【レビュー】「EOS 70D」用にCanon純正の超高性能レンズ「EF24-105mm F4L IS USM」を買ってしまった!
僕は写真を撮るのが好きだ。ただ、「好き」という気持ちだけでは上達も難しいので、2015年は写真撮影の腕を磨きたい。
良い写真を撮るには良い機材も必要だ。機材が良ければ良い写真が撮れるかというと決してそういうことではないが、個人的には良い機材を使うと良い写真を撮ることができる確率が上がるような気がする。
僕は「Canon EOS 70D」を使っているが、使用しているレンズは「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」であることが多い。最近「EF-S24mm F2.8 STM」も買ったが、これはあくまでもスナップショット用で、レビュー用の物撮りをする時はSIGMAを使うことの方が多い。
「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」は確かに良いレンズだ。天気の良い外で利用する時には200mmの望遠が非常に役立つ。
ただ、物撮りする時にはどこか撮っていてモヤモヤする部分があった。写真がシャキッとしない。以前愛用していた「SIGMA 17-70 F2.8 MACRO OS HSM」で撮る写真は好きだったが、あいにく壊れてしまった。
いつかはフルサイズ機を買いたい。だから今からフルサイズ機でも使うことができる標準レンズを購入しよう。そう決めてからぱくたその管理人兼カメラマンであるすしぱくさんに相談に乗ってもらい、標準ズームレンズ「EF24-105mm F4L IS USM」を買うことに決めた!
作例は追々載せるが、まずはゴツゴツとした外観を紹介する!
「EF24-105mm F4L IS USM」を選んだ理由
今回購入した「EF24-105mm F4L IS USM」はCanon純正レンズの中でも超高性能レンズに分類されるレンズ。「F4L」の「L」は「Luxury」の頭文字。目を引く赤いラインはその象徴である。
鏡筒に一本の赤いラインをもつ、EFレンズを代表する超高性能レンズに付けられます。LはLuxuryを意味しぜいたくな光学設計。蛍石や研削非球面をはじめとした特殊光学材料を採用し、諸収差を良好に補正します。描写性、操作性、耐環境性などすべてに卓越した性能を実現。その信頼性は、世界のプロフェッショナル、報道写真家から絶大な支持を得ています。
ラグジュアリーと言われているだけあって、値段もラグジュアリーそのもの。発売されてから数年経っているため値段はその当時からは下がっているものの、それでも10万円を切る程度だ。冒頭でも書いたが、今後APS-C機からフルサイズ機に乗り換えを検討しているため、初期投資と思い購入を決断した。
最新モデルを買わなかった理由
実は今回僕が購入したレンズよりも新しい標準ズームレンズが2本発売されている。1つは「Canon EF24-70mm F4 L IS USM」、もう1つは「Canon EF24-70mm F2.8L II USM」。
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予算さえあれば「Canon EF24-70mm F2.8L II USM」の購入を検討したかったが、このレンズ、現時点で20万円を切らない。ただでさえ10万円のレンズでさえ震えながら購入ボタンを押した僕が買えるものであるはずもなく、断念。
「Canon EF24-70mm F4 L IS USM」はギリギリのギリギリまで悩んでいた。マクロ機能はこちらの方が性能が高く、本体も僕の購入したレンズよりも軽くなっている。ただし、マクロに関しては別のレンズを購入すれば良いということ、そして望遠が70mmというのが物足りなく感じたため、最終的に「EF24-105mm F4L IS USM」に落ち着いた。
「EF24-105mm F4L IS USM」の外観をチェック
前置きが長くなってしまったが、まずは「EF24-105mm F4L IS USM」の外観を紹介する。箱を開けると突然巨大な何かが出現。
全て取り出してみるとレンズを持ち運ぶためのケースであることが発覚。レンズと同梱されるものとしては予想以上に巨大で頑丈なレンズケースだ。
レンズフードがあまりにも大きくて笑った。今まで持っているレンズとケタ違いの大きさだ。
見よ、この赤いライン!「L」も赤く塗られている!格好良すぎる!
「MADE IN JAPAN」だそうだ。知らなかった。最近、買うものほとんどが「MADE IN CHINA」であるような気がしていたので、思わず撮ってしまった。
焦点距離は24mmから105mm。マクロ撮影における最短焦点距離は0.45m。本体の重さは670g。
「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」と外観を比較
続いて、「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」と外観を比較してみることに!こうして並べてみるとサイズがまったく違う。一回り大きい。
これまで使ってきた「SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」がおもちゃであるかのように見えてしまう。
2015年、「EF24-105mm F4L IS USM」でバシバシ撮るぞ!
以前、とある人に「良い写真を撮るには「ライティング(照明)が7割、被写体が2割、機材が1割」と言われたことがある。機材に手を出す前にライティングを改善するよう、指導された。
それ以降、ライティングは意識するようにはしているが、自宅における物撮りならまだしも、常にベストなライティングのある環境であるとは限らない。被写体もその時々によって異なる。だとすれば、仮に1割だとしても機材は重要ではないかという結論に至った。
カメラは金が掛かる。機材に金を掛ける前に腕を磨くということも大事かもしれない。ただ、僕は「EF24-105mm F4L IS USM」を購入してから写真を撮りたい意欲が劇的にアップした。これまで購入したレンズの中でも最も重いが、持ち運びたくなった。
経験は力になる。写真は撮らないと上手くならない。今まで以上にカメラを持ちだしてシャッターを切りたくなるレンズ。僕が購入した過去最高額のレンズではあるが、物凄く満足している。
今年は「EF24-105mm F4L IS USM」でバシバシ写真を撮るぞ!