新旧モデル対決!12インチ型MacBook(2017/2016)のスペック比較
1年以上アップデートされていなかった12インチ型MacBookもようやく2017年モデルが登場した。
12インチ型MacBookの最大の魅力はその軽さとコンパクトさ。一方で、その携帯性を実現するためのスペックが犠牲にされ、思うように作業ができないという理由で購入を見送っていた人もいるのではないだろうか。
2017年モデルはついにその弱点を克服したかもしれない!本記事では12インチ型MacBookを2017年モデルと2016年モデルでスペックや仕様を比較してみた!最新モデルを購入するべきか悩んでいる人は参考にどうぞ!
12インチ型MacBookの性能比較(2017年 VS 2016年)
まずは1分程度で分かる、12インチ型MacBookの2017年モデルが2016年モデルから進化したポイント・変わったポイントをまとめたので、ご覧あれ!
- CPUがIntelの第7世代プロセッサ「Kaby Lake」にアップグレードされ、「Core m」シリーズだけではなく「Core i5/i7」が選択可能に
- GPUが「Intel HD Graphics 615」にアップグレード
- RAMが最大16GBまで搭載可能に
- キーボードが第2世代バタフライ構造に
- SSDが50%高速化
- 60Hzの外部ディスプレイで最大4,096 x 2,304ピクセル解像度をサポート
- 2016年モデルよりも値上げ
上記を踏まえた上で、具体的なスペックと仕様の比較は下記表を参考にどうぞ!
2017年モデル | 2016年モデル | |||
---|---|---|---|---|
256GBモデル | 512GBモデル | 256GBモデル | 512GBモデル | |
ディスプレイ | 12インチ / 2,304 x 1,440ピクセル / 226ppi | |||
CPU | 1.2GHzデュアルコアIntel Core m3(Turbo Boost使用時最大3.0GHz)、4MB L3キャッシュ | 1.3GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.2GHz)、4MB L3キャッシュ | 1.1GHzデュアルコア Intel Core m3 / Turbo Boost使用時最大2.2GHz / 4MB共有L3キャッシュ | 1.2GHzデュアルコア Intel Core m5 / Turbo Boost使用時最大2.7GHz / 4MB共有L3キャッシュ |
RAM | 8GB 1,866MHz LPDDR3オンボードメモリ | 8GB 1,866MHz LPDDR3オンボードメモリ | ||
GPU | Intel HD Graphics 615 | Intel HD Graphics 515 | ||
ストレージ | 256GB | 512GB | 256GB | 512GB |
電池持ち | 最大10時間のワイヤレスインターネット閲覧 最大12時間のiTunesムービー再生 |
最大10時間のワイヤレスインターネット閲覧 最大11時間のiTunesムービー再生 |
||
内蔵バッテリー | 41.4Whリチウムポリマーバッテリー | |||
ポート | 「Type-C」USBポート (USB 3.1 Gen 1) |
|||
キーボード | 第2世代バタフライキーボード | 第1世代バタフライキーボード | ||
カメラ | 480p FaceTimeカメラ | |||
高さ | 0.35〜1.31cm | |||
幅 | 28.05cm | |||
奥行き | 19.65cm | |||
重量 | 0.92kg | |||
価格 | 142,800円 | 175,800円 | 128,800円 | 158,800円 |
「iMac Pro」や「iPad Pro」、「HomePod」の衝撃的なハードウェア発表ですっかり目立たなくなってしまった12インチ型MacBookの新モデルだが、実はユーザーがかなり恩恵を受けるようなアップデート内容となっている。
「Core m5/m7」ではなく、「Core i5/i7」が選択可能に
まずはCPU。Intelの第7世代プロセッサ「Kaby Lake」にアップグレードされ、オプションとして「1.3GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.2GHz)、4MB L3キャッシュ」または「1.4GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)、4MB共有L3キャッシュ」に変更可能となっている。
この「Core i5/i7」はSkylakeの「Core m5/m7」の後継プロセッサだが、「Core i」シリーズになったということはそれ相応のパフォーマンス改良が体感できるのではないだろうか。なお、SkylakeからKaby Lakeは約20%の性能向上だと言われている。
このお陰なのか、ディスプレイの出力性能が改善されている。30Hzで最大3,840 x 2,160ピクセルの解像度をサポートしていた2016年モデルから、60Hzで最大4,096 x 2,304ピクセル解像度をサポートするようになっている。
RAMが最大16GB搭載することが可能に、SSDも50%高速化
2017年モデルはついにRAMを最大16GBまで搭載することが可能になった。多数のアプリケーションを行ったり来たりする人ならば恩恵を受けるはず!
また、スペック表にはないが壇上では搭載されているSSDが50%高速化されていることが発表されていた。MacBook Proシリーズと同じSSDを搭載しているのであれば日頃の操作は劇的に改善され、16GBのRAMと組み合わせると旧モデルでもたつきがちだった作業が驚くほど快適になるのではないだろうか。
第2世代バタフライ構造のキーボードを採用、電池持ちも地味に改善
キーボードも「MacBook Pro(2016)/2017」と同じ第2世代バタフライキーボードを採用し、より安定的な打感が得られるように。
ワイヤレスインターネット閲覧の時間は変わらず10時間だが、iTunesムービー再生時間が地味に1時間伸びている。
旧モデルの弱点を埋めてきた「MacBook 2017」
コンパクトで軽いノート型Macを探している人にとって12インチ型MacBookの2017年モデルは間違いなく「買い」だろう。
CPUの性能が向上し、最大搭載可能RAMも増え、ストレージも高速化され、GPUも地味ながらアップグレードされてたのにも関わらず、筐体は変わらずコンパクトで軽い。価格は2万円ほど高くなってはいるものの、このサイズにこれだけのスペックを詰め込むことができたのは素晴らしい。
もちろん、最新モデルでも負荷の高い作業には向かないことには変わりない。以前のモデルに比べて性能が向上していることは間違いないが、作業効率やパフォーマンスを最重要視するのであればMacBook Proの方が期待に応えてくれるはず。
12インチ型MacBookはとにかくコンパクトさと軽さを重要視する人に最適な端末だ。2017年モデルならパフォーマンスを犠牲にすることなく手軽に持ち歩くことができるのではないだろうか。
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