点字スマートウォッチ「Dot Watch」、市場参入へ!タブレットも準備中
昨年8月頃、視覚障害者向けの点字式スマートウォッチ「Dot Watch」が開発されていることを伝えた。まさに「デジタルのバリアフリー化」とも言えるこの動きには称賛の声が多数寄せられていた。
2016年になり、「Dot Watch」は発売に向けてプロトタイプから大幅にデザインが変更され、より腕時計らしい形状に。具体的な仕様なども明らかになっていたので、改めて紹介する!
最新技術で自由を!スマートウォッチの基本機能も充実
全世界で視覚障害を持つ人は2億8500万人もいるが、彼らは僕らのように好きな本を自由に読むことができない。なぜなら世の中にある書籍のうちたった1%しか点字化されず、されたとしても読むためのデバイスは2,000ドル(約25万円)以上するからだ。
「Dot Watch」は目が不自由でも最新技術によって視覚とは異なる形で自由を手に入れることができるスマートウォッチだ。具体的なスペックや価格、利用できる機能は以下の通り:
「Dot Watch」の仕様・スペック
「Dot Watch」のスペックは以下の通り。スペックとは関係ないが、個人的には当然のごとくデザインにこだわっているところがとてもグッと来た。オシャレは正義だ。目が不自由な人のためのデバイスではあるが、医療デバイスではなくファッションアイテムに見えるところが素晴らしい。
| 対応OS | iOS Android |
| 文字盤直径 | 42mm |
| 厚さ | 12mm |
| 素材 | 7000シリーズ アルミニウム製 |
| 電池容量 | 400mAh |
| バンド | 22mmスポーツバンド 22mmレザーバンド |
| Bluetooth | Bluetooth LE 4.1 |
| センサー | ジャイロスコープ 加速度センサー タッチセンサー |
| 価格 | 300ドル前後(約3.6万円) |
「Do Watch」利用できる機能
時間の確認
「Dot Watch」は正真正銘のスマートウォッチ。当然、時間の確認ができる。
受信したテキストやツイートの確認
iOSにもAndroidにも対応しているため、それぞれのスマートフォンと連携すればテキストメッセージやツイートを点字で読むことができる。スマートフォン単体だけではそれらの情報を受け取ることができないが、「Dot Watch」があれば1人で読むことができる。
設定したアラームや通知の確認
現状、スマートウォッチを身につける最大のメリットはスマートフォンを出さずに通知を確認できることだろう。「Dot Watch」も例に漏れず通知をしっかりとユーザーに伝える。
アラームも設定しておけばそれをユーザーの手首に通知してくれるようだ。今後はさらに技術が進化し、ストップウォッチやタイマーも利用できる様になるのだろうか。
「Dot Watch」のプロトタイプをチェック
実際に「Dot Watch」はどのように動作するのか。プロトタイプが動作している様子が公開されていたので、載せておく。
2017年には点字タブレット「Dot Pad」も登場予定
冒頭でも紹介した通り、世の中にあるほとんどの書籍は点字で読むことができない。「Dot Watch」でも不可能ではないが、開発元であるdotはそのニーズを満たすためには別のデバイスが必要であると判断。
そこで、電子書籍を点字で読むことができる「Dot Pad」を準備中であることも発表。2017年にリリースされる予定となっていて、数式や図形、長文のテキストを読むことを想定したデバイスになるという。
不自由を自由に変えるテクノロジー、素晴らしい!
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