「AirPods 2」と「Powerbeats Pro」の登場でApple純正ワイヤレスヘッドホンの期待高まる
「AirPods 2」が発売され、「Powerbeats Pro」が発表された。次に期待が登場されるのはApple純正のオーバーイヤー・ワイヤレスヘッドホン。
2019年1月時点におけるBloombergの情報によれば、Appleは同製品を2019年後半に発売すると伝えていた。当初は2018年後半に新型「AirPods」とともに発表されると噂されていたが、結果的に「AirPods」の新モデルが先に登場してしまった。
「Apple H1」チップ搭載でプレミアム価格になると予想
「AirPods 2」と「Powerbeats Pro」、どちらも共通して「Apple H1」チップを搭載していることから、さらなる高性能な専用チップを用意していない限り、Appleのワイヤレスヘッドホンも「Apple H1」チップを搭載すると考えられる。
よって、「Hey Siri」に対応し、デバイス間の切り替えをスムーズに行うことができることは間違いなさそう。本体が物理的に大きいため、電池持ちは驚異的な長さになり、ワイヤレスヘッドホンとは思えないレイテンシの低さも実現されるのではないかと期待している。
BloombergによればBoseやSennheiserの上位モデルに対抗する製品になるとのことで、ノイズキャンセリング機能に対応すると言われている。
このノイズキャンセリング機能も、今のAppleならAI技術を駆使するだろう。外の音や耳の形、音楽のジャンルなどをもとに最適なノイズキャンセルのレベルを自動調整してくれるような、他のヘッドホンにはない画期的な機能になると期待している。
ちなみに2018年3月に書いた記事では、僕は「HomePod」の空間認識技術がオーバーイヤーヘッドホンにも適用され、耳に対する空間を自動的に認識した上で音質を最適化してくれる機能を予想していた。これが実現したら熱い……!
デザインに関する情報は現時点で一切ないが、BeatsブランドではなくAppleブランドで出すことから、カラーは白限定でポップではなくエレガントな見た目になると予想。無駄にいやカップの外側にガラスとか採用しそうだが、重くなるのだけはやめて欲しい。
気になるのは価格。「AirPods 2」は初代モデルよりも6,000円ほど値上げし、「Powerbeats Pro」は「Powerbeats3 Wireless」よりも5,000円高い。
「Beats Studio3 Wireless」は34,800円で販売されていることから、少なくとも3万円台後半、場合によっては4万円台に乗るかもしれない。
それでも出たら絶対買う。「AirPods 2」は最高に便利で、「Powerbeats Pro」も運動中や暑い夏場には役立つと思うが、騒がしい地下鉄の中やカフェで集中したい時などにはノイズキャンセリング機能は必要不可欠。
「AirPods 2」も当初の発売時期より遅れていることからApple純正ワイヤレスヘッドホンが年内に登場するかどうかは定かではないが、最高のデザインと最高の機能を備えた製品が出ることを妄想して待ちたい。