という項目に自分のiPhone名と前回のバックアップ取得日時が明記されているはず。これを選択し、「続ける」をクリック。
iPhoneのストレージ容量を圧迫している余計なデータを削除する7つの方法

しばらくして放置していると僕の「iPhone 6 Plus」は以下の通り、空き容量を84.74GBも確保することに成功した。先ほどまで僕のストレージ容量を食い尽くしていた「その他」の正体は一体何なのだろうか。
iPhoneのストレージ容量を圧迫している余計なデータを削除する7つの方法

これで、僕の「iPhone 6 Plus」は容量を確保することに成功した。iPhoneをリセットするということに対する精神的な敷居は高いかもしれないが、普段からしっかりコンピューターにiPhoneを繋げてバックアップを取っている人であればそれほど大きな手間にはならないはず。

1〜6で紹介した手順でも多少のストレージ容量を確保することはできるが、明らかにiPhoneのストレージ容量が何者かによって圧迫されているという実感がある人はiTunesでしっかりとバックアップを取った上でiPhoneを復元してみることをオススメする!

どうぞお試しあれ!

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