“浮く”バックパック「HoveGlide」が登場!衝撃を最大86%も軽減
Lightning Packsが、振動や衝撃を吸収する構造を取り入れたバックパック「HoverGlide」を発表している。ダッシュしても、その場で飛び跳ねても、身体の動きから独立したような動きを見せ、まるでバックパックが”浮いている”ような状態を作り出すことができるという。
これを実現しているのは、「Suspended Load Technology」。これによって、歩いている時の衝撃は82%減になり、走っている時の衝撃は86%減になると紹介されている。
実際に掛かる負担を計測している動画も公開されている。
衝撃が抑えられることによって背中や首、膝などに掛かる負担が軽減されることが期待される。また、負担が減ることによって背負っている荷物による疲労も軽減されると考えられる。
28〜55リットルのバックパック4種類を発表予定
仕組みとしては、背負うハーネスの部分とバックパック本体の間に2枚のフレームを用意し、身体の振動からバックパックを分離する模様。背負っている本人がどんな動きをしようと、バックパックは地面からの高さが一定になる仕組み。
サスペンションシステムを作動させるためにはボタンを押す電動式となっているが、上下することによって電力を自ら生み出す技術が採用されているようで、バックパックそのものを充電する必要性はなさそうだ。
負担を軽減させる仕組みだけではなく、バックパックとしての実用性を追求するためにアメリカ陸軍およびアメリカ海兵隊によるテストが行われているとのこと。
バックパックは4種類用意され、28リットルのものから最大55リットルのものまで用意されている。負担を軽減してくれる装置が用意されていることは魅力的だが、その分カバンそのものの重量が増すことは明白。バックパックそれぞれの重量が気になるところだが、現時点では公開されていない。
Lightning Packsの「HoveGlide」シリーズは今年9月にKickstarterで資金調達を開始する予定。気になる人は下記サイトから事前に登録しておくべし!