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「修行僧の朝は早い」ーーとある修行僧の1日【JGC修行シリーズ】

「JGC修行」をやってみた記録 その3 〜南から北へ ファーストクラスで1日4レグ編〜

4レグ目 新千歳→羽田 JL526便

本日最後のフライト

本日最後となる4レグ目。またもやGROUP 1の優先搭乗は過ぎていた。
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4レグ目は20:00発のJL526便

冒頭で紹介した通り、機内食は提供を断ることもできる。デザートだけ食べたいというようなオーダーも可能だ。ラウンジの軽食4回、機内食3回、そして新千歳で食べたラーメン。いずれも完食していて、完全に食べ過ぎだ。

4回目の機内食

4レグ目は羽田着便の夕食メニュー。
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4回目の機内食 羽田着便夕食

……話聞いてました?せっかく食べられるものは食べてしまおう、というセコさが出てしまい、とうに満腹なのに普通に出してもらってしまった。メインプレートは豚肉のこうじ漬け。小鉢2つに味噌汁。茶菓は2、3レグ目と同じ東京ぼーののお菓子なので3個目。

ちなみに冷たい飲み物は、紙コップではなくガラスコップで提供される。オレンジジュースは、地味に普通席やクラスJでの提供がない一品だ。

ファーストクラス症候群…?羽田へ帰還

羽田が近くなるにつれて、眼下の光が増えてきた。

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明らかに眼下が明るくなってきた

羽田〜那覇と比べると、北は少し揺れることもあったが、1時間40分のフライトで無事に東京・羽田空港へ着陸した。
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羽田へ着陸、タキシング

スポットに到着しベルト着用サインが消えると、この日の4レグの中では、後方からの緊張感が一番強く伝わってきた。羽田到着は21:40。帰る地域によっては、終電や終バスの時刻が迫っている人も多いのだろう。

「降機はファーストクラスから」とアナウンスがあるので、無理矢理にでも抜かそうとする人はいない。それでも早く準備して、ドアが開いたら速やかに降りようという気持ちになる。

ドアが開かれると、堰を切ったように急ぎ足の人が飛び出してゆく。すでに羽田からの出発便は終わっていて、待ち合いエリアは閑散としていた。

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閑散とする待ち合いエリア

無事に13時間の行程を終えて、戻ってきた安堵感からか、疲れがドッとくる感じがした。いくらファーストクラスと言えど、他のクラスより気圧が高くなるわけでも速く移動できるわけでもないので、足が浮腫むような不快感と腰への負荷を感じる。

それでも10年くらい前に乗ったときよりは居住性が向上していると思った。おそらく気圧や湿度が改善されているのだろう。さすが最新鋭のA350-900だ。それと4回目の機内食も完食して食べ過ぎで胃の膨満感が…。これは自分のせい。どれも美味しくて満足度が高かった。

1日4レグの旅を終えて…

行程検討時の考慮ポイント

JALの乗り継ぎ便は、短い時は乗り継ぎ時間が25分の便から表示される。しかし、いくら遅延率の少ないJALといえど、使用機材の到着遅れ、空港周辺空域の混雑、使用滑走路の変更、乗り損なった方の預け入れ荷物を降ろす、など修行中だけでも色々な遅延を経験した。

多少の遅れであれば、乗り継ぎ便の出発を待たせてしまう可能性もあるので、自主ルールとして、1時間を切る乗り継ぎになる行程はNGとした。移動自体が目的なので、移動先に目的がある人たちの邪魔にはなりたくないからだ。

実際に30分遅れたときもあり、遅れなかったとしても陸上での休憩時間ができた。結果的にこのルールは順守して良かったと思う。

区間マイルとFOPの反映は翌々日

以上が1日4レグをファーストクラスで飛んだ日の記録となる。それぞれのフライトごとに語れることはまだまだあるが、記事としてまとめられなくなってしまう。他の機会に写真を交えて紹介できればと思う。

JAL国内線では、区間マイルとFOPは搭乗時に付与されるのではなく、翌々日に反映される仕組みになっている。1日で獲得したのは、4,672区間マイルと8,272FOP。まだステイタスのない、JAL CLUB-Aカード保有だけだった頃。

これがJGC会員になると4レグで7,660区間マイルになり、約1.6倍も貯めることができる。FOPは変わらない。ちなみに、この行程を「セイバー」運賃で6回やると、49,632FOPになる。あとは那覇〜宮古や羽田〜名古屋などの短距離路線を片道乗れば、5万FOPを越えて「FOP修行」は完了となる。

他人に1日4レグを勧めたいか?

主観的な総合評価 ★★★☆☆ (5点満点中3点)

  • ファーストクラスの機内食 ★★★★★ … どれも美味しい (5点)
  • FOP効率 ★★★★☆… 4レグ目の新千歳→羽田だけ効率が悪い (4点)
  • 疲労度 ★☆☆☆☆ … いくらファーストクラスでも疲れる (1点)
  • 非日常的な体験 ★★★☆☆ … こういうことでもないとまずやらない (3点)

一番密度が高いときには、10日間で3回もこの1日4レグをやったからこそ分かる。疲れるので敢えてお勧めはしない。(たぶんやらなくても分かる)

効率面では、4レグ目だけ「FOP単価」が倍以上なので、及第点といったところ。時間はかかるが、羽田〜那覇の1往復を複数日に分けてやるのが、体には良さそうだと思った。

ファーストクラスに1日4回乗る、沖縄と北海道を日帰りで行く、という体験はJGC修行をしない限りはなさそうなので、非日常的で楽しかった。

紹介しきれなかったこと

今回は1日4レグの追体験をテーマに記事を作成した。しかし、1日の出来事とはいえ、1本の記事で語り尽くすには無理がある。

修行中に、空港ラウンジは33回利用、機内食は27回食べた。これらも全てではないながらも、別の記事にて紹介できればと思う。

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更新日2023年12月28日
執筆者CamTrip
コメント(5件)

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  1. g.O.R.i(コメントID:703489)
    コメント先:修行僧(コメントID:703487)
    当のJALがJGC修行を廃止するわけですから「航空会社にお金を落としている」と思われてないのでは? メディアなので、JALに取材して真相を確認すればいいのに、と思います。

    まず大前提として「JGC修行」はやる側が勝手に呼んでいる名称ですし、当たり前のように廃止されません。JGCも廃止される予定はなく、あくまでもJGCへの入会条件が厳しくなったというだけです。

    次に、JGC入会条件が厳しくなったからと言って、「航空会社にお金を落としていると思われていない」とは言い切れないですよね。CamTripさんの場合、他の一般客と同様に乗っていることには変わりなく、受けられるサービスを必要以上に受けている様子もありません。航空会社にとっていわゆる「普通の搭乗客」で収益化できないのであれば、そもそもビジネスモデルが破綻しています。よって入会条件を厳しくした理由は他にあるのだろうと想像していますが、そこは把握してません。

    次にメディア云々ですが、これは修行をしたCamTripさんが自身の体験を書いてくれただけなので、取材して真相を確認するかどうかはもはやお門違いもいいところです。否定的な内容を憶測と感情だけでコメントするのは本当にやめた方がいいですよ。

    最後に、HNからしてご自身も修行僧なんですかね。これまで公開されてきた記事を読んでいる限り、ワクワクのはずの搭乗体験がもはや作業となる、まさに”修行”であることを知って、修行をする方々のメンタルの強さに驚くばかりです。何を目標にされているかは存じ上げませんが、がんばってくださいね!

  2. 修行僧(コメントID:703487)

    当のJALがJGC修行を廃止するわけですから「航空会社にお金を落としている」と思われてないのでは?
    メディアなので、JALに取材して真相を確認すればいいのに、と思います。

  3. g.O.R.i(コメントID:703485)
    コメント先:修業って何かしら(コメントID:703482)
    ホント、不思議なことをする人がいますよね。他にすること無いのかと思うし、時間とお金を使ってリターンは限定的。自己満だろうけど、ふと悲しくならないのかね?到底理解不能。

    いやぁ本当に不思議だなぁーって思いますけど、その限定的と考えられるリターンが人によっては魅力的ということなんですよね。

    ただ1つ確実に言えることは、理解できなかったとしてもそれを「お前のその考えは間違っている」って言うべきではないことですね。他人に全くもって迷惑をかけていないわけですし、むしろ航空会社にお金を落としているという意味では経済回していると言えると思いますし。究極的に言えば、他人の金の使い方は他人の自由なので、他人があーだこーだ言う権利は皆無なのです。

    これらを踏まえた上で再度言いますが、僕もこの修行の意義は未だに見出せないですが、純粋に「飛行機いっぱい乗れていいなー」と毎度上がってくる記事を読みながら思っていますwww

  4. 修業って何かしら(コメントID:703482)

    ホント、不思議なことをする人がいますよね。他にすること無いのかと思うし、時間とお金を使ってリターンは限定的。自己満だろうけど、ふと悲しくならないのかね?到底理解不能。

  5. 通りすがりの読者(コメントID:703479)

    新千歳便は御用達のサラリーマンが多くて、優先搭乗の意味があまりないんですよね。乗客の殆どを占めるサラリーマンのその殆どが優先搭乗のグループだから混む混む。ファーストクラスならいいけど、クラスJや普通席だと、急かされる急かされる。皆仕事で殺伐としてるから「後ろみんな待ってますよ!」とか心無い言葉を言う人も見たことあります。

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