Vision Pro、2月発売に向けて準備は順調。CES開催中に何かしらの発表か
直営店で実際に試着した上で購入するため、代理購入は現実的に難しそう
Apple初の空間コンピューター「Vision Pro」は間もなく発売される。Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏の最新ニュースレターによると、1月中に各直営店で十分な在庫を確保した上で、2月中に販売開始するという。
「Appleは来週あたりにVision Proに関する発表を行うだろう」とMark Gurman氏は指摘する。Appleの狙いは、1月10日よりスタートするCES 2024から注目を奪うため。あえて世界最大級のエレクトロニクス展示会に発表をぶつけるそうだ。
発売に向けて、Vision Proを取り扱うApple Storeより従業員2〜4名が本社にて新製品の販売トレーニングを受けている。完了後は店舗に戻り、他の従業員に指導する。
現地時間1月21日には直営店の従業員全員を対象とした3時間のミーティングが設定されている。参加者も現時点では内容を把握していないが、Vision Proの販売トレーニングや販売方法について議論されると見られている。トレーニングはその後も予定されており、翌週以降には在庫用の棚やバックヤードの整備入れ替えのあどが計画されている。
オンライン予約注文について、最寄りの直営店で実際に試着した上で購入可能にする手順になる可能性が高い。ライトシール、バンド、クッションなどのフィット感を調整するためには顔をスキャンする専用アプリを使う必要があり、少なくとも発売当初は店舗来店は必須になりそうだ。
裏を返せば、日本などを含む海外在住者がVision Proを購入しようとしても購入できない。代理購入を依頼しても顔に最適化されたパーツを選択できないため、届いても理想の体験は得られないだろう。
残念ながら日本での発売時期は明らかにされていない。米国での発売後、英国、カナダ、中国での発売が噂されている。