Apple、Google離れを加速!「Find my iPhone(iPhoneを探す)」のウェブ版を自社製のマップに切り替え
AppleがGoogleと極力関わりたくないのは明白だ。その思いが今回の行動にもよく現れている。
iPhoneからGoogleマップを標準アプリから外されたのは「iOS 6」の発表時。これは多くの物議を醸し、「Googleマップ」アプリがリリースされるまで「iOS 6」にアップデートを控える人が続出していた。
それから2年後、Appleは「Find my iPhone(iPhoneを探す)」のウェブ版を「Googleマップ」から自社製地図アプリ「Maps」に切り替えたことが明らかになった!
現在、純正地図アプリのウェブ版も開発中?!
既にiOSデバイス内における「Find my iPhone」アプリでは純正地図アプリのデータを使用していたが、iCloud.comにおけるデータはこれまで「Googleマップ」のデータを使っていた。今回の切り替えによって「Find my iPhone」に関する地図はすべて自社製になったことになる。
Appleは昨年9月頃に「Maps」チームは「新しいウェブプラットフォーム」に関する職種を募集していたことが明らかになっている。募集していた内容がフロントエンドコーダーであることからAppleは将来的に純正地図アプリをウェブでも利用可能にすることも考えられるが、詳しいことは明らかになっていない。
現在、Apple公式ページでは各直営店のアクセスを表示するために「Googleマップ」を使用している。ウェブ版が本当にリリースされたとしたら、これらの地図も「Maps」のデータに切り替わるかもしれない。
着実に「Googleマップ」離れを進めているAppleだが、競合サービスを切り捨てる前に自社サービスに注力してほしいと切に願う。Appleの純正地図アプリを使っても目的地にたどり着ける確率は僕の場合だと半々。未だに全面的な信頼を置けず、結局Androidの「Googleマップ」アプリを開いて使っていることが多い。
地図としての見やすさや使い勝手は純正アプリの方が好きなので、とにかく精度の改善を一刻も早くお願いしたい。
(via 9to5Mac)