「新型MacBook Proのタッチバー、便利かも」と思わせてくれるコンセプトムービー
新型MacBook Proの噂が出て以来、タッチバーの使い勝手や用途に大きな注目が集まっている。先日公開されたMartin Hajek氏のコンセプトイメージのお陰でアプリによって変わるイメージが想像できた。
ただ、実はこの「ファンクションキーをアプリによって可変するタッチバーに変更する」というアイディアは実に2年前に考えていた人物がいた。それどころか、そのアイディアを作った本人はAppleに見せていたことが判明した!
「iKeys」ーーアプリごとにユーザーの操作をサポート
このコンセプトムービーを作ったのはŁukasz Majerさん。2014年9月にはAppleにアイディアとして送ったものを一部改変し、再アップロードしたものが現在話題になっている。
タッチバーのことを「iKeys」と呼んでいる。以下、早速どうぞご覧あれ!
個人的にぐっと来たのはフルスクリーンでアプリケーションを作業している時に通知などがタッチバーで表示されるという使い方。これによって誤って通知をクリックしたり操作の邪魔になったりすることが無くなる。
また、ヘッドホンを挿した際に最近再生した楽曲が表示されるのは非常にiPhoneライクで良い。iOSのSpotlightを中心に強化されているコンテキストアウェアネスが今後Macにも反映されると考えると、このような使い方は便利そうだ。
頑なにiOSとOS Xは統合しないーーつまりMacのディスプレイをタッチパネルにすることはないとコメントしてきたAppleの幹部だが、タッチバーを導入することによって現行モデルよりもiOSに寄った体験を提供することができるのかもしれない。
新型MacBook Proは「WWDC 2016」で発表されるかどうかは分からないが、Appleがこのタッチバーをどのように活用することを想定しているのか、気になるところだ。多くのデベロッパーがアプリを対応してくれるといいなあ。
(via The Verge)