【レビュー】HAKUBAインナーソフトボックス:非カメラバッグにカメラを安全収納
クッション性も高く、カメラバッグではないバックパックでもサイズが合えばいい感じ持ち運べる
カメラバッグではないバックパックにカメラを安全に、かつ、バッグ内のスペースを無駄に専有せずに持ち運ぶためにはどうすればいいのか。
カメラバッグとして大いに気に入っている「WANDRD PRVKE 31」だが、10kgを超える重い荷物を長時間背負うと体への負担が大きいことに気付き、一時的に使っていた「Tortuga Outbreaker Travel Backpack」の35リットルモデルを海外から取り寄せてあったので、またしても荷物を移し替えて試している。
基本的な機能は45リットルモデルと全く同じなのでとても良いが、カメラバッグではないため、カメラを安全に持ち運ぶのが難しい。最近、「Canon EOS R」に買い替え、既存のEFレンズを活用できるように「Canonコントロールリングマウントアダプター」を使って愛用している「Canon EF24-70mm F4 L IS USM」を装着しているのだが、ズボラなので可能であればそのまま持ち運びたい。
そこで昔購入して放置していた「HAKUBA カメラバッグ インナーソフトボックス 300(KCS-39-300BK)」を引っ張り出して入れてみたところ、なかなかいい感じに!サイズもバックパックとの相性が非常に良く、まるで最初から備え付きのカメラキューブであるかのようなフィット感になった!
HAKUBAのインナーソフトボックスの種類を比較
今回紹介するHAKUBAのインナーソフトボックスは複数サイズが存在し、僕が使っているのは「インナーソフトボックス 300」というサイズ。
| インナーソフトボックスの種類 | 100 | 200 | 300 | 400 | 500 |
|---|---|---|---|---|---|
| 内寸法 | W130 H90 D80mm |
190 H100 D90mm |
W240 H130 D100mm |
W240 H150 D130mm |
W290 H170 D100mm |
| 外寸法 | W150 H110 D100mm |
W210 H120 D110mm |
W240 H130 D100mm |
W260 H170 D150mm |
W310 H190 D120mm |
| 収納例 | 標準レンズ付きミラーレス カメラ1台 | 標準レンズ付きミラーレス カメラ1台 + 交換レンズ1本 | 標準レンズ付きミラーレス カメラ1台 + 交換レンズ1本 + アクセサリー類 | 標準レンズ付き一眼レフ カメラ1台 + 交換レンズ2本 + アクセサリー類 | 標準レンズ付き一眼レフ カメラ1台 + 交換レンズ2本 + アクセサリー類 |
| 中仕切り | なし | 1枚 | 2枚 | 2枚 | 2枚 |
内寸法はW240×H130×D100mm、外寸法はW260×H150×D120mmとなっていて、蓋を除き、内蔵されている2つの仕切りを含むすべての面には厚さ10mmの分厚いクッションが入っている。機材を安心して持ち運ぶことができる。

HAKUBAブランドアピールも最小限となっていて、右下に小さくロゴが入っているだけ。

Canon EOS Rを横向きに入れればジャストフィット
実際に「Canon EOS R」を収納するとこのような状態に。実に絶妙なサイズ感。

「Canon EF24-70mm F4 L IS USM」の場合、付けたまま入れるには少し収納スペースに余裕があるため、仕切りをつかってカメラが動かないように固定する。

無駄に仕切りを2枚使っているが、1枚で十分固定される。逆に「Canon EF24-105mm F4L IS USM」はもう少し長さがあるので、少しスペースに余裕があった方が個人的には使い勝手が良い。スペースが空いている場合はレンズクリーナーやハードメモリーカードケースなどを入れておいても良さそう。

注意点としては、「インナーソフトボックス 300」のサイズでは、カメラ本体をそのまま入れるとケースの高さが足りないこと。

「Canon EOS R」のボディは約135.8mm(幅) × 98.3mm(高さ) 、「インナーソフトボックス 300」は約240mm(幅) × 130mm(高さ) × 100mm(奥行き)となっているため、横に傾けると高さが5mm足りない。

ただ、僕は5mmのためにもうひと回り大きいサイズのインナーケースを選ぶ必要はないと判断し、このまま使っている、仕切りを少し引き上げて固定すれば、個人的には気にならない。

バックパックのサイズに程良くフィットする点も魅力
「インナーソフトボックス 300」が気にいっているもう1つの理由は、バックパックのサイズに程良くフィットする点。
「Tortuga Outbreaker Travel Backpack」の35リットルモデルは327.66mm(幅) × 208.28mm(奥行き)だが、「インナーソフトボックス 300」は約240mm(幅) × 130mm(高さ) × 100mm(奥行き)。幅には少し余裕があるが、他の荷物を邪魔することなく、省スペースでバッグの中に収まってくれる。

これまではLowepro製カメラバッグ「トップローダーズーム 50 AW2」を愛用してきたが、この形状ゆえ、限られたカバンの中のスペースを無駄に占有してしまっていた。
「HAKUBA カメラバッグ インナーソフトボックス 300(KCS-39-300BK)」に変えてからはパッキングもしやすく、とても気にいっている。既存のバックパックをそのままカメラバッグとして使えるのがとても良い。価格も僕が使っているモデルで約1,300円、一番高いモデルでも約1,800円と非常にリーズナブル。
いくつかレンズなどがあり持ち運びたいが、わざわざカメラバッグを別途買うほどではない、という人はHAKUBAのインナーソフトボックスを検討してみてはどうだろうか。
売り上げランキング: 5,875
売り上げランキング: 14,706
売り上げランキング: 11,453
売り上げランキング: 102,805

もっと読む

白いバックパックを使って気づいた、地味だけど意外と重要な弊害

WANDRD PRVKE V4が登場。個人的にめちゃくちゃ期待しているワケ

Shimoda新製品「サイドバックパック」シリーズ登場!軽量性と機動性を重視したアウトドアフォトグラファー向けバッグ

Anker×コクヨのスマートポーチ、再販開始。ガジェットと文具を収納できる大人気アイテムの在庫が復活

【レビュー】1年使って確信!Shimoda Action X40 V2はクリエイターパパの最強バッグ

Ankerがコクヨと共同開発したガジェットポーチ「Anker Smart Pouch」ハンズオン

Peak Design、アウトドアに特化した「Outdoor」シリーズを発表

カメラバッグ沼。PGYTECHの OnePro Focuxを支援した

2024年上半期に買ってよかった、生活がちょっとだけ便利になるアイテムまとめ

WANDRD、カジュアルユースを想定した新しいバックパックを2種類発表。クラファンをスタート

山用カメラバッグメーカーから、シティユースに絶妙なサイズで本格的なカメラバッグが誕生

【レビュー】Shimoda Action X40 v2 イエロー:絶妙なサイズ感とビビッドなカラー

ShimodaのActionシリーズ、V2にアップデート。新登場のX40は絶妙なサイズ感

WANDRD、トラベルに特化したTRANSIT Travel Lineを発表

ゴリミーベストバイ2022:今年買って良かったカメラ機材まとめ

探すネットワーク対応バックパック「HyperPack Pro」が登場

2022年上半期のゴリミーベストバイ。買ってよかったものまとめ

ゴリミーのバッグの中身:撮影仕事で大阪1泊2日、持参した荷物

シティユースに最適化されたカメラバッグ「WANDRD PRVKE」を徹底解説【Supported by GIN-ICHI】






