これが現在噂されているiOS 18のAI関連機能だ
Apple独自のチャットボットは実装されず、ChatGPTが活用される見通し
Appleが「iOS 18」や「macOS 15」の新機能として披露を予定しているAI関連機能が明らかになった。Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏の最新ニュースレターによると、ボイスメモの書き起こし、AIを活用した写真のレタッチ、Spotlightの検索精度と検索速度の向上を筆頭に、以下の機能が実装されるという。
- Safarのウェブ検索の改良
- メールやテキストメッセージに対する返信内容の自動サジェスト機能
- Apple独自のLLMを活用した、より自然に聞こえるSiri
- Apple Watch用に改良されたSiri
- XcodeのAI機能実装
- 絵文字のAI生成(入力した文字に対して自動的に絵文字を生成する機能)
- 要約機能(見逃した通知、テキストメッセージ、ニュース記事、ウェブページ、ドキュメント、ノートなど各種メディア形式に対応)
プライバシーを最優先する企業として、大多数の処理はデバイス上で行う。しかし一部の高負荷な処理はM2 Ultra搭載のAIサーバーが動作するクラウドを活用するとみられる。
Apple独自のチャットボットは実装されず、現時点ではOpenAIのChatGPTが採用される採算が大きい。GoogleのGemini採用の話し合いは継続しているが、WWDC24には間に合わない。検索領域で強いパートナーシップを結んでいるAppleとGoogleだが、チャットボットでは先に合意に至らなかった理由は不明。最大のライバルであるSamsungがGeminiを採用している点も影響している可能性はある。
一方でOpenAIとのパートナーシップはハイリスク・ハイリターンだ。女優スカーレット・ヨハンソンの大ファンであると公言しているOpenAIのサム・アルトマンCEOは、本人に音声の利用を断られたのにも関わらず、「Sky」という音声としてスカーレット・ヨハンソンの声をAIで再現して採用した疑いがかけられている。
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