コスパが高いMacBookはこれだ!スペックや性能で比較する

13インチ型MacBook Pro(1.4GHz/4コア、2ポート)のコスパが抜群!16インチモデルの6コアモデルも非常に良い

MacBook Air and Pro Comparison 2019 09

16インチ型「MacBook Pro 2019」が登場したことにより、新しいMacの発表はしばらく落ち着くはず。少なくとも2020年前半ぐらいまではMacBookシリーズは下記ラインナップになると見られる。

今後新しいMacBookの購入を検討している人は、何を基準にどのようなモデルを選べばいいのか。実際にMacで行う作業によって色々と変わってくるものの、基本的な性能でも選択肢をある程度絞り込むことができるはず。

YouTubeチャンネル「Max Tech」がMacBook Air」、13インチ型「MacBook Pro」、16インチ型「MacBook Pro」の下位モデルを比較し、4つのポートを搭載している13インチ型「MacBook Pro」の上位モデルを買うメリットが少ない、と指摘している。2ポートの13インチモデルを選ぶか、16インチ型「MacBook Pro」の下位モデル(6コアモデル)を選んだ方がコストパフォーマンスは良いと結論付けている。

実際に各モデルを購入し使ってきた僕の立場から見てもとても納得感のある検証結果だと思ったので、紹介する!

ハードウェアの比較

まずは本体のサイズや重さ、電池持ち、ディスプレイ性能、キーボード、搭載されている外部ポートの違いについて解説する。

本体サイズと重さ

MacBook Air and Pro Comparison 2019 02

2018年に刷新され、さらに2019年モデルでブラッシュアップされた「MacBook Air」は”Air”の名前が付けられているものの、軽さという意味では実は「MacBook Pro」の13インチモデルとほとんど差がない。本体の厚さは、ウェッジ型ということもあり「MacBook Air」の方が薄く仕上がっているが、重量差はわずか120g。

16インチ型「MacBook Pro」は物理的に大きい分最も重く、「MacBook Air」よりも750g、「MacBook Pro」の13インチモデルよりも630gも重い。

全てのモデルを使ってきた身としては、「MacBook Air」と13インチ型「MacBook Pro」の重量差はほとんど感じられない、と断言しておく。15インチモデルと16インチモデルの170g差も感じられないが、120gももはや誤差と言ってもいいレベル。

一方で、13インチモデルシリーズと16インチモデルはハッキリとした重さの違いを感じられる。

13インチAir 13インチPro
(2ポート)
13インチPro
(4ポート)
16インチPro
高さ 0.41~1.56 cm 1.49 cm 1.62 cm
30.41 cm 30.41 cm 35.79 cm
奥行き 21.24 cm 21.24 cm 24.59 cm
重量 1.25 kg 1.37 kg 2.0 kg

電池持ち

一方で、電池持ちの公称値は、16インチ型「MacBook Pro」は11時間。13インチモデルの10時間を上回っている。最も軽い「MacBook Air」はさらに長い12時間の電池持ちが可能。

実際に使っていて最も電池持ちが長いと体感できるのは、間違いなく「MacBook Air」。僕が持っているのは2018年モデルだが、とにかく電池持ちがとてつもなく良い。行う作業はブラウジングやメール、時々YouTubeはNetflixなど、基本的にはカジュアルにいつでもどこでも仕事をしたい、という人であれば「MacBook Air」は最適解といえる。

逆に13インチ型「MacBook Pro」は10時間の公称値に対して10時間という予想数字さえも見たことがなく、調子が良くても5〜6時間程度。ただし、1.4GHzのCPUを搭載している下位モデルはTDP(熱設計電力)が15Wであるのに対し、上位モデル(2.4GHzのCPUを搭載したモデル)は28Wであることから、同じ10時間という公称値でも理論上は下位モデルの方が電池持ちが優れている可能性が高い

16インチ型「MacBook Pro」は搭載されている電池が物理的に大きくなったため、公称値は10時間から11時間まで伸びているが、僕はそれ以上に大きい電池持ちの改善を実感している。特に僕のように単純に超時間文字を入力している仕事が最も長いのであれば、電池持ちの長さは間違いなく体感できるはず。逆に動画編集などをする上ではそこまでの大きな差はなく、15インチモデルと比べて多少改善された程度だと思った方が良さそうだ。

13インチAir 13インチPro
(2ポート)
13インチPro
(4ポート)
16インチPro
12時間 10時間 10時間 11時間

ディスプレイ性能

「MacBook Air」が刷新された直後は300ニトの輝度が限界だったが、その後のソフトウェア・アップデートにより最大400ニトまで明るくなった。対して、「MacBook Pro」はそれよりもさらに明るくすることができ、最大500ニトの輝度となっている。

13インチと16インチでは物理的なサイズが異るため解像度は異なるが、各モデルともにピクセル密度はほぼ同じ。周囲の光の色合いに合わせてディスプレイの色温度を調整してくれる「True Toneテクノロジー」もすべてのモデルに対応している。

「MacBook Air」と「MacBook Pro」の最大の違いは、広色域(P3)に対応しているか否か。「MacBook Air」は100%RGBまでの表示となっていて、表示できる色数に約25%もの違いがあるとのこと。写真や動画の現像や編集をプロレベルで行うのであれば、「MacBook Pro」の方が安心できるかもしれない。

ディスプレイ性能とは直接関係ないが、16インチモデルは狭額縁デザインになっているため、純粋に画面を開いた時に一番格好良いのは16インチモデルだとは思う。

13インチAir 13インチPro
(2ポート)
13インチPro
(4ポート)
16インチPro
  • 2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、227ppi、数百万色以上対応
  • 対応するスケーリング解像度:
    • 1,680 x 1,050
    • 1,440 x 900
    • 1,024 x 640
  • 400ニトの輝度
  • True Toneテクノロジー
  • 2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、227ppi、数百万色以上対応
  • 対応するスケーリング解像度:
    • 1,680 x 1,050
    • 1,440 x 900
    • 1,024 x 640
  • 500ニトの輝度
  • 広色域(P3)
  • True Toneテクノロジー
  • 3,072 x 1,920ピクセル標準解像度、226ppi、数百万色以上対応
  • 対応するスケーリング解像度:
    • 2,048 x 1,280
    • 1,792 x 1,120
    • 1,344 x 840
    • 1,152 x 720
  • 500ニトの輝度
  • 広色域(P3)
  • True Toneテクノロジー
  • リフレッシュレート:47.95Hz、48.00Hz、50.00Hz、59.94Hz、60.00Hz

オーディオ性能(マイク・スピーカー)

周りに人がいない時、MacBook本体から音を出して作業することは意外と少なくない。その時に内蔵スピーカーの性能がモノを言うのだが、音質は低価格から高価格になるにつれて音質が良くなっている。

Max Techの比較によると、同じ13インチ型「MacBook Pro」でも2ポートモデルよりも4ポートモデルの方がスピーカー性能は優れているとのことで、動画内で聴き比べると確かに違う。

とは言え、やはり圧倒的なのは16インチモデルのスピーカー。僕も16インチモデルに乗り換えて以来、あまりにいもスピーカー性能が優れているので外部スピーカーを使う頻度が減ってしまった。MacBook本体からこの音質が出せるなら十分!

マイクロフォン性能も16インチモデルが群を抜いて優れている。Appleは「人気のあるプロフェッショナルグレードのデジタルマイクロフォンに匹敵する改善されたS/N比を提供し、最も小さな音まで捕らえる超明瞭な録音を実現」と紹介しているが、これまで見てきた海外テックYouTuberが公開してきた音質比較を聞いてみると、これまでのMacBookと比べると格段に音質は良くなっているが、さすがに彼らが使っているような外部マイクを置き換えるほどのクオリティに至ってはいないようだ。

13インチAir 13インチPro
(2ポート)
13インチPro
(4ポート)
16インチPro
  • ステレオスピーカー
  • 3つのマイクロフォン
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
  • ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
  • 3つのマイクロフォン
  • 3.5mmヘッドフォンジャック
  • フォースキャンセリングウーファーを備えた、原音に忠実な6スピーカーシステム
  • ワイドなステレオサウンド
  • Dolby Atmos再生に対応
  • 高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つ、スタジオ品質の3マイクアレイ
  • 3.5mmヘッドフォンジャック

キーボード

MacBook Air and Pro Comparison 2019 07
逆T字型の矢印キーは16インチモデルだけ

現時点で新しい「Magic Keyboard」を採用しているMacBookは16インチ型「MacBook Pro」のみ。物理「esc」キーも逆T字型矢印キーも16インチモデルしか搭載されていない。

キーボードは信頼性はあって当然のことだが、打ち心地の良し悪しで指先の疲れが変わってくる。僕は2015年の12インチ型「MacBook」からバタフライ式キーボードで鍛えてきたため16インチモデルの新しいキーボードを触った時は逆に違和感があったが、使い始めて数週間たった今、久しぶりにバタフライ式キーボードを触ってみて、その打ちにくさに絶叫した。まるでガラスをそのまま叩いているような感覚で、逆に今までこれで何も違和感がなかったことに驚きだ。

これを踏まえた上で、僕は未だに「MacBook Air」のキーボードが好きだ。バタフライ式キーボードではあるものの、本体が手首側に向かって傾斜があるため、手首に掛かる負担が少なく、打ちやすい。

さらに、現行のMacBookラインナップの中で唯一「Touch Bar」を搭載せず、物理ファンクションキーがある機種であることは実に魅力的。アンチ「Touch Bar」の僕に言わせるとキーボードとしての使い勝手の良さは最も優れていると言わざるを得ない。

「Touch ID」はすべてのモデルに採用され、指を置くだけでロック画面の解除や「Apple Pay」による決済が可能。キーボードではないが、トラックパッドは16インチモデルが最も大きく、次に「MacBook Pro」の13インチモデル、そして最も小さいのが「MacBook Air」となっている。

外部ポート

MacBook Air and Pro Comparison 2019 01

Appleは従来ポートをすべてのMacBookから排除し、全モデル共通して「USB-C/Thunderbolt 3」とヘッドホン端子になった。「MacBook Air」と13インチ型「MacBook Pro」の2ポートモデルは左側に2ポート搭載され、13インチモデルの4ポートモデルと16インチモデルは左右に2ポートずつ合計4ポート搭載している。

帯域制限などはなく、全モデル共通して最大5Kディスプレイ(5,120 x 2,880ピクセル解像度、最大60Hz)1枚または4Kディスプレイ(4,096 x 2,304ピクセル解像度、最大60Hz)2枚まで出力可能。16インチモデルは5Kディスプレイを同時に2枚、4Kディスプレイを同時に4枚まで出力するパワーを持っている。

13インチAir 13インチPro
(2ポート)
13インチPro
(4ポート)
16インチPro
ポート数 2 2 4 4
ポート数
  • 1台の外部ディスプレイで5,120 x 2,880ピクセル解像度、最大60Hzに対応
  • 最大2台の外部ディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度、最大60Hzに対応
  • 1台のディスプレイで5,120 x 2,880ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
  • 最大2台のディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度、60Hz、数百万色以上対応
  • 最大2台のディスプレイで3,840 x 2,160ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
  • 最大2台のディスプレイで6,016 x 3,384ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
  • 最大4台のディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
Apple公式サイトで詳細をチェックMacBook Air / MacBook Pro

パフォーマンスの比較

MacBook本体の物理的なサイズが分かったところで、Macを仕事用のマシーンとして使うのであれば気になるのは本体価格に対して得られる性能。もちろん、作業内容によって最適解は異なるものの、1つの目安としてMax Techの動画で紹介されている各種ベンチマークスコアを紹介する。

CPU

まず、各モデルのCPUに関しては以下のように分類することができる。

  • 13.3インチ型MacBook Air(1.6GHz/2コア)
  • 13.3インチ型MacBook Pro(1.4GHz/4コア)
  • 13.3インチ型MacBook Pro(2.4GHz/4コア)
  • 16インチ型MacBook Pro(2.6GHz/6コア)
  • 16インチ型MacBook Pro(2.3GHz/8コア)

「MacBook Air」は唯一のデュアルコアマシーンとなっていて、「MacBook Pro」の13インチモデルは下位モデル・上位モデル共通してクアッドコアに。16インチモデルは下位モデルが6コアとなっているが、カスタマイズで最大8コアまで増やすことができる。

それを踏まえた上で「Geekbench 5」を使ってCPU性能を比較すると、やはり「MacBook Air」が圧倒的に低く、16インチ型「MacBook Pro」が圧倒的に高い。ところが、興味深いことに、13インチ型「MacBook Pro」は、1.4GHzモデル(2ポートモデル)と2.4GHzモデル(4ポートモデル)にほとんど性能差が見られない。価格差は6万円差だが、性能差はわずか4%。

Geekbench score comparison

純粋にスコアを価格で割ることによって出る数値が高い方が”高コスパ”と仮定した場合、13インチ型「MacBook Pro」の2ポートモデは群を抜いて高い。この計算方法だと、2ポートモデルとの価格差が2万円しかない「MacBook Air」はコストパフォーマンスが悪い、という見方になる。

同じようにCPUのベンチマークスコアを測定するために「Cinebench R20」を使って各モデルを比較したところ、結果は「Geekbench 5」とそれほど変わらず。実は13インチ型「MacBook Pro」の2ポートモデルはファンが2つではなく1つしか内蔵されていないのだが、TDPが低いためか、1つのファンでも十分に本体を冷却し、パフォーマンスが犠牲になっていないことが確認できる。

CinebenchR20 score comparison

各モデルのCPUオプション

13.3インチ型MacBook Air
(1.6GHz/2コア)
1.6GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)、4MB L3キャッシュ
13.3インチ型MacBook Pro
(1.4GHz/4コア)
1.4GHzクアッドコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.9GHz)、128MB eDRAM
オプション:1.7GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.5GHz)、128MB eDRAMに変更可能
13.3インチ型MacBook Pro
(2.4GHz/4コア)
2.4GHzクアッドコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)、128MB eDRAM
オプション:2.8GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.7GHz)、128MB eDRAMに変更可能
16インチ型MacBook Pro
(2.6GHz/6コア)
2.6GHz 6コアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.5GHz)、12MB共有L3キャッシュ
オプション:2.4GHz 8コアIntel Core i9(Turbo Boost使用時最大5.0GHz)、16MB共有L3キャッシュに変更可能
16インチ型MacBook Pro
(2.3GHz/8コア)
2.3GHz 8コアIntel Core i9(Turbo Boost使用時最大4.8GHz)、16MB共有L3キャッシュ
オプション:2.4GHz 8コアIntel Core i9(Turbo Boost使用時最大5.0GHz)、16MB共有L3キャッシュに変更可能

各モデルのRAMオプション

13.3インチ型MacBook Air
(1.6GHz/2コア)
8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ
オプション:16GBメモリに変更可能
13.3インチ型MacBook Pro
(1.4GHz/4コア)
8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ
オプション:16GBメモリに変更可能
13.3インチ型MacBook Pro
(2.4GHz/4コア)
16インチ型MacBook Pro
(2.6GHz/6コア)
16GB 2,666MHz DDR4オンボードメモリ
オプション:32GBまたは64GBメモリに変更可能
16インチ型MacBook Pro
(2.3GHz/8コア)
16GB 2,666MHz DDR4オンボードメモリ
オプション:32GBまたは64GBメモリに変更可能

GPU

作業内容としてグラフィック性能が必要なのであれば16インチ型「MacBook Pro」一択、と言っても過言ではない。独立したグラフィックカードを内蔵しているのは16インチモデルのみとなっていて、「Geekbench 5」を使った「Metal」にベンチマークスコアで見ても圧倒的。「MacBook Air」の6倍、13インチ型「MacBook Pro」の約3倍となっている。

Geekbench5 Metal Comparison

ここでもやはり13インチモデル同士の性能差はそれほど大きくなかった。

各モデルのGPUオプション

13.3インチ型MacBook Air
(1.6GHz/2コア)
Intel UHD Graphics 617
13.3インチ型MacBook Pro
(1.4GHz/4コア)
Intel Iris Plus Graphics 645
13.3インチ型MacBook Pro
(2.4GHz/4コア)
Intel Iris Plus Graphics 655
16インチ型MacBook Pro
(2.6GHz/6コア)
AMD Radeon Pro 5300M(4GB GDDR6メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載)
Intel UHD Graphics 630
オプション:AMD Radeon Pro 5500M(4GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)またはAMD Radeon Pro 5500M(8GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)に変更可能
16インチ型MacBook Pro
(2.3GHz/8コア)
AMD Radeon Pro 5500M(4GB GDDR6メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載)
Intel UHD Graphics 630
オプション:AMD Radeon Pro 5500M(8GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)に変更可能

SSD

SSDの性能は、基本的に容量が大きければ大きいほど性能が向上する。よって、MacBook同士でも容量の異なるSSDを比較するのはそれほど意味がない。

それを踏まえた上で、把握しておくべきこととしては「MacBook Air」と13インチ型「MacBook Pro」の2ポートモデルはどちらも下位モデルに搭載されているSSDは128GB、だということ。今やiPhoneでさえも128GBが購入できる今の時代にわざわざMacを買うのに128GBというのはあまりにも少なすぎるのではないかと個人的には思っている。

すべてクラウドで完結する、ということであれば良いかもしれないが、長く使うことを前提として、個人的にはせめて256GBぐらいにしておいた方が良いのではないだろうか。

とにかくストレージ容量が需要、ということであれば16インチ型「MacBook Pro」は最大8TBまでのSSDを内蔵することができる。価格も税別242,000円となっていて「MacBook Pro」の13インチモデルを買えてしまうが、いちいち外部ストレージを併用する必要がないというのは人によって価格を払うだけの価値があるかもしれない。

各モデルのSSDオプション

13.3インチ型MacBook Air
(1.6GHz/2コア)
128GB、256GB、512GB、1TB
13.3インチ型MacBook Pro
(1.4GHz/4コア)
128GB、256GB、512GB、1TB、2TB
13.3インチ型MacBook Pro
(2.4GHz/4コア)
256GB、512GB、1TB、2TB
16インチ型MacBook Pro
(2.6GHz/6コア)
512GB、1TB、2TB、4TB、8TB
16インチ型MacBook Pro
(2.3GHz/8コア)
Apple公式サイトで詳細をチェックMacBook Air / MacBook Pro

総括:結局どれを買うべきか

MacBook Air and Pro Comparison 2019 08

結局のところ、どのMacBookがコストパフォーマンスが高いのか。改めて今のMacBookラインナップを見てみよう。

CPU性能で比較すると、最もコストパフォーマンスが高いのは13インチ型「MacBook Pro」の1.4GHz/2ポートモデル

「MacBook Air」との価格差は2万円だが、CPU性能は約2.7〜2.8倍以上も高い価格差が6万円もある13インチ型「MacBook Pro」の上位モデルである2.4GHz/4コアモデルとの性能差は4%程度となっていてGPU性能差も大きく変わらず。TDPの違いから電池持ちは1.4GHz/2ポートモデルの方が優れている可能性も高く、「MacBook Air」に迫る電池持ちの良さを体感できるかもしれない。

そう考えると、現時点で13インチ型「MacBook Pro」の2.4GHz/4ポートモデルを買う意義を見出すのは非常に難しい。さらに、16インチ型「MacBook Pro」の価格が非常にリーズナブルになっているため、より一層選びづらくなった。

例えば、13インチ型「MacBook Pro」の上位をモデルにSSDを512GB、RAMを16GBにして購入した場合の価格は税別242,800円。これに対し、16インチモデルの下位モデルをそのまま買った場合、CPUは6コア、dGPUとして「AMD Radeon Pro 5300M」(4GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)というモデルが税別248,800円で購入できてしまうのだ。

その価格差、わずか6,000円。13インチモデルの上位モデルを買うよりも、いっそ16インチモデルの下位モデルを買った方が遥かに高いパフォーマンスを手に入れることができてしまう。物理的に大きいため、頻繁に持ち運ぶのであれば13インチモデルのコンパクトサイズが欠かせないかもしれないが、コストパフォーマンスという意味では間違いなく16インチモデルの方が上だ。

13インチ型MacBook Pro
上位モデルカスタマイズ
16インチ型MacBook Pro
下位モデル(6コア)
  • 第8世代の2.4GHzクアッドコアIntel Core i5プ‍ロ‍セッサ(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)
  • True Tone搭載Retinaディスプレイ
  • Touch BarとTouch ID
  • Intel Iris Plus Graphics 655
  • 16GB 2,133MHz LPDDR3メモリ
  • 512GB SSDストレージ
  • Thunderbolt 3ポート x 4
  • 第9世代の2.6GHz 6コアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.5GHz)
  • 16GB 2,666MHz DDR4メモリ
  • AMD Radeon Pro 5300M(4GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)
  • 512GB SSDストレージ
  • True Toneを採用した16インチRetinaディスプレイ
  • Thunderbolt 3ポート x 4
242,800円 248,800円

なお、同じ構成を13インチモデルの下位モデルで行うと税別203,800円になる。どうしても13インチモデルが欲しいのであれば、下位モデルをカスタマイズした方が上位モデルに近いパフォーマンスを手に入れながらも出費を抑えることができそうだ。

13インチ型MacBook Pro
下位モデルカスタマイズ
  • 第8世代の1.4GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.9GHz)
  • 16GB 2,133MHz LPDDR3メモリ
  • 512GB SSDストレージ
  • True Tone搭載Retinaディスプレイ
  • Intel Iris Plus Graphics 645
  • Thunderbolt 3ポート x 2
203,800円

持ち運びはあまりしないので大きい画面で作業したい、という人は16インチ型「MacBook Pro」の下位モデルがおすすめ。数年間使い続けるのであれば、下位モデルでも十分すぎる性能を持っていると言える。正直なところ、僕の作業内容であればどちらかと言うと下位モデルそのままでも十分すぎるぐらい性能が良い。

「MacBook Air」は圧倒的な電池持ち、物理ファンクションキー、お手頃な価格が魅力となっているが、重さもほとんど変わらないため、数年間使うのであれば2万円追加して「MacBook Pro」の下位モデルにした方が長い目で見た時に良さそう。

よって、必要な構成は各々が選ぶとして、2019年12月時点においてMacBookを買うのであれば基本的には以下の2モデルからスタートするのが良さそう。

物理的サイズが小さい方が良いと言う人は、13インチ型「MacBook Pro」の1.4GHzモデルをベースとして必要なスペックをカスタマイズするのが良さそう。どうしてもポート数は左右に2つずつ必要ということであれば13インチモデルの上位モデルを選んでも良いと思うが、少なくとも僕は2ポートでも特に困ったことはない。

物理的サイズが多少大きくなっても良いということであれば、16インチ型「MacBook Pro」の下位モデルの持つ性能は他のモデルと比べ物にならないほど高い。大きい画面が欲しいというや、長時間文字を打つので快適なキーボードを使いたい、という人にとっても16インチモデルは魅力的だ。

ちなみに僕は16インチ型「MacBook Pro」に乗り換えて以来、愛用中。仕事柄、延々と文字を打ち続けているため、新しいキーボードは快適そのもの。大画面も見やすく、MacBook単体で作業していても作業領域が不足すると感じることはない。

みなさんが自分のニーズにマッチした最高のMacにたどり着くために何かしら貢献できていれば幸い!

参考:MacBook AirとMacBook Proのレビュー記事

購入の参考として、僕が書いた「MacBook Air」と「MacBook Pro」のレビュー記事を載せておく。

注意点としては、「MacBook Air」は2018年モデルとなっているため、True Toneディスプレイに非対応のモデルを使っている。13インチ型「MacBook Pro」は2018年モデルだが、2019年モデルとの違いはキーボードが僅かに改良されCPUのクロック数が僅かに向上しているだけなので、参考になるはず。

すべてのモデルはUltimateモデルとなっていて、今回の記事で紹介されているスペックよりは基本的に高い性能を持つが、同時に価格も高い。

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コメント一覧(6件)
  1. toripiyo

    悩んでいたので助かりました!ゲーム、将来的にはモデリングもしようと思い悩んでいたのですがProの16インチの下位モデルにしようと思いました!
    学生であり、iPhoneの買い替えもあるのでMacを買うのは来年夏頃になりそうですー。

  2. 通りすがりの読者

    気持ち悪いカーボン調シート
    カーボンで作ればいいじゃん

    1. g.O.R.i

      カーボン調で誰が作るんだ……?

  3. 通りすがりの読者

    非常にわかりやすく緻密な比較ありがとうございます!ゲームプログラマーを目指していて、そのためにMacBook pro 16を将来への投資と思って検討してるのですが、どうでしょうか。

    1. g.O.R.i

      ゲームプログラマーがどのようなマシーンを使っているのかちょっとよく分からず、ゲームと言ってもかなり範囲が広いのでどこを目指すかによって変わると思いますが、先日、HIKAKINさんが動画で「成長したいならトップが持っているものを買え」(←意訳)的なことを言っておられました👍

      1. 通りすがりの読者

        返信ありがとうございます!決心がつきました!買います!迷ってる時点でダメだぞ自分、と感じてきました!w

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