【レビュー】「DJI Mavic Pro Alpine Whiteコンボ」ーーAppleおよびDJI限定モデル
「限定モデル」にめっぽう弱い僕は、Apple Store、Apple公式サイトおよびDJIオンラインストアで限定販売されている「DJI Mavic Pro Alpine Whiteコンボ」を手に入れた。
最初に言っておくと、まだ飛ばすこともできていないどころか、このレビューを書くためだけに一旦組み立ててまたしまってしまった。近郊では飛ばす場所がなく、大雪もあり車も出すこともできず、ただ手元にあるこの限定モデルを眺めるしかできないもどかしさに耐えられず、写真を中心としたレビュー記事を書くことにした。
よって、レビューと言うよりは外観レビューに近い。許して!
いずれ自分で撮影したドローン映像を紹介したいが、本記事の最後にはフリー素材サイト「ぱくたそ」の管理人であるすしぱく(@susipaku)さんが所有している同じ「Mavic Pro」で撮影した映像を参考に載せておくので、ご覧あれ!
4Kビデオ、12MPのRAW写真を可能にするドローン
「Mavic Pro」シリーズは、DJIとして初めて発表したどこへでも持ち運べるよう設計された一般向けドローン。ペットボトルサイズに折り畳むことができるコンパクトなボディに最新のジンバルシステムとインテリジェント機能を搭載し、革新的な飛行性能を備えている。
「Mavic Pro」シリーズ、と呼んでいるのは、「Mavic Pro Platinum」「Mavic Pro」「Mavic Pro Alpine White」という3種類のモデルが存在しているから。「Mavic Pro Platinum」はモーター周りが改良されているため、飛行時間は「Mavic Pro」よりも3分長く、プロペラ音が静音化されているモデル。
仕様を見比べてみると「Mavic Pro」と「Mavic Pro Alpine White」は同じ仕様となっていた。つまり、「Mavic Pro Alpine White」は「Mavic Pro」の別カラーモデルなのだ。機体、送信機、プロペラがすべて「アルペンホワイトカラー」で統一されている。
何かと白基調の製品が多いAppleが限定的に取り扱うのも納得。「iPhone X」のシルバーモデルと並べると妙な一体感があった。
それでは早速本体をチェックしていこう。他の「Mavic Pro」シリーズと異なり、プロペラも白い。プロペラも取り付け方があり、穴に白いリングが付いているプロペラは取り付け口に白い線が入っている方と決まっているようだ。
4つのプロペラのうち、上の2つは自分で取り付ける必要があった。その場で飛ばすわけでもないのに、ドローンの羽を取り付けることに異常に慎重になってしまった。
プロペラを取り付け終わったので、軽く展開してみる。真っ白な筐体ということだけでガジェット感がなくなる不思議。ただ、気になるのはいざ飛ばしたときに目視で見づらくなるのではないか、ということ。ドローンを飛ばした経験は一度しかないのだが、本来は目視に頼らず画面上の操作で完結させるものなのだろうか。
これがリモコン。リモコンも白く、おもちゃのような可愛さがある。
ここにiPhoneを挟み込み、「DJI GO」アプリを使用してバッテリー駆動時間からドローンの現在位置、飛行方向なの各種情報が確認できる。
「Mavic Pro Alpine White」に搭載されているカメラは非常に優秀。12メガピクセルのAdobe DNG形式のRAW画像、本格的な4Kビデオ、フルHDのスローモーションが撮影できる4Kカメラとなっている。
他にも3軸ジンバルシステムを始め、フライトオートノミーシステムで高精度なナビゲーションと障害物回避機能を実現。最高飛行速度は時速65km、最大飛行時間は約27分。
被写体を自動で認識・追尾してくれる「アクティブトラック」機能、iPhoneの画面上でタップした場所まで自動でフライトしてくれる「タップフライ」機能、両手を使ったジェスチャーでシャッターを切ってくれる「ジェスチャーモード」といったインテリジェント機能もあり、自分自身の操作を最低限に済ませて楽しむ方法もある。
それにしても「Mavic Pro Alpine White」のコンパクトさには正直驚いた。サイズは8.5 x 20.4 x 10cm、重量は750g。気軽に持ち運べる設計になっているのに、法規制で気軽に飛ばすことができないのは非常に残念だ。
「Mavic Pro」を使用した空撮映像のサンプル
「Mavic Pro Alpine White」の価格は税込144,800円。実はこのモデル、バッテリーやプロペラが通常よりも多く、長時間の撮影を予定している場合はお得と評判だ。
インテリジェントバッテリーが3つ(通常は2つ)、プロペラが5セット(通常は3セット)含まれている他、通常はショルダーバッグが用意されている収納用アイテムがスリーブとなっているため、場所を取らない。
同梱物一覧は下記の通り。16GBのMicro SDカードも同梱されている親切さ。これを買えばとりあえずドローンをすぐに始めることができるのだ。
いずれ僕もこの美しく真っ白な筐体を空に飛ばして最高の景色を撮りたい。それまでは、最高の景色をすでに撮影しているすしぱくさんの空撮動画を載せておく。
都内近郊では飛ばせる場所が限られているが、僕の回りにいる「Mavic Pro」ユーザーが投稿する映像は空撮でしか撮ることができない、スケールの大きい映像ばかり。
今年の新しいチャレンジとしてドローンデビューしたいという人は、僕とともに「Mavic Pro Alpine White」でチャレンジしましょう!