新旧対決!iPad Proの12.9インチモデル(2017/2015)のスペック比較
新登場の10.5インチ型iPad Proと同時に新しくなった12.9インチ型iPad Proが6月13日から発売される。
本記事では2017年6月に発表された12.9インチ型iPad Proと2015年9月に発表された12.9インチ型iPad Proのスペックや仕様を比較してみた。最新モデルを購入するべきか、それとも12.9インチモデルの整備済み商品を購入するべきか悩んでいる人は参考にどうぞ!
12.9インチモデルの性能比較!2年間で何が変わったか
まずは1分程度で分かる、12.9インチ型iPad Proの2017年モデルが初代の2015年モデル進化したポイント・変わったポイントをまとめたので、ご覧あれ!
上記を踏まえた上で、具体的なスペックと仕様の比較は下記表を参考にどうぞ!
新型iPad Pro(12.9インチ) | 旧型iPad Pro(12.9インチ) | |||
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Wi-Fi | Wi-Fi+LTE | Wi-Fi | Wi-Fi+LTE | |
プロセッサー | A10X Fusion + M10 | A9X + M9 | ||
ディスプレイ | Retinaディスプレイ 12.9インチ(対角)LEDバックライトMulti-Touch ディスプレイ 2,732 x 2,048ピクセル解像度、264ppi ProMotionテクノロジー 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング |
Retinaディスプレイ 12.9インチ(対角)LEDバックライトMulti-Touchディスプレイ 2,732 x 2,048ピクセル解像度、264ppi 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング |
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外向きカメラ(iSight) | 12メガピクセルカメラ ƒ/1.8の開口部 最大5倍のデジタルズーム 光学式手ぶれ補正 6枚構成のレンズ クアッドLED True Toneフラッシュ パノラマ(最大63メガピクセル) サファイアクリスタル製レンズカバー 裏面照射型センサー ハイブリッド赤外線フィルタ Focus Pixelsを使ったオートフォーカス タップしてフォーカス(Focus Pixelsを利用) 手ぶれ補正機能を使ったLive Photos 写真とLive Photosの広色域キャプチャ 強化されたローカルトーンマッピング 人体検出と顔検出 露出コントロール ノイズリダクション 写真の自動HDR 自動手ぶれ補正 バーストモード タイマーモード 写真へのジオタグ添付 |
8MP iSightカメラ オートフォーカス パノラマ(最大43メガピクセル) 写真のHDR 露出コントロール バーストモード タップしてフォーカス タイマーモード ƒ/2.4の開口部 5枚構成のレンズ ハイブリッド赤外線フィルタ 裏面照射 自動手ぶれ補正 顔検出 写真へのジオタグ添付 |
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内向きカメラ(FaceTime) | 7メガピクセルの写真 1080p HDビデオ撮影 Retina Flash ƒ/2.2の開口部 写真とLive Photosの広色域キャプチャ 自動HDR 裏面照射型センサー 人体検出と顔検出 自動手ぶれ補正 バーストモード 露出コントロール タイマーモード |
1.2メガピクセルの写真 720p HDビデオ撮影 ƒ/2.2の開口部 写真とビデオのHDR 裏面照射 露出コントロール バーストモード タイマーモード 顔検出 |
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動画撮影 | 4Kビデオ撮影(30fps) 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) 720p HDビデオ撮影(30fps) ビデオの光学式手ぶれ補正 2倍光学ズーム クアッドLED True Toneフラッシュ 1080p(120fps)および720p(240fps)スローモーションビデオに対応 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ 映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p) 連続オートフォーカスビデオ 人体検出と顔検出 ノイズリダクション 4Kビデオの撮影中に8メガピクセルの静止画を撮影 再生ズーム ビデオへのジオタグ添付 |
1080p HDビデオ撮影(30fps) 720p(120fps)スローモーションビデオに対応 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ ビデオの手ぶれ補正 3倍ビデオズーム 顔検出 ビデオへのジオタグ添付 |
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Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.0 | ||
Touch ID | 第2世代 | 第1世代 | ||
Smart Connector | ◯ | |||
スピーカー | 4基 | |||
電池持ち | Wi-Fi:最大10時間 | Wi-Fi:最大10時間 3G/LTE:最大9時間 |
Wi-Fi:最大10時間 | Wi-Fi:最大10時間 3G/LTE:最大9時間 |
容量 | 64GB 256GB 512GB |
32GB(Wi-Fiのみ) 128GB 256GB |
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縦幅 | 305.7mm | |||
横幅 | 220.6mm | |||
厚さ | 6.9mm | |||
重さ | 677g | 692g | 713g | 723g |
カラー | ゴールド スペースグレイ シルバー |
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価格 | 64GB:86,800円 256GB:97,800円 512GB:119,800円 |
64GB:101,800円 256GB:112,800円 521GB:134,800円 |
32GB:94,800円 128GB:112,800円 256GB:130,800円 |
128GB:128,800円 256GB:146,800円 |
CPUは劇的に進化!作業効率向上に期待
新しい12.9インチモデルの外観は初代12.9インチモデルと全く同じ。サイズは全く同じ、重量はわずかに軽くなったがほぼ変わらず。
ただ、中身は劇的に進化している。
6コアのCPUと12コアのGPUを搭載した「A10 Fusion」は「A9X」チップよりもパフォーマンスが最大30%、グラフィックス性能が最大40%高速化しているというのは10.5インチモデルと同じ。以前に増して作業効率が上がることが期待できる。
念願のTrue Toneディスプレイ搭載、ProMotionテクノロジーに対応
ディスプレイは大きく進化。9.7インチモデルには先行して採用されていた広色域(P3)に対応したTrue Toneディスプレイにようやく対応し、さらには2017年モデルから新たに導入された「ProMotionテクノロジー」にも対応。最大120Hzのリフレッシュレートが得られるため、特に「Apple Pencil」を多用する人は恩恵を受けることができるはず。
カメラ性能はiPhone 7と同レベルに!画質が劇的に向上
カメラ性能もiPhone 7並にアップグレード。個人的には12.9インチモデルを持ち上げて撮影しようとは思えないものの、そのような使い方をする人にとっては劇的進化であることは断言できる。ドキュメントスキャナーとしてカメラを活用している人でもスキャンした資料のクオリティは上がると予想される。
「Touch ID」は第2世代に、ストレージ容量も最大512GBに
「Touch ID」も高速認証できる第2世代にアップグレード。ストレージ容量はベースモデルが64GBになり、最大512GBまで用意されている。コンピューターの代わりとして活用している人にとっては良い選択肢だと思うが、一般的なタブレットとしての用途であれば多くても256GBで十分ではないだろうか。
コンピューターの代わりを狙う12.9インチモデルという存在
僕は初代の12.9インチモデルを所有しているが、やはりかなり大きい。家の中でカジュアルに使おうとして手に取ると想像以上のズッシリ感に驚く。「12.9インチiPad Pro用Smart Keyboard」と組み合わせて持ち歩いているとノーパソ顔負けの存在感になる。
僕は今回発表された新モデルのうち、10.5インチモデルをチョイス。ネットやタイムラインを見たり、雑誌や電子書籍を読むなどコンテンツ消費デバイスとして使う予定なので12.9インチモデルでも良いのだが、いざ持ち運ぶとなると僕の中では12.9インチは少しサイズオーバーかつ重量オーバー。
自宅やオフィスの据え置きデバイスとしてコンピューターの代わりに活用するには12.9インチモデルは良いかもしれない。特に「iOS 11」で劇的に進化したマルチタスク機能を組み合わせることによってあらゆる操作がスムーズになることが期待される。
また、イラストレーターやデザイナーなどペンタブとしてiPadを活用している人にとっては10.5インチより12.9インチの大きい画面サイズの方が作業しやすいはず。「ProMotionテクノロジー」対応によって今まで以上になめらかな描画ができると予想される。
12.9インチモデルは万人にオススメできるサイズではないが、既に12.9インチモデルを持っている人でバリバリ活用している人にとっては良いアップグレードではないだろうか。気になる人はチェックしてみるべし!
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