「引っ掛ける」仕組みがあるだけでUSB-Cケーブルはもっと便利になる
CIOのカラビナ付きケーブルホルダーと0.15メートルUSB-Cケーブルをレビュー
出先でUSB-Cケーブルが必要になるシーンは2つある。1つ目は、データをMacBook Proに転送するとき。2つ目は、iPhoneの電池残量が心許ないとき。
データ転送用のUSB-Cケーブルは、カメラからデータを転送する際に使う。CFexpressカードリーダーとセットでバッグ内に収納している。問題はiPhone充電用のケーブルだ。
バッグ内のアクセスしやすいポケットに長めのケーブルを入れていたが、そもそも長いケーブルを必要とするシーンがないことに気づき、短いケーブルに変更。しかし今度は短いケーブルを収納することでケーブルがポケット内で行方不明になる問題が発生していた。
そこで今回、CIOより提供していただいた極短USB-Cケーブルとカラビナ付きケーブルホルダーの組み合わせを活用してみることにした。
仕組みは至ってシンプル。カラビナ付きホルダーにUSB-Cケーブルの端子をギュッと押し込むことで固定する。フィット感はタイトだが、今後何度も使用してく上で多少緩くなる可能性はある。普段使う上で抜き差しする分には程よい硬さだ。
カラビナ風フックは決してく強度のあるものではないが、「何かに引っ掛ける」という役割は全うしている。開き口は広くはないため、引っ掛けたいストラップの幅には注意が必要だ。
僕は登山系カメラバックパック「Shimoda Action X40」をどこへ行くにしても背負っている。アクセスを重視し、外側にあるストラップに取り付けてみた。
しかし、最終的に落ち着いたのはカバンの外側ではなく内側。本来はハイドレーション用に使われるところに引っ掛けることで、万が一カラビナフックから抜け落ちても見失わない場所に取り付けた。
ケーブルは最大100Wの充電に対応するがデータ転送時の最大速度は480Mbpsとなっており、充電用ケーブルとして使うことが想定されている。30,000回の折り曲げテストを乗り越えた強度を持つだけではなく、シリコン素材を使うことでしなやかな質感を実現している。
カラビナ風フックを取り付けるという、ありそうで無かった発想のケーブルホルダーと極短ケーブルの組み合わせは、電池持ちが異様に悪いiPhone 15 Proの救世主として今後活躍してくれるはずだ。