「iPhone 6 Plus」に対して不満に思っている5つのこと
「iPhone 6 Plus」を使い始めてから3ヶ月が経った。これまで使っていた「iPhone 5s」と比べて画面も本体サイズも圧倒的に大きくなったため、使い始めは戸惑っていたものの、今や生活にすっかり溶け込んだように思える。
買って3日目の感想はこちらの記事からどうぞ。大きさに驚きつつも、カメラの性能向上や電池持ちの良さについて語っている。
1週間後の感想はこちら。大きさゆえにポケットから取り出すのが面倒になり、色々とワイヤレス化を図りたくなっている。
使い始めてから3ヶ月。さすがに「iPhone 6 Plus」には十分慣れ、不満に思うことも出てきた。今回は日々使っていて感じている不満について紹介する!
やっぱり「iPhone 6 Plus」は大きい
「iPhone 6 Plus」が大きくなったことによって良い点もあるが、やはり悪い点もある。
良い点としてはコンテンツの閲覧性が向上したということ。ウェブブラウジング、電子書籍を読むこと、YouTubeの視聴など、これまでの4インチ型iPhoneでは実現し得なかった快適さがある。
ただし、一方でこれまで片手で使っていたiPhoneが突然両手使いを強いられるのは慣れが必要だった。僕は元々両手で操作することが多く、今となっては大分慣れたが、どうしても片手でしか操作できないという時は不便だ。最近は以下の記事に書いたような方法で画面の左下をタップしている。
比較的ポケットが大きいと思っていたデニムも「iPhone 6 Plus」が突き出てしまう。タイトなジーンズ(のポケット)にねじ込んだとしたら、それは確実に戦えないバディだ。
コンテンツの閲覧を取るか、携帯性や持ち心地を取るか。個人的には両方の絶妙なバランスを取っているのが「iPhone 6」ではないかと思う。
やっぱりメモリ(RAM)1GBは物足りない
「iPad Air 2」を使うようになってから特に不満に思うようになってきたのはメモリ(RAM)不足。
RAMが1GBだからと言って「iPhone 6 Plus」の操作がもたついたり、快適さに欠けるとは言っていない。ただ、「iPad Air 2」と比べた時に、全ての操作の滑らかさにおいて雲泥の差がある。何と言ってもベンチマークスコアで比較すると55%も高速であることが明らかになっているのだ。その違いを体感して然るべきだ。
最も不満に感じるのはSafariでブラウジングをしている時。Safariでページを開き、Twitterの通知が来たので「Tweetbot 3」を開き、Facebookから通知が来たのでFacebook公式アプリを開く。またSafariに戻ると当然、見ていたページは再読み込みだ。
これはハッキリ言って不快だ。そしてブラウジングがまともにできず、非常に苛立つ。
別のアプリを開かなかったとしても、Safariでタブを複数開き、最初に開いていたページに戻ってみると当然のごとく再読み込みする。不便過ぎる。
「iPad Air 2」のSafariでは複数タブを行き来してもページが再読み込みされることは非常に少ない。これは搭載されているトリプルコアプロセッサーに加え、RAMが2GBもあることに勝因があるはず。次期iPhoneは是非ともRAMを増やしてもらいたい。
なんとなくGPSの精度が悪い気がする
これはあくまでも僕の感覚ではあるが、どうも「iPhone 6 Plus」のGPS精度が低いような印象を受ける。具体的には「Google Maps」アプリを起動してもしばらくは向いている方向が正しく認知できず同じ道を行ったり来たりしてしまったり、現在地を取得するのに妙に時間が掛かってしまうことが少なくない。
僕の「iPhone 6 Plus」だけの問題だと思っていたのでしばらくは気にしていなかったが、最近周りでも「iPhone 6 Plus」のGPSについて同じようなことを思う声もチラホラ出てきていたので、不満ポイントとして出しておく。
iOSが相変わらずバグだらけ
これは「iPhone 6 Plus」の問題と言うよりはApple全体の問題でもあるが、最近、Appleのリリースするソフトウェアは信頼性が低い。
これまでは「初期リリースだから」「大型リリースの一発目だから」などと大目に見てきたつもりだが、ユーザー辞書の削除や文字入力のもたつきなど、アップデートを重ねても一向に改善されない問題が多々ある。僕の「iPhone 6 Plus」は総じて挙動が安定していない。
Appleの魅力はハードウェアもソフトウェアも手掛けていること。深く連携できるからこそ生み出せるはずのシナジーが全く生み出せていない。Apple Watchという新たなプラットフォームに向けて必死に準備しているのかもしれないが、既存事業を疎かにしないで欲しいと切に願う。
「iPhone 6 Plus」用ケースが圧倒的に少ない
僕はこれまで「iPhone 6 Plus」用ケースをいくつか試してきた。条件としてはSuicaやPASMOなどのICカードが入れられる手帳型ではないケース。手帳型のものも試してみたが、どうも僕には合わないようだ。
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どこを探しても「iPhone 6 Plus」用ケースは「iPhone 6」に比べて圧倒的に少ない。仮に気に入ったデザインのケースがあったとしても大抵は「iPhone 6」用で「iPhone 6 Plus」用を用意していないものも多い。確かに「iPhone 6 Plus」の方が「iPhone 6」に比べるとマイノリティかもしれないが、可能であれば大きいiPhone用にも作って欲しい。
最近最も気になっているケースと言えば、以前は「iPhone 6」用のみ提供されていた「alto Metro」ケースが今月12月24日に発売されると発表されている。厳選されたイタリア製本革を使用した、ICカードも収納できるポケット付きのツートンカラーケース。これは個人的に「買い」だ。
「iPhone 6 Plus」、不満はあるが嫌いではない
上記の通り、「iPhone 6 Plus」を3ヶ月も使っていれば不満も出てくる。そして不満が溜まりに溜まってたまに本当に折り曲げたくなることもある。特に「iOS 8」の不安定さはどうにかして欲しい。
ただ、「iPhone 6 Plus」が嫌いになったかというと、別にそうではない。確かにAndroidも健闘していて「Nexus 6」は喉から手が出るほど欲しいが、メインの端末を「iPhone 6 Plus」から「Nexus 6」に乗り換えたいかというと、そこまででもない。
完璧な製品なんて存在しない。「iPhone 6 Plus」に対しても不満はある。冬休み中、「iPhone 6 Plus」の購入を検討している場合は上記のような不満も出てくることを理解した上で購入するべし!
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nanashiさん>
ななななななーんと!!128GB特有の問題だとは全く1ミリも考えませんでした!不具合だとしたら是非とも直して貰いたいところなので、ジーニアスに相談することも検討したいと思います!
ご指摘、ありがとうございます!!
バックグラウンドになったアプリが再読み込みかかるのは128GBモデルに多発しているようです。
初期の128GBモデル特有のTLC NANDフラッシュメモリに起因する不具合の可能性もあります。
同様の事例で交換対応もしているようなので、メモリ不足が原因とは言い切れないかもしれません。
もし気になるようでしたらジーニアスに相談することをお勧めします。