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JGC修行、ついに完了。掛かった費用も公開します【JGC修行シリーズ】

「JGC修行」をやってみた記録 その4 〜JGC修行完了編〜

JAL Global Club 01

前回の、ファーストクラスで1日4レグのように、純粋な修行日もあれば、普通の旅行も織り交ぜつつ、4ヶ月強の30レグで49,324FOPを貯めた。

2023年までのJGC入会条件は、サファイアステイタスに到達することだけ。50回以上の搭乗と15,000FOP、もしくは搭乗回数に関係なく50,000FOPを貯めることがステイタスの達成条件だ。今回の記事では、サファイアステイタスに到達した日からJGC入会までを紹介する。

31レグ目 羽田→那覇 JL915便

今回は普通に沖縄2泊と北海道1泊の旅行。初日は沖縄へ移動するだけ。朝早いと大変なので、昼頃の便を予約してのんびり行くことにした。

当日アップグレードは失敗。予約どおりのクラスJになったので、残念ながら機内食は無し。ボーディングブリッジからは出発の準備を進めるキャプテンが見えた。

コクピットまわりが黒く塗られて、狸のようにも見えるA350-900。「修行中何回乗ったか分からない」という比喩表現もいいのだが、これが実に19回目の搭乗だ。

Jgc 04 01
A350-900のコクピット

全体的に雲が多め。下降中は多少揺れることもあった。
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一面の雲世界

無事に沖縄へ到着。
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那覇空港に到着

「セイバー」運賃のクラスJなので、このフライトで1,872FOPを獲得。トータルで51,196FOPとなり、目標だったサファイアステイタスの条件を達成した。このあとの那覇→羽田→新千歳と、新千歳→羽田の3レグは余分である。

ステイタス反映のタイムラグ

5万FOPを超えたら、すぐにステイタスへ反映されるわけではない。

JAL国内線では、区間マイルとFOPが加算されるのは搭乗から2日後ステイタスの表示判定はその翌日。条件を達成しても1日だけ前のステイタスのままになる。

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1日限定の5万FOP超えクリスタルステイタス

いよいよJGC入会申請

ステイタス条件達成から3日後。無事にサファイアステイタスへ昇格した。JALグローバルクラブへの入会条件を満たしたので、すぐに申請…というわけにはいかず。ステイタス判定のさらに翌日に、JGC入会条件を満たしているかの判定があるらしい。

ステイタス条件達成から4日後、オンラインでの入会申請が可能になる。しかし3日後の23:50頃にMyJALCARDのページを開くと、すでに申請可能になっていた。「カードの切替・追加」メニューから「カードの変更手続き」として入会申請を行う。

Jgc 04 05
JALグローバルクラブへの入会申請画面

ステイタス到達から約10日後、郵送で入会の招待状が送られてくる。この書類に記入して返送することでも入会できる。

すでにJALカードを保有しており、ここでカード種別や別ブランドへ変更をすると新たに審査が必要になり、少し時間がかかるようだ。

ずっとこの時を待っていた…

ステイタス到達から10日後、JALアプリの表示を開くと「JAL GLOBAL CLUB」のロゴが追加された表示に切り替わった。新しいカードは届いていないが、JALグローバルクラブへ加入できたようだ。

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「JAL GLOBAL CLUB」のロゴが増えた

ステイタス条件達成から14日後、JGCカード (MyJALCARD上でこのような表記になっている) となった新しいJALカードが郵送で届いた。
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カードにも「JAL GLOBAL CLUB」のロゴが追加された

アプリの表示で分かっていたとはいえ、実体のあるカードを手にしてようやくJGC修行が終わった実感が湧いてきた。ちなみに2023年のJGC入会期限は、2024年度のサファイアステイタス以上が有効な期間まで。すなわち2025年3月までとなる。

2024年から始まる新しいステイタスプログラムのニュースを見てから急いでJGC修行を始めた人であっても、年内にサファイアステイタスへ到達できれば、JGCの入会申し込み自体はそこまで急がなくても大丈夫だ。

ステイタスカードは別途申請が必要

JGCカード (JALカード) とは別に、ステイタスカードも存在する。以前は自動的に送られてきたようだが、現在ではカードが必要な場合は、その都度発行申請が必要になる。

修行期間中に自分のステイタスランクをアプリの画面等で示すことはなく、ラウンジの利用時も搭乗券に紐付いた情報として、カウンター側には自動で表示されているようだ。JAL以外の外部のサービス利用時も、アプリ画面の提示で代用できることがほとんど。ステイタスカードは記念品的な位置付けなのかもしれない。

今後飛行機の利用が増えるような予定は今のところなく、再度サファイアステイタスになる可能性も低そうだ。ステイタス条件達成の3日後のステイタス昇格時にすぐ申請した。

ステイタス条件達成の12日後に届いたカードは、まだJGCロゴの表記がない普通のJMBサファイアのステイタスカードだった。それを分かった上で申請している。

JALのステイタスは、その年の搭乗実績に応じて翌年4月から翌々年3月までが有効期間となっている。実際には条件を達成してすぐにステイタスが反映される。

「JGC」とは「JALグローバルクラブ」の略で、平たく言えば一度入会すると、半永久的にJALの上級会員の資格を維持できるというもの。

(途中略)

本来、上級会員であり続けるためには、毎年飛行機に乗り続けなければならない。しかし一度「JGC」に入会してしまえば、例え年間1回しかどころか一度も利用しない年があったとしても、常にステイタス保持者と同等の優遇が受けられるというわけだ。

(Source: ”事実上の終了”目前の「JGC修行」に駆け込みで取り組んだ話【JGC修行シリーズ】

このタイムラグが影響するようで、どうやら翌年4月以降にステイタスカードの発行申請をすれば、JGCロゴ入りのカードとなるようだ。

しかし来年4月の段階で、サファイアステイタスではない可能性が高かったため、JGCのお問い合わせフォームより「記念品としてJGCロゴ入りカードが欲しい」と連絡した。翌日には受け付けた旨の返信があり、そこから約10日でJGCロゴ入りのステイタスカードが届いた。

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JGCロゴ入りのサファイアステイタスカード

これにて、JGC修行」としての手続きを一通り終えたことになる。

忘れた頃に届くJGCネームタグ

「忘れた頃に届く」と他の方々が口を揃えていたJGCネームタグ。これはJGC入会の記念品として、申請することなく送られてくる。

たまたま、知人にこの話をしたその日に到着。ステイタス達成から35日後だった。

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JGC入会記念のネームタグ

裏には自分の名前が刻印されていて、ちゃんとネームタグとして機能する。他の方のレビューによると、紐が細くて千切れやすいとのこと。なお破損や紛失をしても再発行可能らしい

名前が入っているので、紛失後に郵送で届けられた方も見かけた。ただし周囲にJGC会員だと知らしめるメリットをあまり感じないので、修行の成果として大事に保管しておこうと思う。

ちなみにステイタスとは別に、生涯を通して300回搭乗するごとにもらえるタグもある。このJGCネームタグは、その序盤にもらえるものとして紹介されていた。自分には今のところ縁のない話ではあるが、今年4月までやる予定すらなかったJGC修行をやった経緯もある。その時が来たらまた頑張ろう。まだまだ道は長い…。

まだ終わらない飛行機旅…

鋭い方はもうお気付きかもしれない。冒頭の通り、30レグを終えた段階で49,324FOPを獲得済みで、5万FOPまで残り676FOPであった。これは羽田→伊丹の片道を、「セイバー」運賃でクラスJ利用時に貯まるFOPと完全に一致している。

偶然の産物ではあるが、これならば費用を抑える意味でも、ピタリ賞というネタになる意味でも、わざわざ沖縄まで乗る必要はない。況してや、このタイミングで沖縄・北海道旅行なんて、意味不明な組み合わせの旅行を企画する必要はないのだ。

JGC修行を半分ほど終えた頃のこと。これまでの利用頻度からして、二度とサファイアステイタスに達することなんてないかもしれない、と考えていた。それならば…、と新たな欲が生まれてきた

JALのステイタスには、JGC会員限定の「JGCプレミア」がある。80回以上の搭乗と25,000FOP、もしくは80,000FOP貯めることが条件だ。サービス内容は最上位の「JMBダイヤモンド」会員と概ね同じなので、通常のJMB会員より少ない回数もしくはFOPで享受できる。

サファイアになれないのであれば、JGCプレミアなど余程なことでもなければ到達することはないだろう。それならばこのまま修行を続行して、JGCプレミアまでやってしまうことにした。頭文字をとって、通称「JGP修行」の始まりである。

今回の沖縄・北海道旅行も、すでにゴールが変わって、「JGP修行」へ踏み込んだものになる。なお、修行内容としては、ファーストクラスで1日4レグと変わらず、同じことの繰り返しとなるので割愛する。

JGCプレミアステイタスになったことで、新たに体験できたことがあれば、そのときにまた紹介できればと思う。サファイアステイタスカードの入手を急いだのは、JGCプレミアへ昇格した後では、手に入らなくなってしまうからだ。

JGC修行をやってみた感想

飛行機にたくさん乗るのは大変そうだな… → やっぱりしんどかったやらなくても知ってた。二度とやりたくない、とまでは言わないが、やらなくて済むならやりたくない。

一方で、乗り慣れない飛行機との距離感が、一気に縮まったのも事実。飛行機マスターになれたとは思わないが、機内持ち込みする荷物の構成、搭乗前の時間の過ごし方など、ある程度ルーティン化できるようになった

短期間で集中的に乗ったことで、フライトごとの機微に気が付くようになったのは、楽しみが増えて良かったと思う。ファーストクラスは利用したことがなかったので、今後の旅の選択肢に入ったのも良かった。こういうことでもなければ、今後も利用することはなかったかもしれない。修行をしていなければ、CAさんたちとこんなに話すこともなかっただろう。

こちらは修行中の身、仕事の邪魔はしたくないので、こちらから積極的に話しかけることはしなかったが、食事を提供された際や、富士山が見えた時など、自然と会話が生まれることも多かった。

Jgc 04 10
31レグ目から見た富士山

半分近く、普通の旅行を絡めたことで、宿泊費などの観光費用で、JGC修行とは関係ない出費がだいぶかかってしまった。しかし、普通であれば「〇〇に行きたいから飛行機で行こう」となるところが、「飛行機に乗りたいからついでに近くの〇〇に行こう」という、目的と手段が逆転したのは面白かった。

JGC修行を始めた動機である、東京ディズニーシーのJALラウンジが利用できるようになった のはもちろんのこと、空港での専用カウンターやラウンジ、空席待ちの優遇、預け入れ荷物の優先返却、区間マイルの積算ボーナス等々、今後の人生に役立つ環境を作れたのは良かった。

2024年以降のJGC入会条件は、少なくとも今の環境のままでは困難。今年のうちに修行を終えられて良かったと思う。ちなみにJGC修行でかかった費用は約83万円、1FOPを得るためのFOP単価は17.97円。JGP修行まで入れると総額約123万円、18.42円/FOPだった。

Jgc 04 11
JGCプレミア到達までの全行程

FOP修行では、10円/FOPを切ることが望ましいとされている。FOP単価の評価としてはかなり悪い。10円/FOPを切っていれば、この半額くらいで達成できることになる。

マイルをe JALポイントへ変換して、それを支払いに当てている部分もある。実際の支払い額に対するFOP単価は、もう少し下がるかもしれないが誤差だろう。それでも、自分の都合に合わせた予約や行程で、無理なく完遂できたので、終わり良ければ全て良し。楽しかった

東京ディズニーシーのJALラウンジ利用について
クリスタルステイタス以上である必要があるので、権利を維持するには最長でも2年に1回のクリスタル修行が必要。JGC会員というだけでは利用できない。

まだ紹介できていないこと

JGC修行から発展した「JGP修行」まで含めれば、全部で49レグとなる。前回のかなり長くなったファーストクラスで1日4レグの記事ですら、そのうちの1割にも満たない。

ファーストクラスについて、JGC修行に持って行ってよかったもの、移動中に撮った写真等、紹介できていないものは色々ある。今回の記事の本筋からは外れるので、また別の機会に紹介する。また旅のサブテーマとして、各地の水族館を巡るというものがあった。

Collage of Aquariums 1
水族館巡りの旅

JGC修行と一緒に進めた現地の写真も含め、いつか紹介できればと思う。

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更新日2023年12月29日
執筆者CamTrip
コメント(3件)

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  1. 通りすがりの読者(コメントID:703490)

    ちょっと、お金かけすぎ、修行ではないので、そんなもんかな
    今後は、もうグローバルには簡単にはなれないので、よかったですね

  2. g.O.R.i(コメントID:703488)
    コメント先:ファーファ(コメントID:703486)
    >二度とやりたくない、とまでは言わないが、やらなくて済むならやりたくない。 こんなに飛行機に乗りに乗ったら、次に必要があって乗るときにノイローゼで蕁麻疹でそうw

    なんか逆に一般人が「わーい!飛行機!」ってなっている横で「う、うん……早く終わらないかな……」とかなりそうですよねw そういうの今度聞いてみますw

  3. ファーファ(コメントID:703486)

    >二度とやりたくない、とまでは言わないが、やらなくて済むならやりたくない。

    こんなに飛行機に乗りに乗ったら、次に必要があって乗るときにノイローゼで蕁麻疹でそうw

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