2019年のiPhoneは「Face ID」が改良、次期iPadは3Dモデリングに対応か
TFインターナショナル証券のMing-Chi Kuo氏によると、2019年に登場する新型iPhoneは「Face ID」が改良されるとの予想を発表している。
具体的には投光イルミネーターを強化し、「Face ID」利用時における環境光による干渉を低減するという。これにより、ユーザーは顔認証時における精度の向上が期待できそうだ。
新しいiPadは3Dモデリング技術に対応か
Kuo氏は2017年12月時点で2019年のiPhoneには進化したTrueDepthカメラを搭載するとしつつもバッテリーが課題になると説明していたが、今回の予想のように投光イルミネーターを強化するのであればバッテリーへの影響はありそうだ。
iPadの今後の計画に関する情報もある。Kuo氏はAppleの測域、測量技術「Time of Flight(ToF)」をサポートした新しいiPadを2019年第4四半期または2020年第1四半期に発表すると予想。Apple Pencilとの組み合わせでデザインアプリケーションにおいて従来のコンピューターではできない、今までにない新しいプロダクティビティ体験を実現すると予想している。
「ToF」とは聞き慣れない表現だが、KDDI株式会社の用語集によると、照射した光線が対象に当たり、反射光が戻るまでにかかる時間から距離を計測する技術。この技術を利用し、より正確な距離画像の取得が可能になるという。
この技術はiPhoneにも遅くても2020年下半期までには搭載されるとのこと。同氏は以前、外向きTrueDepthカメラは採用しないしないと予想していたが、その考えは変わっていないと強調している。
2019年のiPhoneは2018年と同じ3モデル展開になると言われている。「iPhone XS Max」の後継モデルはf1.6のトリプルレンズを搭載するという噂もある。
また、2018年6月にDigitimesが報じた情報によると、Appleは2019年のiPhoneでLightningを捨てUSB-Cポートを採用する可能性があると伝えている。iPad ProがUSB-Cになった今、この噂は急に現実味を帯びてきた。
噂されているAppleの将来計画
(via MacRumors)