「Google Chrome」の広告ブロック機能、2018年2月15日に有効化
Googleは、「Google Chrome」に標準でアドブロッカー(広告ブロック)機能を実装することを今年6月に発表しているが、同機能は2018年2月15日から有効化されることが正式に発表された。
ウェブ上の広告すべてが廃止されるのではなく、業界団体「Coalition for Better Ads」が設定した基準や条件を満たさない広告が対象。
メディア運営者、注意!問題がある広告を表示している場合は「Search Console」で警告される
広告ブロック機能の提供はChromeのアップデートとは関係なく、単独の機能として有効化される予定。参考に、「Chrome 64」は1月23日、「Chrome 65」は3月6日にリリース予定となっている。
メディア運営者は2018年2月15日以降、「Search Console」内にある「広告に関する問題レポート」に警告が来ていないか確認する必要がある。警告から30日以内に修正を行った上で再審査を受ける必要があり、期限内に修正しない場合、サイト上にあるすべての広告が非表示にする(ブロックする)、と説明している。
対象となる広告は、「ユーザーエクスペリエンスを損なうと判断された一部の広告」。AdSenseを含むGoogleのアドネットワークから配信されている広告だとしても、この基準に抵触する場合は表示されなくなる。
ユーザー体験を損なうデスクトップ広告やモバイル広告の一例は下記記事にまとめている。
デスクトップの場合、ポップアップ広告、音声つき自動再生動画広告、カウントダウンタイマー付きの全画面広告、画面下部を覆う追尾型広告の4種類。
モバイルの場合、ポップアップ広告、全画面広告、広告が画面を30%以上覆う広告配置、チカチカするアニメーション広告、音声つき自動再生動画広告、カウントダウンタイマー付きの全画面広告、全画面スクロール型広告、画面下部を覆う追尾型広告が例として挙げられている。
(VentureBeat via TNW)