「iPhone X」が人に喜ばれると思う点、人を困らせると思う点

「iPhone X」はiPhoneの生誕10周年を祝うに相応しいモデル。「スマホの未来」の言葉に相応しい、最先端のデザインや機能を持って登場した。
僕のように「iPhone 8/8 Plus」は見送って「iPhone X」を待つという人も少なくないとは思うが、最先端の機能で多くの人を喜ばせるであろう一方で、従来のiPhoneと異なる点が多く困らせるであろう要素も色々とある。メリットもあれば、デメリットがあるのは当然だ。
既に「iPhone 8/8 Plus」の予約は受付開始されているが、「iPhone X」は10月27日まで予約の受付が開始されない。メリット以上にデメリットの方が比重が上回るのであれば「iPhone 8/8 Plus」または値下げした「iPhone 7/7 Plus」「iPhone 6s/6s Plus」「iPhone SE」を購入した方が良いかもしれない。
本記事では「iPhone X」が人に喜ばれると思う点、人を困らせると思う点をまとめたので、参考にどうぞ!
「iPhone X」が人に喜ばれると思う点
まずは「iPhone X」を買うべきメリット、人に喜ばれると思う点について紹介する!
上下のベゼルを廃止してコンパクトになった

「iPhone X」の筐体サイズはiPhone 8より大きいがiPhone 8 Plusより小さい。にも関わらず5.8インチディスプレイを搭載できているのは、上下のベゼルやホームボタンを廃止したお陰でディスプレイ対ボディ比率は82%にまでなったから。
厳密に計算するとiPhone 8 Plusの方が画面エリアが「iPhone X」よりも2.6%大きいのだが、iPhone 8に近いボディでiPhone 8 Plusと同じ画面サイズを実現していることは大きな魅力。
「iPhone 7 から片手で操作できるけど、iPhone 7 Plus の画面サイズは捨てがたい……」という人にとって「iPhone X」はキング・オブ・最高なのだ!
ディスプレイが「True Tone」になり、有機ELになり、全面になった

以前も紹介したが、iPhoneで1番利用するパーツといえば間違いなくディスプレイ。LINEをするにしても、写真を撮るにしても、ノーディスプレイ、ノーライフ。
「iPhone X」のディスプレイは新型iPhoneの中で最高峰だ。有機ELを採用し、コントラスト比は1,000,000:1に、解像度も向上し、ピクセル密度もiPhone 8 Plusをさらに上回る458ppiとなっている。
| iPhone X | iPhone 8 | iPhone 8 Plus |
|---|---|---|
| 5.8インチ | 4.7インチ | 5.5インチ |
| Super Retina HD | Retina HD | |
| 2,436 x 1,125 | 1,334 x 750 | 1,920×1,080 |
| コントラスト比 1,000,000:1 |
コントラスト比 1,400:1 |
コントラスト比 1,300:1 |
| 458ppi | 326ppi | 401ppi |
さらに3機種共通して「True Tone」ディスプレイに対応し、ディスプレイがいつでもどこでも見やすく!これを有機ELならではのビビッドなカラーと組み合わせることによって今まで以上に美しいディスプレイを堪能できるだろう。
「Face ID」の登場で「指を置いて認証」が面倒になる
……という想像ではあるが、きっとそうなるに違いない。
「Touch ID」は指をホームボタンの上に置いて認証する、という流れだったが、「Face ID」は指を置く必要がない。仮に机の上にあったとしても軽く覗き込めば顔を認識し、画面をスワイプすればホーム画面が表示される。もちろん、暗闇でも動作するし、グラサンをかけていても問題ない。
「Face ID」は、特に手が濡れている時や両手が塞がっている時に役立つはず!僕の場合、いつも風呂の中で使う時に認証失敗するので、「Face ID」には大いに期待している。
外向き・内向き両カメラの進化

「iPhone X」のカメラは、デュアルレンズが縦並びになっただけではない。外向きカメラに関しては新モデル共通して暗所における撮影が改善されノイズを削減することに成功したと発表されているが、「iPhone X」ならではの強みは望遠レンズの光学手ブレ補正対応。
例えば目の前の食べ物を撮りたい時に近寄りすぎると自分の影が入ってしまう、という時にズームを使用することによって写り込まずに済む。これまでは光学手ブレ補正がなく、望遠時にパリッとした写真が撮りづらかったが、今後はディテールに富んだ美しい写真が撮れるはず!
「ポートレートモード」の新機能として「ポートレートライティング」と組み合わせれば今まで撮れなかったような写真が手軽に撮れるように!インスタで良いね爆増待ったなし!

さらにカメラの進化は続く。内向きカメラも「ポートレートモード/ポートレートライティング」に対応し、セルフィのクオリティが格段にアップ!「外向きカメラよりも内向きカメラの方が断然使う」という人にとっても嬉しいアップデートだ。
バッテリー周り、ワイヤレス充電と高速充電

もういちいちLightningケーブルを挿して充電なんて時代遅れになる。置けば充電開始、放置していれば充電完了、必要な時に取って持っていけばOK!
電池持ちに関してはiPhone 8 Plusの方が若干長いものの、iPhone 8に近い筐体サイズでiPhone 8 Plus並の電池持ちを実現するのはかなり熱い。むしろ、iPhone 7を使っていた人で「iPhone X」に乗り換えた場合、電池持ちの長さに驚くかもしれない。
| iPhone X | iPhone 8 | iPhone 8 Plus |
|---|---|---|
|
|
|
「iPhone X」が人を困らせると思う点
「iPhone X」は最高としか言いようがない点も多数あるものの、時代を先取りしすぎて人を困らせる点や、まだその新しい時代に追いつけずに困らせる場合もある。ここからはその内容について紹介する。
価格が高すぎる
「iPhone X」は高い。「MacBook Air」は税別98,800円で購入できるが、「iPhone X」は64GBモデルで112,800円。256GBモデルが129,800円となっている。
| iPhone X | |
|---|---|
| 64GB | 112,800円 |
| 256GB | 129,800円 |
iPhoneの価格がMacBook Airの価格を上回るということを受け入れられない人もいるかもしれない。それは個人の自由なので、問題ない。コストパフォーマンスを重視するのであれば、値下げした「iPhone 7/7 Plus」「iPhone 6s/6s Plus」「iPhone SE」を狙うのも悪くない選択肢だ。
新しい操作性に慣れないといけない

「iPhone X」はホームボタンが無いため、日頃の操作がガラッと変わる。ホーム画面を表示する方法、マルチタスク画面を起動する方法、コントロールセンターや通知センターを表示する方法はすべてジェスチャーで行う。「Reachability(簡易アクセス)」も用意されていない。
電源ボタンも電源のオン・オフ以外の機能が追加され、長押しでSiriが起動可能。スクリーンショットは音量(大)ボタンとサイドボタンで撮影するようになった。
新しい操作方法を覚えるまで、誤動作、誤操作の連発は仕方ないだろう。指がこんがらがって落とす心配がありそうな人は予め「iPhone X」用ケースを買っておいた方が良さげ。
「Touch ID」ロスと「Face ID」への慣れ

「とりあえず何かあったら押しておけばOK」のホームボタンがなくなることに抵抗がある人や代わりに毎回顔を認証するということを嫌がる人もいるかもしれない。顔を認証される、という響き、確かになんとなくムズムズする気も分からなくもない。
こればかりは慣れるしかないと思うが、「Face ID」に抵抗がある人で今年iPhoneを買い換えたいという人は、「iPhone 8/8 Plus」でも最新機能を十分利用できるはず。
ガラス製のボディ、全面ディスプレイで割る確率が大幅アップ

「iPhone X」はガラス製のボディを採用。まだ「iPhone X」の修理費用は明らかになっていないが、iPhone 8の場合、画面損傷のみであれば17,800円、その他の損傷は38,800円。iPhone 8 Plusの場合、画面損傷のみであれば19,800円、その他の損傷は43,800円も掛かってしまう。「iPhone X」はこれと同等またはこれ以上の価格になると考えられる。
要は本体を落とさなければいいのだが、万が一落としてしまった時の精神的なダメージおよび金銭的なダメージが大きい。「iPhone X」の場合、前面がほぼディスプレイなので、割れたまま使うことも難しそう。修理を余儀なくされそうだ。
なお、最大2回まで、画面修理が1回3,400円になる「AppleCare+ for iPhone X」は22,800円。
ウェブデザインの対応
これは買った人だけではなく、買わない人も影響を受けるというのが難しいところだが、ウェブサイト運営者は「iPhone X」で表示が最適化されるための対応をしなければならない。
「iPhone X の Safari における Web コンテンツの表示」という記事に解説されているが、5.8インチをフルに活かすためには然るべき開発工数が発生することを予め念頭に置いておくべきだろう。
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