AirTag、2019年に発売する計画があった?パッケージにヒント
2年前から発売する準備を進めていたのであれば、開発はさらに昔から行われていたことになる
Appleのスマートタグ「AirTag」は、2019年に発表する計画があったと判明した。
AirTagループに同梱されていた説明書のコピーライト表記には、「2019年」と記載されている。コピーライトにある年号は著作物を発行した年を記載するため、AirTagループは2019年から販売される計画があったと言える。同様の記載は、レザーキーリングにも発見されている。
AirTagは、超広帯域無線通信(Ultra Wide Band、UWB)をサポートするU1チップが内蔵されている。高い精度とARを活用した紛失物を探す機能は、同じくU1チップが内蔵された2019年発売のiPhone 11シリーズ以降で利用できる。iPhone 11シリーズの発表時にU1チップが言及されなかったのは、AirTagの発表が見送られたことが関係している可能性が高い。
AirTagの説明書には「2020年」と記載
一方AirTagのコピーライトは、「2020年」と記載されている。
中にはコピーライトが2021年になっている人も確認されている。1年前以上に出荷を計画していた梱包と最近製造された梱包が混在していると考えられる。
I received a keychain with a 2020
date and AirTag with a 2021 date. pic.twitter.com/kZEageaeS3— David Wilson (@dmwilsonh) 2021年4月30日
AirTagの噂は、2019年4月に浮上。iCloudアカウントへの紐付き、AirPodsと同様のペアリング、通知機能、位置情報の共有、紛失モードなどを9toMacが報じており、2年後に見事的中させている。FCC(米連邦通信委員会)への申請も、同年に行っている。
2年間発表されなかった理由は不明。新型コロナウイルスの影響により外出機会が減り、持ち物を探す機会が減っていることから発表するタイミングを見計らっていたとの情報はある。