【レビュー】15インチ型「MacBook Pro Retina」対決!2015年モデルと2013年モデルを比較して感じたアレコレ

MacBook Pro Retina Mid 2015
先日、15インチ型「MacBook Pro Retina (Mid 2015)」を購入した。wraplusのスキンシールも貼り付け、これまで以上の格好良さを放っている。


僕はこれまで15インチ型「MacBook Pro Retina (Late 2013)」を使っていたが、高速化されたSSD新たに搭載されたグラフィックカード「AMD Radeon R9 M370X」の性能が気になっていたので、買い換えることを決意した。

近日中にこれまで使っていたモデルは友人の元へ旅立つことになるが、現時点では両モデルとも手元にあるので2013年モデルと2015年モデルの性能やベンチマークテストスコアの比較、そして実際に乗り換えてみた感じたアレコレについてまとめたので、どうぞご覧あれ!

15インチモデルのスペック比較(Mid 2015/Late 2013)

まずは2013年モデルと2015年モデルのスペックを表にして比較してみたいと思う。

Mid 2015
(最新モデル)
Late 2013
CPU2.5GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ
(Turbo Boost使用時最大3.7GHz)
6MB共有L3キャッ シュ
2.3GHzクアッドコアIntel Core i7
(Turbo Boost使用時最大3.5GHz)
6MB共有L3キャッシュ
RAM16GB 1,600MHz DDR3Lオンボードメモリ16GB 1,600MHz DDR3Lオンボードメモリ
ストレージ512GB
PCIeベース フラッシュ ストレージ
512GB
高さ1.8cm1.8cm
35.89cm35.89cm
奥行き24.71cm24.71cm
重量2.04kg2.02kg
GPUIntel Iris Pro Graphics
AMD Radeon R9 M370X
(2GB GDDR5メモリ搭載)
グラフィックス自動切替機能
NVIDIA GeForce GT 750M
(2GB GDDR5メモリ搭載)
グラフィックス自動切替機能
デュアルディスプレイとビデオミラーリング本体ディスプレイで標準解像度、最大2台の外部ディスプレイで最大3,840 x 2,160ピクセル表示を同時サポート本体ディスプレイで標準解像度、最大2台の外部ディスプレイで最大2,560 x 1,600ピクセル表示を同時サポート
Thunderboltデジタルビデオ出力Mini DisplayPort出力に対応
DVI、VGA、デュアルリンクDVI、HDMI出力に対応
1台の外部ディスプレイで最大5,120 x 2,160解像度、60Hzに対応
Mini DisplayPort出力に対応
DVI、VGA、デュアルリンクDVI、HDMI出力に対応
HDMIビデオ出力1080p解像度、最大60Hzに対応
3,840 x 2,160解像度、30Hzに対応
4,096 x 2,160解像度、24Hzに対応
1080p解像度、最大60Hzに対応
3,840 x 2,160解像度、30Hzに対応
4,096 x 2,160解像度、24Hzに対応
電池最大9時間最大8時間
感圧トラックパッド
購入MacBook ProMac整備済製品

特筆すべき点は大きく分けて4つ。1つ目は感圧トラックパッドを搭載しているということ。2つ目はグラフィックカードが「AMD Radeon R9 M370X」にアップグレードされ、その結果出力可能な解像度が高くなったということ。3つ目は電池持ちが1時間伸びているということ。最後に4つ目はSSDがPCIeベースになり高速化されたということ。

以上4点を踏まえた上で、実際に2013年モデルから2015年モデルに乗り換えてみた感想について次のページでまとめてみたのでどうぞご覧あれ!

感圧タッチに慣れてきた!少しずつ活用するように

MacBook Pro Retina Mid 2015 15inch
まずは感圧トラックパッドについて。

12インチ型MacBookを使い始めた時から「Apple Watch」でも利用できる感圧タッチ機能には慣れていたが、時々使いづらいと感じることがあった。その具体的な原因は未だに分からないままではあるが、なぜか新しい15インチ型「MacBook Pro Retina」に搭載されている感圧トラックパッドの方がこれまでと変わらない快適さで使うことができる。

感圧トラックパッドの魅力は感圧タッチに対応しているということよりも、トラックパッドのどこを押しても均等に沈む(ような感覚を受ける)こと。これまで時折経験していた押しミスなどが減ったような気がする。

もちろん、感圧タッチ機能も活用するようになってきた。特にDockの項目を「Force Click」することによって選択したアプリケーションの「すべてのウィンドウを表示」することができるのは非常に役立つ。Dockの設定で「ウィンドウをアプリケーションアイコンにしまう」を有効にしているとDockもスッキリするので気に入っている。

Dock Settings
他の感圧タッチ機能に関しては以下の記事を参考にどうぞ!


ディスプレイを2枚(4K+フルHD)を出力しても超快適

Triple Display
僕は普段ハードコアなゲームもしなければ動画編集もほとんどしない。重い作業があるとすれば画像の編集と圧縮ぐらいだ。

ただ、それでも僕は最新モデルに搭載された「AMD Radeon R9 M370X」の性能が気になっていた。なぜなら自宅では4Kディスプレイ「PB287Q」を使っているから


「Late 2013」モデルは問題なく4Kディスプレイを60Hzで出力できていたものの、どこか無理しているような雰囲気を感じることも少なくなく、使っていて少し申し訳ない気さえもした。エルゴトロン製のモニターアーム「LX Desk Mount LCD Arm」を活用してトリプルディスプレイ環境を満喫していた時期もあったが、次第に動作が重くなってしまい、2枚目のディスプレイを外したことによって動作が安定するようになり、外部ディスプレイを使わずに15インチ型「MacBook Pro Retina」本体のみで作業する機会が増えていった。


恐らくGPUの性能が4KディスプレイとフルHDディスプレイを出力するほどのパワーがなかったことが重くなってしまった原因だと理解しているが、最新モデルに搭載されている「AMD Radeon R9 M370X」は僕のこれまで使っていたモデルに搭載されている「NVIDIA GeForce GT 750M」よりも「最大80%高速」であると発表している。

では実際どうなのか。テック系Youtuber、Michael Kukielka氏によるとグラフィックの性能はそれほど向上していないようだ。だとすると「最大80%高速」というのは一体……?

こちらが「AMD Radeon R9 M370X」のdGPUを搭載した最新モデル。


そしてこちらが「Late 2013」モデルに搭載されている「NVIDIA GeForce GT 750M」の性能をテストしたベンチマークスコア。上記と比較してもほとんど差がないことが分かる。え?泣いてなんかないよ?


期待していたほど劇的な性能の向上ではないにせよ、性能が多少向上していることに違いない。半ば無理矢理自分に言い聞かせ4Kディスプレイに繋げてみると、明らかに画面が点灯するまでの時間が早い。これは目に見えて分かる大きな変化で、今後は心置きなく15インチ型「MacBook Pro Retina」を「PB287Q」に繋げることができそうだ。

さらに驚いたのはトリプルディスプレイ環境を試した時。4Kディスプレイは「Belkin Thunderbolt 2 Express Dock HD」を通じて出力し、Macの空いているもう1つの「Thunderbolt 2」ポートに「Mini DisplayPort」経由でフルHD解像度ディスプレイを出力。この状態でしばらく使っていたが、「Late 2013」モデルとは違い、一切動作がもたつくことなくサクサク動作することを確認

ベンチマークスコアでは目に見える結果が残らなかったが、普段通り使っていて性能が向上していることを実感できるのは非常に嬉しい。


続いて1時間長くなった電池持ちが実感できたのか、そして圧倒的に速くなったSSDの性能を旧モデルと比較したので、どうぞ!

長くなったはずの電池持ちは特に実感できなかった

MagSafe 2
続いて、1時間伸びたと言う電池持ちを測定してみることに。細い設定は覚えていないが、電池消費が激しい照度は半分と最大の間ぐらいだったと記憶している。

とある1日の電池持ちを測定した結果が以下。

12時05分100%MagSafeを外し、移動
15時25分100%作業開始
16時58分61%作業一旦停止、移動
19時13分59%作業再開
19時36分47%作業停止
20時57分48%作業再開。
21時15分33%作業中
21時45分18%作業中
22時08分5%作業中

この時の電池持ちはなんとたったの3時間7分。9時間持つなんて夢のまた夢だ。この日、どのような作業をしていたかは覚えていないが、少なくとも動画編集などの重い作業はなく、せいぜい写真の編集や圧縮などを含む記事執筆作業を行なっていたと思われる。

ただMacの電池持ちは環境によって大きく異なる。他の日に関しては3時間作業しても残り35%の電池残量で終える日もあれば、5時間台まで届きそうな日もある。平均して4時間程度であるということ、そして作業内容によって大きく変わるということは忘れてはならない。

それを踏まえた上で、2013年モデルと2015年モデルの電池持ち比較に関しては「特に改善されているという印象は受けない」というのが正直な感想だ。電池持ちが改善されたことが買い換える最大のモチベーションなのであれば最新モデルにこだわらない方が良いかもしれない。

圧倒的に速くなったSSD、体感はできないが性能は向上したCPU

体感できるほど爆速になったSSDのお陰で操作がサクサク

最後に「MacBook Pro Retina (Late 2013)」よりも圧倒的に高速化されたSSDについて自慢しておく。実際に使っていて「やっぱりSSDが早いとあらゆる操作が全体的に高速化され、作業が快適になる」という印象はあるが、その性能差はベンチマークスコアで見比べた方が分かりやすいと思うので、それぞれ載せておく。

「Time Machine」でバックアップを取得したものをそのまま最新モデルに移動したため、データ量や設定などはほぼ同じ状態になっている。また、OSもそれぞれ最新版である「OS X Yosemite 10.10.4」にアップデートしてある。使用したベンチマークスコア測定ツールは「Blackmagic Disk Speed Test」を使用。

まず下記が「MacBook Pro Retina (Late 2013)」から。書き込み速度が649.8MB/s、読み込み速度が723.7MB/sという結果だった。
BlackMagic Disk Speed Test 2013
一方、「MacBook Pro Retina (Mid 2015)」はと言うと、書き込み速度が1305.4MB/s、読み込み速度が1805.8MB/s。読み書きいずれも旧モデルと比べて圧倒的に速い。ファイルの移動はもちろんのこと、「Mission Control」の立ち上げやSpacesの移動は今までになくスムーズに動作する。やはりPCIeベースのフラッシュストレージは偉大だ。
BlackMagic Disk Speed Test 2015

旧モデルよりもクロック数が上がり、僅かに性能が向上したCPU

SSDのベンチマークスコアを比較したので、「Geekbench 3」によるCPU性能のベンチマークテストも比較しておく。

まず、こちらが「MacBook Pro Retina (Late 2013)」。シングルコアスコアが「3558」、マルチコアスコアが「13705」となっている。
GeekBench3 2013
一方、「MacBook Pro Retina (Late 2015)」はシングルコアスコアが「3713」、マルチコアスコアが「14292」という結果に。シングルコアは約10%ほど、マルチコアは約4%の性能向上が見られた。
Geekbench3 2015
SSDは旧モデルに対して圧倒的な差を付けていた「MacBook Pro Retina (Mid 2015)」だが、残念ながらCPUの性能はほとんど変わっていない。

これらの情報を踏まえた上で、15インチ型「MacBook Pro Retina」の最新モデルは「買い」なのか。次のページで僕なりの考えをまとめたのでどうぞ!

15インチ型「MacBook Pro Retina (Mid 2015)」は「買い」なのか?!

MacBook Pro Retina Mid 2015
思い切って15インチ型「MacBook Pro Retina (Mid 2015)」を購入したが、実際のところ、このモデルは「買い」なのか。

2013/2014年モデルを持っている人は「買い替えなくて良し」

感圧トラックパッドは今後すべてのMacに搭載されるだろう。「OS X El Capitan」以降、感圧タッチに対応したアプリケーションも増えると思われるので、早い段階で感圧タッチに慣れることができるのは良いことだ。

GPUはベンチマークスコア上では振るわない結果だったが、実際に使ってみて旧モデルよりも性能は向上していることが体感できた。恐らく動画のレンダリングや書き出しをする際にも貢献してくれるのではないかと予想している。

電池持ちやCPUのクロック数の向上は特に体感できず残念だったが、SSDは旧モデルとは比べ物にならないほど高速化されている。常に読み書きをしながら動作するディスク本体が劇的に速くなったことによって全体的にキビキビ動く。非常に頼もしい。

僕が購入したモデルは税抜価格で28万2800円。税込だと30万円を超えてしまう。僕と同じように2013年モデルまたは2014年モデルを持っている人は買い換えるべきなのか。それとも見送るべきなのか。

もうお分かりだろう。15インチ型「MacBook Pro Retina (Mid 2015)」は無理して買うべきモデルではない

2013年モデルと比較しても買い換えるほどの性能向上は見られないため、2014年モデルを持っている人は尚更買い換える必要はない。強いて言うのであれば感圧トラックパッドを使いたい、もしくはより高速なSSDを使いたいという人なら買い替えても良いかもしれないが、飛び付くほどの魅力はハッキリ言って、無い。

「Mid 2015」の下位モデルを買うぐらいなら、2013/2014年の上位モデルがオススメ

これから15インチ型「MacBook Pro Retina」の購入を検討している人でも、「Mid 2015」モデルは無理して買うべきモデルではない。下位モデル(2.2GHzモデル)であれば22万4800円(税別)で購入できるが、15インチモデルを購入するのであればグラフィック性能が飛躍的に向上する外付けGPU(dGPU)を搭載している上位モデルの方が圧倒的にオススメだ。

さすがに30万円はちょっと、という人も多いと思うのでその場合はMac整備済製品をチェックするべし。記事執筆時点では僕の使用していた「Late 2013」モデルも1世代前の「Mid 2014」モデルも、下位モデル(2.2GHzモデル)とほとんど同じ価格で販売されている。


まとめ:15インチ型「MacBook Pro Retina (Mid 2015)」は「無理して買う必要なし」

以上をまとめると、15インチ型「MacBook Pro Retina (Mid 2015)」は無理して買うようなモデルではない

既に2013年モデルまたは2014年モデルを持っている人は引き続きそのMacを大事に使い続けてもらい、近日中に15インチ型「MacBook Pro Retina」を購入しようと思っている人は予算に余裕があるのであれば最新モデルを購入しても良いが、コストパフォーマンスを求めているのであれば僕が定期的に更新しているMac整備済製品をチェックすることを強くオススメする。

期待以上の性能ではなかったが、確実に今まで以上に仕事を全力でこなしてくれる15インチ型「MacBook Pro Retina (Mid 2015)」。この先はしばらく良きパートナーとして活躍してもらうぜ!

 新しいMacはCPUやRAMが自由にカスタマイズできるApple公式サイトから購入するべし!

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