新しいMetalエンジンを搭載したFinal Cut Proをリリース!パフォーマンスが向上
Mac Proに対する最適化とPro Display XDRをサポート、MotionとCompressorのアップデートも発表
Appleは10月8日、新しいMetalエンジンを搭載した「Final Cut Pro 10.4.7」を正式リリースした。近々発売予定の「Mac Pro」に対する最適化とPro Display XDRをサポートし、同時に「Motion」と「Compressor」のアップデートも発表している。
これにより、数多くのMacで横断的にパフォーマンスの向上が得られるほか、完全に新しくなって登場するMac Proの著しいパワーと、Apple Pro Display XDRが提供する高解像度のハイダイナミックレンジ(HDR)の視覚体験をビデオ制作に活かすことができるとのこと。
Final Cut Pro バージョン10.4.7 のリリースノート
- 新しいMetalベース・プロセッシング・エンジンによって、再生タスクのほか、レンダリング、合成、リアルタイム・エフェクト、書き出しなどのグラフィックスタスクのパフォーマンスが向上
- Mac ProでのマルチGPU(Radeon Pro Vega IIやRadeon Pro Vega II Duoなど)に対応し、グラフィックスのパフォーマンスが向上
- Mac Proでの最大28コアのCPUに対応し、CPUパフォーマンスの最適化を実現
- Mac ProでAfterburnerカード使用時のProResおよびProRes RAWの再生速度が向上
- Pro Display XDRで圧倒的な美しさのHDR(ハイダイナミックレンジ)ビデオを表示、編集、グレーディング、および配信
- Pro Display XDRを1本のThunderboltケーブルだけで接続してディスプレイまたはリファレンスモニタとして使用可能
- 3台のPro Display XDRを同時にMac Proに接続し、2台をFinal Cut Proインターフェイス用、1台をモニタ専用にすることが可能
- HDRビデオを拡張カラーマスクおよび範囲分離ツールでグレーディング
- macOS CatalinaでFinal Cut Proの使用時に、互換性のあるSDR(標準ダイナミックレンジ)ディスプレイに対してトーンマッピングされたHDRビデオを表示
- グラフィックスの処理速度を向上させるために、内部または外部のどのGPUを使用するかを選択可能
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