ユーザー「iPad Pro(2018)の本体が折り曲がっている!」Apple「仕様です」

【image via MacRumnors】
iPad Pro(2018)本体の薄さは5.9mm。あまりにも薄いせいか、YouTuberのJerryRigEverything氏は大きな力を加えなくても簡単に本体が折れ曲がってしまうことを紹介。
さらに、MacRumorsのフォーラムでは買った当初から本体が折り曲がっている、と指摘する声が上がっている。
AppleはThe Vergeに対し、一部のiPad Pro(2018)はアルミニウム筐体がわずかに湾曲している場合がある」と説明。折れ曲がっていることは事実上、仕様であることを明らかにした。
「iPad Proのパフォーマンスには影響がない」
なぜiPad Pro(2018)は折れ曲がった状態で出荷されているのか。
Appleによると、これは製造過程における副作用となっていて、iPad Pro(2018)の金属部分とプラスチック部分を冷却している際に起きてしまうとのこと。使っているうちに現状より折り曲がることやiPad Pro(2018)のパフォーマンスに極端に影響する可能性はないと説明している。
AppleとしてはiPad Pro(2018)が買った当初から折れ曲がっていても欠陥ではない、との見解を示している。
……おっと。これは嫌な予感。
アンテナバンドの関係でLTEモデルの方がこの問題に遭遇している割合が多いようだが、Wi-Fiモデルでも同様の不具合を報告しているユーザーは確認できているとのこと。
Appleは一般的に購入後から14日以内であれば無条件で返品可能。iPad Pro(2018)の場合でもこれらの条件は言うまでもなく適用され、ホリデーシーズンに限り2018年11月14日から2019年1月6日の期間中に購入した商品は2019年1月20日が返品依頼の期限となっている(参考:配送と受取 – Apple(日本))。
問題はその返品期限を過ぎてしまった場合。現段階では決まった対応方法はなく、万が一自分のiPad Pro(2018)の本体が折り曲がっているように見受けられる場合は、最寄りのApple Storeや正規サービスプロバイダに相談した方が良さそう。
「iPhone 6 Plus」は誰でも簡単に手で折り曲げられることが明らかになり、後の「Bendgate」として大きな問題になった。
iPad Pro(2018)の場合は出荷台数もiPhoneと比べて少なくともあり、4年前のようにオオゴトになることはなさそうだが、これほどデザインにこだわってきたAppleが折れ曲がることを「仕様」と言い切るのは、Appleのものづくりに対する姿勢を疑ってしまう。
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