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「iPhone XS/XS Max」よりも「iPhone XR」を買うべき理由

Iphone xr official

iPhone XS」と「iPhone XS Max」は9月21日から発売されているが、6色のカラーラインアップを揃えた「iPhone XR」は10月26日から発売(予約受付は10月19日)される。

iPhone XR」と言えば2018年の新型iPhoneの中でも「廉価版」「エントリーモデル」「安価」というイメージがあり、平たく言えば「iPhone XS/XS Maxより劣っている端末」というイメージがあるかもしれない。

スペックを並べて見比べてみると「iPhone XR」は「iPhone XS/XS Max」に劣る部分もあるかもしれないが、今から2018年の新型iPhoneを購入するのであれば、「iPhone XR」を選んだ方が良いのではないかと思っている。

細かいスペックの違いは「iPhone XS」と「iPhone XR」の比較および「iPhone XS Max」と「iPhone XR」の比較で確認してもらうとして、本記事ではiPhone XR」の持つ魅力と買うべき理由について紹介する!

実際に使う最先端テクノロジーを体験できる機種

iPhone XR」の魅力を理解するためには「iPhone XRは廉価モデル」という先入観を一旦頭の片隅に追いやる必要がある。重要なのは、自分がiPhoneに何を最も求めるか、ということ。

1. 価格が安い

iPhone XR」は「iPhone XS/XS Max」と比べて安い。iPhone XS」の64GBモデルよりも安い価格で256GBモデルを購入することができる

ストレージ容量 iPhone XS iPhone XS Max iPhone XR
64GB 112,800円 124,800円 84,800円
128GB 90,800円
256GB 129,800円 141,800円 101,800円
512GB 152,800円 164,800円

しかも、「iPhone XR」は64GBと256GBの間に128GBのストレージ容量モデルが用意されていて、非常に良心的だ。「64GBでは心許ないが、256GBはさすがにいらない……」という声も少なくないが、「iPhone XR」にはちょうどよい128GBモデルがある。

128GBモデルはApple公式サイトで90,800円。SIMフリーモデルなので、格安SIMで運用することもできる。

2. 電池持ちが良い

物理的に最も大きいデバイスが最も電池持ちが良いと思っている人、残念!少なくともApple公式のスペックシートでは、iPhone XR」が2018年のiPhoneで最も電池持ちが良いと考えられる。

連続通話時間に関しては「iPhone XR」は「iPhone XS Max」と同等だが、インターネット利用は最大2時間、ビデオ再生は最大1時間も長いことが分かっている。そして、いずれの数値においても「iPhone XR」は「iPhone XS」を上回っているのだ。

iPhone XR iPhone XS iPhone XS Max
  • 連続通話時間(ワイヤレス):最大25時間
  • インターネット利用:最大15時間
  • ビデオ再生(ワイヤレス):最大16時間
  • オーディオ再生(ワイヤレス):最大65時間
  • 高速充電に対応:30分で最大50%充電
  • 連続通話時間(ワイヤレス):最大20時間
  • インターネット利用:最大12時間
  • ビデオ再生(ワイヤレス):最大14時間
  • オーディオ再生(ワイヤレス):最大60時間
  • 高速充電に対応:30分で最大50%充電
  • 連続通話時間(ワイヤレス):最大25時間
  • インターネット利用:最大13時間
  • ビデオ再生(ワイヤレス):最大15時間
  • オーディオ再生(ワイヤレス):最大65時間
  • 高速充電に対応:30分で最大50%充電

僕らがiPhoneですることと言えば、ざっくり”インターネット利用”に違いない。モバイルバッテリーを持ち運ぶことは当たり前になりつつあるが、使わなくて済むのであればそれに越したことはない。

iPhone XR」ならモリモリ使い倒しても電池が持ってくれるかもしれない。

3. 筐体サイズと画面表示領域のいいとこ取り

iPhone XR」は「iPhone XS」よりも大きく、「iPhone XS Max」よりも小さい。重さも同様だ。厚さは「iPhone XS/XS Max」の方が薄いが、その分電池持ちが良いと考えれば悪くないトレードオフだと言える。

iPhone XR iPhone XS iPhone XS Max
  • 高さ:150.9 mm
  • 幅:75.7 mm
  • 厚さ:8.3 mm
  • 重量:194 g
  • 高さ:143.6 mm
  • 幅:70.9 mm
  • 厚さ:7.7 mm
  • 重量:177 g
  • 高さ:157.5 mm
  • 幅:77.4 mm
  • 厚さ:7.7 mm
  • 重量:208 g

サイズや重さに関しては個人の好み次第なので良し悪しは判断できないが、個人的に「iPhone XR」が特に魅力的だと感じている理由の1つとして、ディスプレイが「iPhone XS Max」と同じポイント数であることをアピールしておきたい。

iPhone XS Max」から「iPhone XS」に戻すと、横幅が狭い分表示が詰まったような印象を受ける。それはiPhone 8 PlusからiPhone 8に戻したときの感覚と似ている。これも個人の好みだが、僕は「iPhone XS Max」やiPhone 8 Plusの広々とした表示が好きだ。

iPhone XR」は「iPhone 8/XS」系の表示ではなく、「iPhone 8 Plus/XS Max」系の表示になる。ポイントは、「iPhone XR」が「iPhone XS Max」よりも物理的に小さいということ。

つまり、iPhone XR」は「iPhone XS Max」の表示をよりコンパクトな筐体サイズで実現できるということになり、片手操作が多少しやすくなると期待できる。

4. ディスプレイは十分美しい(と思われる)

iPhone XR」が「廉価モデル」と言われる理由の1つはディスプレイ。解像度が低いこととディスプレイが液晶であることが指摘されている。

確かにスペックの数値を見ると見劣りするかもしれないが、解像度はiPhone 8と同じ。Retina解像度である以上、果たしてどれほどの人がその差に気づくのかは疑問である。

もちろん、普段から高解像度のディスプレイを見慣れているという上級者はきっと気になるかもしれないが、大多数の人は全く気にならないのではないかと予想している。

iPhone 8シリーズまで提供されている素晴らしい液晶ディスプレイ技術をさらに進化させてベゼルレスにしたと考えると、液晶ディスプレイモデルの最高峰という見方もできる。

なお、同じベゼルレスデザインでも「iPhone XS/XS Max」と比べてベゼルは多少存在感があるが、ノッチと同じように使っているうちに気にならなくなるだろう。ホームボタンによる上下の分厚いベゼルがあるよりは格好良い。

5. カメラはシングルレンズだが最新機能に対応している

ディスプレイに続き、「iPhone XR」が「iPhone XS/XS Max」よりも劣っていると感じるもう1つの理由はカメラだ。デュアルレンズの「iPhone XS」シリーズに対し、「iPhone XR」はシングルレンズ。

確かに性能差はあるが、日常的に使う上では「iPhone XR」でも言うほど困らない気がしてならない。むしろ、「iPhone XS/XS Max」ならではの新機能である「深度コントロール」や「スマートHDR」は「iPhone XR」でも利用できるポートレートモードも、一部のポートレートライティングもシングルレンズで利用できるのだ。

iPhone XR iPhone XS/XS Max
  • 12MP広角カメラ
  • ƒ/1.8の開口部
  • 光学式手ぶれ補正
  • 最大5倍のデジタルズーム
  • 写真とLive Photosの広色域キャプチャ
  • クアッドLED True Toneフラッシュとスローシンクロ
  • 進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード
  • 3つのエフェクトを備えたポートレートライティング(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明)
  • 写真のスマートHDR
  • 12MP広角カメラと12MP望遠カメラ
  • 広角:ƒ/1.8の開口部
  • 望遠:ƒ/2.4の開口部
  • デュアル光学式手ぶれ補正
  • 光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム
  • 写真とLive Photosの広色域キャプチャ
  • クアッドLED True Toneフラッシュとスローシンクロ
  • 進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード
  • 5つのエフェクトを備えたポートレートライティング(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ))
  • 写真のスマートHDR

唯一「iPhone XR」で利用できないのは光学2倍ズーム。ズームを普段から使わないという人は、カメラ性能欲しさに「iPhone XS」シリーズを選ぶ必要はないのだ。

6. カラフルな6色展開が個性的

iPhone XS/XS Max」にはゴールドモデルが復活しているが、言ってしまえば見慣れたカラバリだ。時代によって雰囲気は多少変わっているが、基本敵には黒系、シルバー系、ゴールド系となっている。

iPhone XR」は待望のホワイト・ブラック・ブルー・コーラル・イエロー・(PRODUCT)REDの6色展開純正クリアケースが用意されるというもあり、カラフルな色合いをアピールできる。

記事執筆時点では実物を目にすることができていないが、写真を見る限りではポップなカラーでありながらガラス製ボディならではの高級感が感じられる仕上がりとなっているように見える。

7. 「A12 Bionic」搭載で最高のパフォーマンス

iPhone XR」は廉価モデルではないと言える理由の1つとして、「iPhone XS」シリーズと全く同じ「A12 Bionic」チップを搭載している。

ブラウザ向けベンチマークスコアがiMac Proを上回っていると言われ、GPU性能はMacBook Proに匹敵すると言われている最新のプロセッサーを搭載しているということは、エントリーモデルとは言い難い。むしろ性能はハイエンドモデルだ。

大多数の人が十分満足できるスペックを持つ「iPhone XR」

Apple keynote Tim Cook and Jony Ive iPhone XR 09122018

「2018年時点で最もハイスペックなiPhoneがほしい」と言うのであれば、「iPhone XS」や「iPhone XS Max」が良いだろう。

ただ、最近のiPhoneはもはやスペックが良くなりすぎて、大多数の人にとってはオーバースペック気味と言える状況になっている。だからこそAppleはiPhone 8やiPhone 7を値下げして継続販売しているのだ。

2018年時点におけるAppleの技術力を集結した最高傑作は「iPhone XS/XS Max」かもしれないが、ベスト・オブ・ベストを求めていない人でも最先端テクノロジーを楽しむことができるiPhoneが「iPhone XRだと思っている。

iPhone XS/XS Max」は非常に良い端末だが、「iPhone XR」にも独自の魅力があり、多くの人が十分に満足できる機能が用意されている。今後新しいiPhoneを購入する人は、本記事で触れた魅力を踏まえた上で悩むべし!


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公開情報
更新日2018年10月16日
執筆者g.O.R.i
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