【レビュー】XGO.BizBackPack:考え抜かれたNFC内蔵ビジネスバックパック
日本人が開発した日本のビジネスパーソンの為の妥協なき高機能ビジネスバックパック
「タッチするだけでアプリが起動するスマホ連動ビジネスバックパック」をキャッチコピーとした、ガジェット好きなビジネスマンが興味を持ちそうなバックパックが、クラウドファンディングサイト「Makuake」に登場した。
商品名は、「XGO.BizBackPack」(エックスゴードットビズバックパック)。ビジネスマンとは程遠い生活をしている僕には全く縁のない製品だが、バックパック好きとして1台提供していただいたのでハンズオンとして紹介する。
ビジネスバックパックとしての魅力を解説
XGO.BizBackPackは、ワークスタイルが多様化してきた、日本のビジネスパーソンに向けて日本人により日本で開発されたバックパック。最大の特徴は、NFCタグ内蔵ポケットをショルダーストラップが用意されていること。しかし僕はNFCタグよりも、バックパックそのものに注目して解説したい。
本体に使用されている素材は、X-PACを主素材としている。軽量ながらも高い強度および防水性を兼ね揃えており、僕が使用しているカメラバッグにも採用されている。一部の海外メーカーでも採用されているが、一般的なバックパックには使用されない素材であり、長く使い続けられることを想定した作りになっている。

ファスナーはすべてYKK製の止水ファスナーを採用。軽い雨に打たれるぐらいでは浸水せず、安全に荷物を持ち運ぶことができる。

XGO.BizBackPackの表側にあるポケットは、背負ったまま様々な小物にアクセスしやすい構造になっている。上下左右にポケットが配置されており、iPhoneや名刺入れ、鍵などのアイテムを収納できる。

片肩に掛けたままでも、前抱えでも、ポケットにアクセスしやすい。密集した電車の中でも、イヤホン、メガネ拭き、目薬などを素早く取り出せるだろう。

Makuakeより
ショルダーストラップは、想像していたよりも厚みがある。容量は20リットルあるため、荷物を詰め込めば重くなる。この厚みなら、ハイキングなどに行かない限り快適に背負うことができるだろう。

背面のクッション性も、ビジネスバックパックとは思えないほどしっかりと作られている。左右の肩甲骨周りと腰にクッションが配置され、3方向に空気が流れる構造だ。クッションがないバックパックに比べ、蒸れや重さを体感しづらくなるだろう。

腰のクッションは、セキュリティポケットとして役立つ隠しポケットが存在する。

購入時は、幅広マチのXGOオリジナルエコバッグが入っている。

メインポケットとは別に、背面側にはPC/タブレットポケットが完備。左側が完全に開き、右側が途中まで開く構造。中の仕切りを含むポケット全体はパイル生地を使用。底面から浮かさているフォルス・ボトム構造が採用されている。

PC/タブレットポケットは、16インチ型MacBook Proおよび11インチ型iPad Proが収まるサイズ。縦横両方から固定できる面テープ式のフラップが用意されている。
PC/タブレットポケットの少し奥側には、高さ30cmまでのアイテムが収納できるポケットがある。外側に突起しない構造で、素材は吸収速乾メッシュ素材が使われている。水筒、ペットボトル、折りたたみ傘用として活用できる。

反対側にはU字型のジップ式ポケットが用意されている。内側は抗菌防臭生地。マスクの予備を入れるポケットとして使用しても良さそうだが、僕だったらペンやグラサン、プロテインバーを置いておくだろう。

上部だけではなく、サイドにもハンドルが用意されている。ビジネスバックパックの定番である横向き持ちだが、ショルダーストラップがある限り”ブリーフ仕様”にはなり得ない。XGO.BizBackPackも横に持ったところでブリーフケースにはならないが、あること自体は使い勝手の面で良い。

メインポケットは、1つの大きなポケットになっている。マチも十分にあるため収納がしやすい。短期の出張や旅行であれば、衣類も収まるだろう。

背面側には、PC/タブレットポケットのように面テープ式のフラップが用意されている。このポケットには電子機器も入るが、フォルス・ボトム構造ではないため、書類などに適している。

蓋部分にはジップ式のポケットを含むポケットが3つ用意されている。小物を収納しておくのに便利だ。

167cmの僕が背負った状態だ。高さは42cm、横は30cm、マチ幅は13cmとなっている。

最後にNFCタグとの連携を紹介しよう。バックパックのショルダーストラップには、このようなNFCタグが収納できるポケットがある。iPhoneであればショートカットアプリを使用し、iPhoneをかざすだけでアクションを実行できる。

一例として、かざすとゴリミーが開くショートカットを設定した。スマホ決済アプリ、マップアプリ、メッセージアプリ、スマートロックアプリなどを設定しておくことで、バックパックを背負いiPhoneをかざすだけでアクションが実行できる。

XGO.BizBackPackのプロジェクトページでは、瞬時にアプリを起動できることを最大のアピールポイントとして紹介されている。バックパックマニアの僕からすると、ビジネスバックパックとしての魅力のほうが圧倒的に大きい。確かにNFCタグはキャッチーだが、ちょっとした便利機能に過ぎない。もっとバックパックそのもに注目してもらいたい。
ビジネスシーンで使えるバックパックを探している人には、おすすめしたい。支援を検討してみてはどうだろうか。

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