Final Cut Pro X、サードパーティ製の機能拡張が利用可能に
Appleが「Final Cut Pro」を「バージョン 10.4.4」にアップデートし、ワークフロー機能拡張の改良点としてサードパーティ製の機能拡張がアプリ内で直接開けるようになったことを発表した。
ワークフロー機能拡張には、共同作業(Frame.io)、ストックメディア(Shutterstock)、およびアセット管理(CatDV)のための各種ツールが用意されている。既存の他社製アカウントに接続して、プロジェクトへのアクセス、メディアのダウンロード、コンテンツの購入も可能になっている。
その他のアップデート内容は下記リリースノートからどうぞ!
「バージョン 10.4.4」のリリースノート
ワークフロー機能拡張
- 他社製機能拡張をアプリケーションインターフェース内で直接開けるように、Final Cut Proの機能を拡張
- 機能拡張ウインドウ、ブラウザ、およびタイムライン間でクリップをドラッグ&ドロップ
- 既存の他社製アカウントに接続して、プロジェクトへのアクセス、メディアのダウンロード、コンテンツの購入が可能
- 密接な統合により、機能拡張を使って、タイムライン再生、ナビゲーション、クリップマーカーなどを制御可能
- ワークフロー機能拡張には、共同作業(Frame.io)、ストックメディア(Shutterstock)、およびアセット管理(CatDV)のための各種ツールを用意
バッチ共有
- カメラLUTの有無を問わず、複数のクリップをブラウザ内で書き出してトランスコードすることで、デイリーおよびその他のレビューのターンアラウンド速度を改善
- 複数のプロジェクトを選択して書き出す
- バッチ共有をバンドルと組み合わせて、複数のファイルを1ステップで複数のフォーマットにエンコード
- 書き出しの進捗状況をバックグラウンド・タスク・ウインドウでモニタ
ビデオのノイズリダクション
- ドラッグ&ドロップできる高品質なノイズ・リダクション・エフェクトを適用して、グレインノイズやビデオノイズを低減
- シンプルなコントロールを使用して、ノイズリダクションの結果と量をすばやく調整
- インスペクタ内でノイズ・リダクション・エフェクトをドラッグすることで、処理順序を簡単に変更
- ビューアには一時停止時にノイズ・リダクション・エフェクトを表示し、スキミング時はエフェクトを無効にすることで、パフォーマンスを最適化
- 滑らかな継ぎ目を保持しながら、360°ノイズリダクションを360°ビデオクリップに適用
タイムコードウインドウ
- プロジェクトおよびソースタイムコードを1つ以上のフローティング・タイムコード・ウインドウに表示
- タイムコードウインドウをサイズ変更していずれかを2番目のウインドウにドラッグ
- クリップ名とロール名の表示/非表示を選択可能
- タイムコードウインドウ内のカラーコーディングはタイムライン内のロールのカラーに一致
比較ビューア
- 比較ビューアを開いてほかのフレームを参照し、プロジェクト内のカラーグレーディングの一貫性を保持
- タイムライン内の前後のクリップを参照フレームとしてすばやく選択
- 任意のイメージをフレームブラウザに保存して、後で比較ビューア内で参照
タイニープラネット
- 360ºビデオを非360ºプロジェクトに追加するときに“タイニープラネット”マッピングオプションを選択することで、全方位の楽しい外観を作成
- ロールおよびチルトパラメータを使用して、タイニー・プラネット・エフェクトを無限円柱にラップ
- パンパラメータを調整して、被写体をタイニープラネット内で水平方向に移動
- 視野をアニメートして、クローズアップから素材上を高く飛行するサテライトビューまで遷移
- “タイニープラネット”マッピングオプションを適用することで、360°タイトルおよびジェネレータに強力なワープ感を演出
その他の新機能
- クローズドキャプションを、FacebookなどのさまざまなWebサイトで使用されるSRTフォーマットで表示、編集、配信
- クローズドキャプションをビデオに焼き込んで、再生中に常に表示することを選択可能
- タイムライン内でドラッグしてセカンダリーストーリーラインを選択するときに、個々のクリップまたはセカンダリーストーリーライン全体の選択が可能に
- 任意の写真またはビデオにコミックフィルタを適用して、すばやくコミック風のイラストに変換。コミック風の外観はシンプルなコントロールを使って、インクのエッジ、塗りつぶし、滑らかさをきめ細かく調整可能
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2018.04.06
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