マイクロソフト、タッチ操作を想定したWindows 8を公開
珍しくWindows関連のポストが続いているが、All Things Digitalカンファレンスにて、マイクロソフトがWindows 8のデモを公開した。以下にデモ動画を掲載する。
Engadget曰く、変更点は以下の通り。
- 最初からタッチ操作を考慮した設計。(かつ、従来型のWindowsアプリとUI もサポート)。
- アプリは2種類に分けられる。一方は従来のデスクトップとウィンドウで動く伝統的なWindowsアプリ、もう一方はフルスクリーン前提でタッチ操作に全面対応する新アプリ。
- どちらのアプリもタッチとキーボード・マウス操作に対応。
- Windows 8 アプリ の切り替えは画面をスワイプするだけ。
- フルスクリーンが前提の新アプリも、新 UI ” Snap ” で並列操作に対応。タスクスイッチの途中でスワイプを止めると、サイドバー的にアプリを「スナップ」して同時に表示・操作できる。「仕切り」をタッチで動かすことでサイズ変更も可能。
- 従来のWindowsとおなじく、ファイルシステムにも(当然ながら) 触れる。従来型のエクスプローラだけでなく、タイルとタッチの新 UI でも従来とおなじファイルシステムにアクセス可能。
- アプリストア標準搭載。
- ARM版は NVIDIA 、TI、Qualcomm の SoC をサポート。
- ” Windows 8 ” は開発名。実際の名前はこれから発表。
気になるのは、実際にマウスや物理キーボードを使ったときの操作感。上記動画を見る限り、従来の見慣れたWindowsインタフェースから大幅に変更し、タッチ操作を前提としたような操作性になっている。これが、マウスや物理キーボードを使ったときに操作性に変化は出てくるのだろうか。
また、動画内でエクセルを起動している箇所があったが、ライブタイルと従来のインタフェースを交互に切り替えるのは果たしてユーザビリティ的にどうなのだろうか。確かにライブタイルはインタフェースとして優れていて、画面が大きければ大きいほど多くの情報を一目で見れるので便利だと思うが、アプリによってベースのインタフェースが完全に切り替わるのはいかがなものかと思う。エクセルで突然タスクバーが出てくるのは、統一感がまるで感じられない。
まだ開発段階ではあると思うが、タブレットを意識しすぎてPC向けOSも迷走しだしたら、マイクロソフトの立場がいよいよ危うくなっていくだろうね。
(via Mashable)
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