【レビュー】MOFTーー薄くて軽い、貼り付けるノートPCスタンド
MacBook Proで長時間作業していると首が疲れる。肩が疲れる。次第には頭も痛くなり、目にも疲労が溜まってくることを実感する。一般的にノートパソコンで作業する姿勢は身体にそこそこの負担が掛かっているのだ。
近日中にクラウドファンディングを通じて日本上陸が決まっているノートPCスタンド「MOFT」を使えば、この問題が解消される。解消されるどころか、これに慣れると通常状態では物足りなく感じてしまう。
まだクラウドファンディング開始前だが、サンプル品を提供していただき試すことができたので、その魅力を紹介する!
調整できる2段階の角度によって使い分けができる便利さ
簡単に本体の外観を紹介する。本体には独自のPUとファイバーグラス素材が使用され、ファブリックに近いがファブリックよりは硬さがあり強度があるように感じる。

今回はサンプル品ということで、「MOFT × Makuake」と書かれていた。Kickstarterで販売されているモデルは中央に「MOFT」とのみ書かれている。実際に提供させる製品版はKickstarterと同じらしいが、ここを自由にカスタマイズできるプランがあったら需要ありそう。

このノートPCスタンドの魅力は、その薄さと軽さ。厚さは約3mm、重さ約65gとなっていて、ノートパソコン本体に取り付けても余計な重さを追加しない。

貼り付けるためには、背面にある粘着シートを本体に取り付けるだけ。何度貼っても剥がして再利用できると謳っているが、少なからず粘着力は落ちるので何度も貼り直すことは前提にしない方が良いと思う。

貼り付けてみた。「Bluelounge Kickflip」の場合、本体に貼り付けているスキンシール「wraplus」の上から取り付けることはできなかったが、「MOFT」は粘着面が広いためか全く問題なく取り付けることができた。

こちらが25度の角度。かなり急な角度となっていて、本体手前が机に当たってしまう点は注意が必要。15度も多少当たるが、25度ほど気にならなかった。

スタンド部分は本体にマグネットで貼り付く仕組み。裏面を下に持っても基本的に落ちてくることはない。MacBook Proを裏返しにし、スタンド部分を持ち上げると接着面の広さがよく分かる。

貼り付けの注意点としては、MacBook Proの場合、本来裏にあるゴム足より上はわずかに本体が湾曲しているため少し浮いてしまう。僕はギリギリの位置で貼り付けてしまったが、ゴム足の位置に合わせて設置した方が粘着力をキープできる気がしている。

「MOFT」のある生活:15度も最高だが25度も意外と良い
13インチ型MacBook Pro(2018)に「MOFT」を付けた状態で作業してみた。結論から言うと、予想以上に良かった。
最も使用頻度が高いのは、2段階のうち低い方の15度。感覚的に「Bluelounge Kickflip」に近い傾斜となっていて、首や肩の負担を抑えつつも文字が打ちやすく感じる。

2段階のうち高い方の25度。これはかなりの傾斜となっていて、この状態で文字を打つことはできないことはないものの、15度の状態ほど打ちやすいとは感じなかった。

ただし、当然ながら25度の方がディスプレイの位置が高くなり、首や肩への負担はより軽減される。外付けキーボードとマウスを利用すればより良い姿勢で作業することができるので、使いようによっては便利かもしれない。
真正面から見たアングルがこちら。ここで注目してもらいたいのは、「MOFT」がゴム足よりも厚みがあるということ。

これは「MOFT」唯一の欠点とも言える。キーボードの手前を思いっきり押すと浮いてしまうため、取り付けたらスタンドがない状態での作業は心ばかりしづらく感じるかもしれない。
僕は取り付けた以上、常にスタンドを立てた状態で作業したいと思っているので特に問題なし。唯一、スタンドを使わないシーンは膝の上で作業する時だが、僕の膝の上は筋トレ不足で机のように固くないため、上記欠点がそもそも問題にならない。
そして25度の状態。姿勢は同じなので、15度比べてディスプレイ位置が上がっていることが確認できる。

真横から。暗くなってしまったが、こちらがスタンドを立てていない状態。

15度の状態。僕のようにガツガツ叩いてもスタンドは支えてくれる。

ハードタイパー(ハードにタイピングする人)にとって気になるのは文字を打っているときの安定感だろう。僕は13インチモデルに取り付けているので本体の端にあるキーを叩いても大きくブレたりはしないが、15インチモデルの場合は未確認。
13インチモデルでも全くブレないわけではないが、打っている時にガタガタするようなことはなく、意図的に押さなければ安定感は抜群。心配な人もいると思うので、実際に意図的にブレることが分かっている場所を押してた動画を載せておく。
上記のように意図的に押せばガタガタするものの、基本的にはパームレストの部分に手のひらがあり、指先でキーボードを叩いている状態になっているはずなので、問題になりづらいとは思う。
25度の状態では、キーボード操作よりもトラックパッド操作が多い画像編集などをする時に便利だった。画面をまじまじと見ている時間が長く、画面位置が高い方が身体への負担が軽減されているように感じた。

「MOFT」のクラウドファンディングは近日中にスタートする予定。興味がある人は、開始と同時に最も安く手に入る早割価格で購入できるように下記ページから事前登録するべし!

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