ノッチデザインのスマホについて、各社「iPhone Xが出る前から考えていた」と言いたがる謎

【image via @VenyaGeskin1】
「iPhone X」が登場後、スマホ各社からこぞってノッチのあるディスプレイデザインを採用したスマートフォンが発表されている。そして、各社は口を揃えて「前から考えていた」と言う。
The Investorによると、LGのモバイル事業を統括する幹部はノッチデザインを搭載する「G7 ThinkQ」について「iPhone X」を模倣しているのではないか、という質問に対し、「Appleより前にこのデザインを計画していた」と語っている。
数年前から構想していたデザインを後出しで出す理由
ノッチデザインを採用しているのはLGだけではない。ASUSの「Zenfone 5」も切り欠きが画面上部中央にある。ついでに「iPhone X」と全く同じ位置に縦並びのデュアルレンズカメラも搭載している。
他にも「OnePlus 6」や「Huawei P20 Pro」を筆頭に、聞いたこともないような中華メーカーのスマホもノッチデザインを採用。「iPhone X」登場後、ノッチデザインはなぜかスマホのトレンドになってしまったようだ。
ノッチのあるデザインはAppleが初めてではない。シャープの「Aquos S2」や「Essential Phone」のあとに登場したが、実際に世界的に売れたのは「iPhone X」のみ。
Appleを模倣したと頑なに認めず、「Appleより前から考えていた」にこだわるスマホメーカー達だが、では、なぜ彼らは構想していた当時にノッチデザインを採用したスマホを発表しなかったのか。
各社色々と理由はあるだろうが、Huaweiのモバイル事業を統括しているLi氏がForbesとのインタビューの中で発言していた内容が最も納得感がある。ノッチデザインは「3〜4年前から考えていた」と前置きした上で、それでも実際に採用しなかった理由として「ユーザーが受け入れてくれるかどうか、自信がなかった」と説明している。
他のメーカーもあれこれ語っているが、結局のところこれに尽きるだろう。要は、Appleがノッチデザインを採用し、それが受け入れられたことを確認した上で投入したメーカーも少なくないだろう。
なぜ欠陥のあるデザインを積極的に採用するのか
僕は、Anrdoidスマートフォンが「iPhone X」を模倣していることに対して不満があるわけではない。昔はXiaomiやSamsungによるパクリで盛り上がっていた時代もあったが、今となっては自分でも驚くほどどうでも良い。
気になっているのは、なぜAppleが妥協したであろうデザインを積極的に採用するのか、ということだ。
確かにノッチデザインはメリットも多い。必要のないベゼルを極限まで削り、画面領域を広くすることができる。また、紙面上の仕様としてもディスプレイサイズを大きく見せることができる。
一方で、Appleがノッチデザインを採用したのは、「Touch ID」の代わりに「Face ID」を採用するため。3Dセンサーや内向きカメラ、スピーカーなどを搭載するエリアが必要だったため、ディスプレイ内に切り込みを入れて配置した、と考えている。
当然、画面が100%そのまま表示された方が良いに決まっているが、それができないからノッチを用意した。よって、最善を尽くしたとは言え、デザインとしては妥協したのではないだろうか。
その妥協したデザインを「前々から考えていた」と言い切っているのは、一体どういう気持ちなのだろうか。
最近のAndroidスマートフォンは機能面でも充実し、AndroidもOSとして進化し続けている。ハードウェアとソフトウェアがそれぞれ独立しているということによる難しさはあれど、色々な意味で「ぶっ飛んでる」と感じるのはAndroid。
かつてAppleのパクリ忍者として名をはせていたSamsungは今や独自路線に走り、個人的には毎年の発表を楽しみにしている。お馴染みのモンスタースペックを徹底的に追求しながらもSamsungらしいデザインが確立されている。

Samsung Galaxy S9+
一緒くたにまとめるのは良くないことは重々承知しているが、その他の多くのメーカーは「iPhoneもどき」を作っているようにしか見えない。スペックがどうであれ、カメラの性能やディスプレイの解像度がどうであれ、パッと見たときの外観が同じだ。
スマホの外観を進化させることはきっとものすごく難しいだろう。それも想像できる範囲内では分かっているつもりだが、iPhoneを追いかけている身として、iPhone以外のスマホはAppleにはチャレンジできないような、攻めたデザインや独自性のあるデザインを追求してもらいたいのだ!
盛り上がっている業界には常にライバルが存在し、互いにしのぎを削って良い製品やサービスを作っている。Appleにも常にライバルは必要。後出しジャンケンせずに前のめりでテンションの上がる端末が今度も登場することに期待したい。
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