「watchOS 2」、正式発表!文字盤に好みの写真を指定可能に、ネイティブアプリも今秋登場へ
「OS X El Capitan」、「iOS 9」、「Apple Music」と紹介してきたが、予告されていた通りApple Watch用OSの次期バージョン「watchOS 2」も本日、正式に発表された!
最大のポイントはやはりネイティブアプリを開発することが可能になったということ。Taptic Engine、Digital Crown、加速度センサー、心拍センサー、スピーカー、マイクといった機能にアクセスできるようになったことは大きい。
正式リリースは今秋となっているが、デベロッパー向けには本日からベータ版が配信開始されている。発表内容をまとめたので、参考にどうぞ!
文字盤に写真を指定可能に!タイムラプス文字盤も追加
現状、Apple Watchの文字盤はAppleが用意したもの以外、選択することができない。iPhoneの壁紙のように、Apple Watchでも自分の撮影した写真や好きな画像を壁紙にしたいと思う人も多いだろう。
「watchOS 2」ではついに好みの写真を文字盤に指定することができるようになった。今までよりもよりパーソナルになりそうで、素晴らしい。
タイムラプスムービーの文字盤も発表された。現在地の時間帯に合わせてタイムラプス動画が文字盤として表示される。例えば、現時刻が16時だった場合、16時に撮影されたロンドンのタイムラプス動画が文字盤に表示されるという仕組みだ。素敵!
コンプリケーションの新機能
サードパーティアプリへの開放
ついにサードーパーティアプリもコンプリケーションを提供することができるようになった。
その日の予定を確認できる新機能「Time Travel」
「Time Travel」という面白いネーミングの機能も用意された。時計表示の時にデジタルクラウンを回すとその日に予定されているスケジュールや今後の気温などを最大前後72時間分、早送りして見ることができる。ネーミングは変だが、地味に便利そうな機能だ!
横向きで充電中だと起動する「Nightstand」モード
専用スタンドを使っている人にとっては関係無い話だが、Apple Watchが横向きで充電されている場合、時間と日付、充電状況と目覚ましを表示してくれる「Nightstand」モードが有効化される。アラームが鳴った場合、デジタルクラウンはスヌーズ、サイドボタンはアラームを止めるためのボタンとして機能する。
純正アプリの改善、サードパーティとの連携強化
ここからは現行のOSが強化されたポイントを紹介する!
友達画面を2枚以上用意可能に
サイドボタンを押すと表示される友達一覧。「watchOS 2」ではより多くの友達が追加できるようになった他、Apple Watchから直接追加することができるようになる。
スケッチで複数の色が使えるように
個人的には全く使っていないスケッチ機能だが、これまで単色しか使えなかったところを複数色使用してイラストを描いて送り合うことができるように。
メールアプリで返信可能に
以前紹介した「Spark」は対応していたが、純正のメールアプリもApple Watchからメールの返信ができるようになる。予め設定した定型文、絵文字、または音声入力のいずれかで返信文を作成可能。
サードーパーティのフィットネスアプリとアクティビティアプリの連携
サードーパーティのフィットネスアプリとアクティビティアプリが連携できるようになった。実は個人的に嬉しい機能となっていて、例えばとあるサードーパーティのランニングアプリを使って走行距離や消費カロリーを測定した場合、そのデータがApple Watchのアクティビティアプリに引き継がれ、消費カロリーとして加算されるようになるのだ。
Apple Watchを買って以来、リングを埋めることに必死になっている僕としては非常にありがたい。
Siriでワークアウトを開始可能に
ワークアウト関連ではワークアウトアプリをわざわざホーム画面から探して起動する必要もなくなった。Siriに呼びかけるだけでワークアウトの測定を開始できるようになったからだ。
ワークアウト・アクティビティ情報をシェア可能に
頑張って運動をアピールしたい人に朗報!「watchOS 2」からアクティビティやワークアウトをFacebookやTwitter、メッセージでシェアすることができるようになった。毎回投稿するのはどうかと思うが、特に頑張った日には投稿して自分の頑張りをアピールしても良いかもしれない。
Siriでグランスを表示可能に
Siriを使ってワークアウトを開始することもできれば、グランスを表示することもできるようになった。「watchOS 2」はハンズフリーでできることが広がっている印象を受ける。
ベータ版のリリースは本日から、正式リリースは今秋
「watchOS 2」は本日からデベロッパー向けにベータ版が配布開始されている。正式リリースはiOS・OS X同様に秋頃を予定している。
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