Siriの強化、外部連携で実現?ChatGPTやClaudeとの提携検討か
長年の機能不足を解決へ、第三者LLMでSiriを根本的に刷新。2026年iOS 27での実装を目指す
Appleが音声アシスタント「Siri」の大幅な機能向上を目指し、ChatGPTを開発するOpenAIやClaude開発元のAnthropic社との提携を検討していることが明らかになった。Bloombergが報じたところによると、Appleは両社と会議を重ね、第三者の大規模言語モデル(LLM)をSiriの基盤として活用する可能性について協議を進めている。
現在、両社はAppleのPrivate Cloud Computeサーバーと連携可能なモデルの訓練を行っており、Appleも各種テストを実施している。しかし、現行のSiriを完全に置き換えるかどうかについては、まだ最終決定には至っていない。
長年指摘されてきたSiriの課題
Siriの機能不足については何年も前から指摘され続けてきたが、現在特に悪目立ちしてしまっている理由は、AIがメインストリームになりつつあることが大きな要因だろう。実際に他のAIサービスと比較した結果、Siriはスーパーボウルの基本問題で正答率わずか34%の低水準を記録したと伝えられており、競合他社のAIアシスタントとの性能差が浮き彫りになっている。
このような状況を受けて、Appleは抜本的な解決策を模索している段階にある。
Anthropic社のAIモデルが最有力候補
テスト結果では、Anthropic社のAIモデルがSiriに最も適しているとの評価が出ており、両社は既に基本的な財務条件についても予備的な協議を開始している。ただし、Anthropic社は年間数十億ドルという高額な使用料を要求しており、その金額は時間の経過とともに増加する仕組みとなっている。
この高額な費用負担が、AppleがOpenAIなど他社との提携も並行して検討している理由の一つとされている。Appleは将来のSiri向けに独自の大規模言語モデルの開発も進めているが、AI分野での苦戦は業界でも周知の事実となっている。
Apple Intelligence機能の遅延が影響
同社は2024年6月のWWDC基調講演で新しいSiri機能を発表し、iPhone 16シリーズでその機能を宣伝したものの、結果的に技術開発が間に合わなかった。今年3月、AppleはApple IntelligenceのSiri機能を2026年まで延期すると発表し、顧客からの強い反発を招くとともに複数の訴訟も起こされている。
現在、これらの機能はiOS 26のアップデートで導入される予定となっている。AppleのLLM版Siri開発は、iOS 26で提供予定のパーソナライズされたSiri機能とは別のプロジェクトとして進められている。
LLM版Siriは、iOS 26の新機能に続く次世代機能として位置づけられており、2026年秋のiOS 27での登場が見込まれている。AnthropicやOpenAIとの提携により、Appleは独自のAIモデル開発に時間をかけながらも、顧客が期待する最新のAI機能を提供できるようになる。
なお、AppleはすでにOpenAIと提携してChatGPTをSiriに統合しており、iOS 18ユーザーはSiriがより詳細な回答を得るためにChatGPTにリクエストを転送する機能を利用できる。
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