「iPad Pro (2017)」の「A10X」チップはTSMC製、10nmプロセスを採用
「iPad Pro (2017)」に搭載されている「A10X」チップは初のTSMC製10nmプロセスを採用していることがTech Insightsの調べて判明した。
iPad Proの旧モデルに搭載されている「A9X」チップは16nmプロセスを採用。「A10X」は、旧チップと比較してCPU性能が30%向上、GPU性能が40%向上しているが、さらにダイサイズ(=チップの面積)が143.9平方ミリメートルから96.4平方ミリメートルまで縮小したことが判明。
これはiPadシリーズに採用されたプロセッサの中で最もコンパクト。物理的サイズが小さくなることにより、パフォーマンスや電池持ちの改良が期待される一方で、歩留まり率の低下など製造上のリスクが伴う。
一般的にAppleはiPhoneで新しいチップを採用した後、iPadで同じチップのより性能が強化されたモデルを搭載する傾向にあるが、今回はiPhone 8の発表前に10nmプロセスを採用した「A10X」チップを搭載したiPad Proを発表している。
iPhone 8にも10nmプロセスのプロセッサが採用される見通しとなっている。今年5月時点では、TSMCがiPhone 8向けに10nmプロセスを採用したチップの生産を開始したと報じられていた。iPhone 8には「A11」、「iPhone 7s/7s Plus」には「A10」が採用されると噂されている。
(via 9to5Mac)
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