GoogleのジェネレーティブAI「Bard」、日本語に対応
Googleの大規模言語モデル(LLM)である「PaLM2」を利用
GoogleのジェネレーティブAI「Bard」が日本語に対応した。Googleは、美味しい卵焼きを作るコツ、夏休みの自由研究のアイディア出しなど、「創造性と生産性を高めるパートナー」として試してほしいと案内している。
Googleはさらなる改善を加えて新機能を導入していくために、本日よりウェイティングリストを廃止。英語版Bardを180以上の国と地域に拡大すると発表した。
Bardは、Googleの大規模言語モデル(LLM : Large Language Model)である「PaLM2」を利用。LMは言語のパターンを拾い上げること、それを使って文章の中で次に来る確率の高い単語を予測することを学習する仕組み。しかしLLMの欠点として、現実世界の偏見や固定観念を反映した幅広い情報から学習した内容を反映するため、結果的に「不正確、誤解を招く、または間違った情報を提供することがある」と警告している。
Bard は、1つの質問に対して、複数の回答案を提示する。指示に従わなかったり、質の低い回答を生成した場合に役立つだろう。
また、メールや文書の下書きをBardに頼みたい要望が多くかったことを受け、Bardの回答を直接 Gmailやドキュメントにエクスポートできる機能が提供開始された。「回答をエクスポート」アイコンから、ワンクリックで「Gmailで下書きを作成」や「Googleドキュメントにエクスポート」できるという。
今後は、「Googleで検索」アイコンから、Bardの回答を Google 検索で簡単に確認したり、ウェブ上でソースを探したりできるようになるという。
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