Apple、Final Cut Cameraを正式リリース。iPhoneだけでプロ級マルチカム撮影が可能に
iPad版Final Cut Proと連携することで、撮影した映像をその場でプレビュー・同期し、マルチカム編集まで行うことができる
Appleは6月21日、iPhone向け動画撮影アプリ「Final Cut Camera」を正式リリースした。最大4台のiPhoneを接続して同時撮影・同時録画できるライブマルチカム機能により、iPhoneだけでプロレベルのマルチカム撮影が可能だ。
Final Cut Cameraは、解像度、フレームレート、ProResおよびLogカラーエンコードなどのコーデック対応はもちろん、ISO感度やシャッタースピード、ホワイトバランスまで、細かな設定をマニュアルで調整できる。また、フォーカスピーキングやゼブラインジケータなどのモニタリングツールも搭載し、撮影中に映像のピントや露出を細かくチェックできる。
最も注目すべき機能は、最大4台のiPhoneを同時に使い、異なるアングルから同時撮影・同時録画できるライブマルチカム機能だ。iPad版Final Cut Proと連携することで、撮影した映像をその場でプレビュー・同期し、マルチカム編集まで行うことができる。これにより、iPhoneだけで映画のような映像制作が可能になる。
Final Cut Cameraのリリースは、iPhoneを中心に動画制作を行うユーザーにとって撮影手法や環境の可能性を広げるだろう。iPhoneだけでプロ級の映像制作に挑戦したい方は、ぜひFinal Cut Cameraの新機能を試してみてほしい。
なお、ライブマルチカム機能はiPad版Final Cut Proとの連携が必要で、一部の機能はA13 Bionicチップ以降を搭載したiPhoneでのみで利用可能だ。
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