MacBook Proの電池持ちを伸ばす方法ーーTurboBoostを無効化
「MacBook Pro(2018)」の13インチモデルに搭載されているバッテリーは、電池容量が49.2Whから58Whに増えている。
これは搭載されているCPUがデュアルコアからクアッドコアになったことをカバーするために電池容量を増やしたと考えられ、電池持ちの公称値は10時間から変わっていない。
個人的には13インチモデルにdGPUが搭載されていない分、15インチモデルよりも電池持ちが良いのではないかと思っていたが、結果的に13インチモデルは思っていたほど電池持ちが良くない。
これでは出先で仕事がしやすくするために購入した13インチの魅力が半減。そこで、今回紹介するのはCPUの消費電力を抑えることによって電池持ちを伸ばす方法。具体的には、「Turbo Boost Switcher」というアプリを使い、TurboBoostを無効化し、パフォーマンスを多少犠牲にする代わりに通常よりも長い電池持ちを実現することができる!
TurboBoost無効化で電池持ちが61%も改善
これは、「Instapaper」「Overcast」などのアプリを開発し、Tumblrの共同創設者でもあるMarco Arment氏のブログで公開されていたテクニック。同氏は「Volta」というアプリを使用し、CPUの消費電力を抑えた上でTurboBoostのオン・オフを切り替えた結果を測定。
TurboBoost有効化した場合と無効化した場合を比較すると、電池持ちは61%も伸びていることが判明。
| 電池持ち | Geekbenchスコア シングルコア/マルチコア |
Xcodeのビルド時間 | |
|---|---|---|---|
| TurboBoostあり | 3:09 | 5412/18983 | 34.3秒 |
| TurboBoostなし | 5:05 +61% |
3624/13324 −33%/-30% |
48.9秒 +43% |
この実験では、MacBook ProのSafariで人気ウェブサイトを表示してスクロールし、iTunesで音楽を再生し、これらに掛かった時間と電池残量をまとめたファイルをDropboxにアップロードして同期する、という内容が行われている。同時に「Overcast」のコンパイル作業が動作し、高負荷な作業も含まれている。
TurboBoostを無効化した時の「Geekbench」スコアは、シングルスコアが33%減、マルチコアスコアが30%減となり、Xcodeのビルドにかかった時間は34.3秒から48.9秒まで増えたことが確認できる。
TurboBoost無効化した結果、確かに電池持ちが伸びた
記事を執筆する作業そのものはそれほど負荷の高い作業ではないため、TurboBoostを無効化しても僕自身は仕事に支障をきたすことなく電池持ちを伸ばすことができるのではないかと思い、「Turbo Boost Switcher」を購入してみることに。
まず、TurboBoostが有効化された通常の状態で「Geekbench 4」を使って測定したベンチマークスコアは下記の通り。

続いて、こちらがTurboBoostを無効化した状態で測定したスコア。シングルコアスコアが33%減、マルチコアスコアが25%減となっている。

調べてみたところ、TurboBoostをオフにした状態は「MacBook Pro (13-inch Late 2016)」のシングルコアスコアと同程度、「MacBook Pro (15-inch Retina Mid 2014)」のマルチコアスコアと同程度。そこそこ良い。
肝心な電池持ちだが、これは体感できるほど伸びた。一度の充電で朝から晩まで、とまではいかないものの、途中休憩や移動を何度も挟みつつであれば、朝から夕方ぐらいまで問題なく使うことができた。
僕の作業内容であれば特に支障もなく、とにかく文字を打つだけの作業であればTurboBoostを無効化しても全く問題がない。
15インチ型「MacBoook Pro」は「gfxCardStatus」を使うことによってdGPUを使わずにiGPUのみを使うことによって電池持ちを伸ばす方法があったが、TurboBoostを無効化すればさらに長い駆動時間を実現できるかもしれない!
僕が購入した「Turbo Boost Switcher (Pro)」は9.95ドルでライセンスキーが入手できる。CPUの温度やファンの回転数、バッテリー起動になると自動的にTurboBoostを無効化してくれる機能が備わっている。
購入は下記からどうぞ!
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