終電間際の渋谷。RF135mm F1.8 L IS USMで30分、1本勝負【作例】
135mmという焦点距離は意外とストリートスナップ向きかもしれない
「RF135mm F1.8 L IS USM」を購入した。僕自身にとって初めての135mm単焦点レンズだ。
RF50mm F1.2L USMに続く、2台目となる単焦点Lレンズを購入した理由は、一部の人から高く支持されている「135mm」という焦点距離の魅力を体感してみたかったから。普段はRF24-70mm F2.8 L IS USMを多用しているが、RF70-200mm F2.8 L IS USMを使うたびに望遠端ならではの自然な滑らかさと背景の圧縮効果に心が動かされる。135mmには圧縮効果とボケ味の絶妙なハーモニーを期待していた。
偶然にも高校時代の友人たちと久しぶりに会う約束があったので、日曜日の終電間際まで約30分間、「RF135mm F1.8 L IS USM」をCanon EOS R3に取り付けて、渋谷の夜をストリートスナップしてきた。
「ポートレートレンズ」?そんなの関係ねぇ!撮りたいものを撮るぜ
135mmの単焦点レンズは、一部で「ポートレートレンズ」と言われている。誰が決めた話か分からないが、歪みが少なく、ボケ味が綺麗、背景の圧縮効果が美しいなどの理由でポートレート撮影に適していることは理解できるが、何もポートレートに特化して使う必要はない。むしろ135mmという距離感が、ストリートスナップのしやすくなると期待していた。
街中で使った第一印象は、想像以上にすべてのものが近く感じた。普段は望遠端で70mmからしか撮っていないため近く感じて当然だが、被写体との距離感に慣れずに試行錯誤が続いた。この感覚が久しぶりで、ワクワクする。
余談だが、単焦点レンズの魅力は「確実に足を動かさないと理想の構図が得られないこと」だと思う。使用レンズに限らず、理想の結果を得るためには、レンズの特性、距離感、画作りを理解した上で撮影する必要がある。単焦点レンズはズームレンズのように複数の焦点距離を考えずに済むため、思考がシンプルになりやすい。
今回は何を思ったのかEOS R3を持参していたが、やはりストリートスナップはR6 Mark IIしか勝たん。EOS R3は悪い意味でカメラの存在感がありすぎる。しかしそんな悩みを忘れるほど、135mmの画作りは良い。このボケ味、この圧縮効果。好みだ。
適当に撮っても、協調制御による8段の手ブレ補正のお陰でそれなりのものが撮れてしまう。この写真はまともにピントも合わせずに歩きながらシャッターを切った。
終電間際の渋谷駅には、この時間帯ならではの空気感がある。特に日曜日は、翌日から始まる平日5日間に向けた心のドラマが見え隠れする。
夜の渋谷といえば、タクシー。今の時代は配車サービスが充実しているが、呼び止めて乗るタクシーのほうが「タクシーに乗っている」感を楽しめる気がするのは僕だけだろうか。特に地方でよく話してくれる運転手に会うと楽しい。
何年後かには公衆電話がなくなることを心配に思い、撮ってみた。落書きのある電話ボックスは、良くも悪くも渋谷らしさを感じる。
先日渋谷をスナップした際は本格的な工事が行われていたが、今回も同じ高架下の反対側を工事していた。
人気のフォトスポット、のんべい横丁を撮ってこの日は終わり。撮影時間30分間と限られた時間だったが、135mmの感覚を少し掴めた気がする。
来月にはポートレート撮影用としてRF135mm F1.8 L IS USMを使う予定があるが、この画作りと距離感はストリートスナップ用に良い。今後も夜外出できる機会があれば持参して使い込んでいきたい。
そうそう、それはありますよね。撮影の自由度としては当然70-200のほうが良いんですけど、やっぱり135mmのF1.8はエグいですよ!また近々作例出す予定ですので、楽しんでもらえるように頑張ります!!!!
やっぱり135単焦点いいですね!スマホと異なる画がバチバチに写るのが素敵です。
ただ単焦点が故に、70-200ズームとの利便性が異なるので「持って行くかどうか」で悩みそうなので、購入に踏み切れません、、、。
ゴリミーさんの布教レビュー記事、見てると買ってしまうそうなので、とても危ないです笑
いい感じになるようにやってます!(質問の意図と求めてる回答が全然汲み取れませんw)
レタッチはどんな感じでやられてますか?