【レビュー】iPhone用マグネット式レンズ「USHADOW X1レンズシステム」ーー着脱が簡単、ケースもオシャレ
以前紹介した「ゆがみゼロ」と「1秒着脱」を実現するiPhone用マグネット式レンズは、iPhone用カメラレンズとして魅力を感じていたポイントがいくつかある。
1つ目は、売りである着脱の簡単さ。回転させたり、クリップしたりする必要はなく、マグネットでピタッとくっつくので装着が簡単。
2つ目は、用意されている専用ケースがオシャレだということ。いくらレンズが良くても明らかにケース単体の使用頻度の方が高いので、ケースの使い勝手や見た目は大事。
記事執筆時点で目標額に対して1,647%達成している同プロジェクトではあるが、「iPhone X」用のサンプルを貸し出して頂いたので、「USHADOW X1レンズシステム」の実力を紹介する!
iPhoneを本格的なカメラに進化させるマグネット式レンズ
こちらが「USHADOW X1レンズシステム」用のケース。ソフトTPUと木質パネルを組み合わせた素材を使用し、握り心地は良好。ボタンの押し心地および操作性も全く問題なく、単純にツートーンデザインのケースとして非常にクオリティが高い。
音量ボタン側(持った時の左側)の下部にはストラップホールも用意されている。
カメラ周りはわずかな凹みがあり、ひょうたん型にくり抜かれていることが特徴。この形状によって各マグネット式レンズが安全に装着され固定される仕組みとなっている。
早速レンズを装着してみる。広角レンズとマクロレンズが入った持ち運び用のケースがあり、蓋を回転させて開け、レンズを取り出す。
「USHADOW X1レンズシステム」の特徴の1つとして、直接レンズを触る必要がない。レンズ用ケースを開け、そのままケースのカメラ部分に重ねるとマグネットが反応し、ピタッとレンズが張り付く仕組みになっているのだ。
一般的なiPhoneの用カメラレンズの欠点は、本体のカメラに対して正確に取り付けることが難しいこと。ネジのように回転して固定するものもあるが、着脱に時間がかかり、写真を撮りたい時にすばやく撮ることができない。
マグネットで固定される「USHADOW X1レンズシステム」はその欠点を克服している。非常に使いやすく、レンズ交換も簡単だ。
レンズを取り付けた状態の見た目も紹介しておく。ハッキリ言って、次期iPhoneのトリプルレンズのカメラが目立ちすぎとか言っている場合ではない。完全にレンズが主役、iPhoneが脇役という状態になる。
これは広角レンズ。35mm換算で18mmmの焦点距離となっている。
さすがにこの状態で持ち運ぶわけではない上に簡単に着脱できるので、レンズそのもに存在感があっても個人的には全く気にならない。むしろ、一瞬にしてiPhoneが本格的なカメラのようになるのがワクワクする。
広角レンズには、レンズに入り込む光量をコントロールする(反射の防止)ために専用レンズフードも用意されている。装着するとより一層のプロ感が増す。
他のレンズの装着した様子も。こちらはマクロレンズ。最短撮影距離は10mm、撮影倍率は15倍。
3つのレンズを組み合わせればあらゆる撮影環境にiPhone1つで対応できる最強環境に!「USHADOW X1レンズシステム」ではiPhone 7以降に発売されたすべてのモデル用に専用ケースが用意されているため、自分の所有するiPhoneにあったケースを選ぶことによって専用レンズを使うことができる。
「USHADOW X1レンズシステム」の実力を写真サンプルでチェック
では実際に「USHADOW X1レンズシステム」があるとどれほど写真が変わるのか。偶然にも花見に行く機会があったので、その時に撮影した写真を載せておく。使用したiPhoneは「iPhone X」(「iPhone XS」ではない)。
望遠レンズ
まずは望遠レンズから。通常のカメラ(ズームしていない状態)で撮影した時の写真がこちら。
続いて望遠レンズを装着して撮影した写真がこちら。良い具合に寄れる。
「iPhone X」以降には望遠レンズが内蔵されているから望遠レンズは不要、という人もいるかもしれないが、iPhoneの望遠レンズは状況によって自動的にデジタルズームに切り替える上に、そもそもレンズが暗い。
今回はギラッギラな炎天下だったので試す機会がなかったが、光量が少ない環境でズームしたい場合は望遠レンズを装着した方が結果的に綺麗な写真になると考えられる。
広角レンズ
広角レンズは最も活躍する機会の多いレンズだろう。通常のカメラで撮影した時の写真がこちら。
続いて、広角レンズを装着して撮影した写真がこちら。普通に撮影していたら確実に見切れてしまっている部分が見事に収まっている。歪みもパッと見た感じではわからない。
マクロレンズ
使い機会は限られるが、使っていて楽しいのがマクロレンズ。とにかく寄れるので、普段はまじまじと見ることがないものをクローズアップで撮影するとちょっと楽しい。
今回はせっかくの花見だったので、カバンの上に落ちてきた桜の花びらを撮影してみた。
他にもマクロレンズを使うと背景がとてつもなくボケるという好例が撮れたので、参考に載せておく。
「USHADOW X1レンズシステム」は残り約1週間でプロジェクト終了予定。今個人的に最もおすすめできるiPhone用カメラレンズなので、欲しい人はこの機会をお見逃しなく!