WWDC 2020、オンラインイベントとして6月に開催へ
具体的な開催日時などの詳細は、今後数週間以内に発表へ
Appleは現地時間3月13日、「WWDC 2020」(Worldwide Developers Conference=世界開発者会議)を新しいオンライン形式のイベントとして開催すると発表した。WWDCの開催は、今年で31回目。
WWDCは例年、5,000人以上が一堂に会する物理的なイベントとして開催されてきた。「WWDC 2020」は、新型コロナウイルス感染症の感染予防措置として、次期OSを発表するキーノートや開発者向けの各種セッションをすべてオンラインで行う。
具体的な開催日時などの詳細は、今後数週間以内に発表する。
Appleは、「WWDC 2020」をオンライン形式に変更するにあたり、例年開催されるサンノゼ市に対し100万ドルを寄付する方針も明らかにした。
iOS 14/iPadOS 14、iPhone SE 2や新型MacBookも発表か
「WWDC 2020」で開催されるキーノートでは、例年通りiOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOSが正式に発表される見通し。
「iOS 14」は、ソフトウェアの品質を重要視したアップデートとされている。ブラウザやメールのデフォルトアプリをサードパーティ製に指定できる機能やホーム画面にアプリをリスト表示できるページの追加が噂されている。「iPadOS 14」はマウスのサポートを拡大し、Macに近いマウスの操作性を実現すると噂されている。
Appleは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、3月に予定されていたスペシャルイベントを開催しないと見られている。そのため「WWDC 2020」では、最新のソフトウェアに加えて低価格帯の新型iPhone(iPhone SE 2またはiPhone 9)、新型iPad Pro、14.1インチ型MacBook Proや新型MacBook Airが発表される可能性もある。
WWDCはソフトウェアの発表が中心となり、ハードウェアの発表は稀。昨年はMac Pro(2019)とPro Display XDRが発表された。