【レビュー】素人がeGPUボックス「AKiTiO Node Titan」にグラボ「msi AMD Radeon RX 5700 XT EVOKE OC」を追加するまで
PC組み立てに無知な人にとって、eGPUボックスにグラフィックカードを入れることは超難題なのだ
Other World Computingが取り扱うeGPUボックス「AKiTiO Node Titan」に、グラフィックスボード「MSI Radeon RX 5700 XT EVOKE OC」を取り付けて性能を試す機会を頂いた。ベンチマークスコアを中心に紹介する予定だったが、人生で一度もPCを組み立てたことがない素人にとって、eGPUを組み立てる大変さを紹介したい。
最大85Wの電源力供給に対応、持ち運び用の格納式ハンドル付き
AKiTiO Node Titanは、ダブル幅のフルレングスおよびフルハイトAMD、NVIDIAグラフィックスカードに必要な電力とスペースを持つeGPUボックス。電源は650Wで、内蔵された2×8ピンのPCIe電源コネクタは、PCIeカードへ最大500Wまで提供できる。接続元のMacには最大85Wの電力供給も可能。
本体上部には、格納式のハンドルが用意されている。移動先で高いグラフィックスパフォーマンスを必要とする場合、持ち運びがしやすくなるだろう。
広々とした構造の採用により、グラフィックカードは工具無しで取り付け可能。ネジを回し、カバーを持ち上げることで内部にアクセスできる。
生まれて初めてeGPUボックスを開いた。これからこの中にグラフィックカードを入れる。
最大8K出力サポートのRX 5700 XT、取り付け方が分からず悪銭苦闘
今回使用する「MSI Radeon RX 5700 XT EVOKE OC」は、最大8K解像度をサポートするグラフィックカード。すでに16インチ型MacBook Pro(2019)に内蔵されているAMD Radeon Pro 5500Mでも使いこなせないほどだが、「どうせ試すなら、16インチモデルよりも高性能のもの」という理由でお借りした。
生のグラフィックカードを手に取ったことがなかった僕は、興奮が止まらない。なんて格好良いんだろう。見るからに強そうだ。
ところがグラフィックカードがなかなか差し込み口に入らない。公式動画を見る限りではそれほど手間が掛かるような作業には見えないが、うまく差し込めない。
よく見てみると、eGPUボックスの端子とグラフィックカードの端子が合っていない。提供されたグラフィックボードが非対応のものだったのか、それとも僕が理解できない仕様があるのか。仕方なくメーカーの担当者に聞いてみることにした。
するとメーカーの担当者から衝撃的な言葉が返ってきた。「PCIeにカバーが付いていませんか」と。
PC組み立ての素人ゆえに、PCIeにカバーが付いていることさえも知らず、数時間も無駄にしてしまったのだ。
グラフィックカードに搭載されているポートもカバー付いていることも、あとから気づいた。
グラフィックカードの取り付けだけではない。PCIe電源コネクタの取り付けも初めて。
形、数、方向などが全く分からないまま、用意されているピンに差し込んだ。
電源を差し込み、コンセントを電源タップに入れるときに新たな問題が発生した。
幸いにも過去に同じトラブルに何度も遭遇してきた僕は、すでに3Pプラグ変換アダプタの予備を購入していた。問題なし!
16インチ型MacBook Pro(2019)のアクティビティモニタを開くと、無事認識されている。
動作は非常に静か。僕がメカニカルキーボードを叩いている時の音のほうがよほど大きい。
無事にeGPUボックス「AKiTiO Node Titan」にグラフィックスボード「MSI Radeon RX 5700 XT EVOKE OC」を取り付け、動作させることに成功した。次回は、「Geekbench 5」を使用しベンチマークスコアを計測する。
ぜーーーんぜん分からなくて本当に半泣き状態でやってました。でもできました。すごく嬉しい。。。。残念ながら性能を活用できるシーンがないのですが、ベンチマーク性能は色入と面白かったです!!
あ〜
自作PCやったりしてる人じゃないと分かりにくいかもしれませんね
RX5700XTって確かAMDの最新のグラボですから、結構性能いいと思います!