買うべきor待つべき?Apple製品の買い時ガイド【2022年10月版】
「欲しい時が買い時」を大前提として、発売サイクルや報じられている噂をもとに「買い時」を解説
買い物の基本は「欲しい時が買い時」。近年のApple製品は、自分の使い方に合う製品を選べばいつ購入しても十分満足できるが、大きな買い物をする以上「最新のものをなるべく長く使いたい」と思う人は多いだろう。購入直後に新モデルが登場して悔しくない人はいない。
「Apple製品の買い時ガイド」では、発売サイクルや報じられている噂をもとにiPhone、iPad、Mac、Apple Watch、AirPodsなどの製品を今「買うべき」か「待つべき」を解説する。
大前提として、「今」ほしいと思っている製品があれば今買うべきだ。待つべき理由があるとすれば、直近30日以内に新製品発表の兆候が見られる場合のみ。それ以上は待っている時間が無駄だ。
報じられている噂を理由に、製品購入を延期するのも得策ではない。精度の高いリーカーやジャーナリストによる新製品の情報も、所詮は噂だ。今必要としているデバイスがあるなら、不便を我慢する時間よりデバイスを買い替えて有効活用できる時間を大事にしてもらいたい。
なお2022年の発売が予想されるApple新製品の特徴や発売時期などは、別記事でまとめている。あわせて製品購入の参考にしてもらいたい。
製品ジャンル別に見る
iPhone
iPhone 14シリーズは、Proモデルを買うべき
iPhone 14シリーズが登場したが、6.1インチ型iPhone 14はiPhone 13と比べて目立った進化が乏しい。購入するのであれば、カメラが進化しノッチの代わりにDynamic Islandを搭載したiPhone 14 Proシリーズがおすすめ。
大きいディスプレイが欲しいがPro Maxモデルはオーバースペック、という人には新たに登場した6.7インチ型iPhone 14 Plusがおすすめだ。
iPhone SEは「買うべき」
iPhone SEは、3月9日に第3世代モデルが正式発表された。外観は全く同じだが、iPhone 13/miniと全く同じ構成を持つA15 Bionicチップを搭載し、5Gに対応した。
端末価格が数千円値上げしていることに加え、5G対応のためキャリアによってはSIMカードの交換手続きが必要とされる。5Gに対応したからといって、通信速度の改善は体感しづらい。「ホームボタン付きの安いiPhone」が欲しいのであれば、iPhone SE(第2世代)を検討したほうが良いだろう。
次のiPhone SE(第4世代)は、2024年頃の発売が有力。iPhone XRの筐体を使い回すと言われており、片手で操作できるTouch ID付きiPhoneがほしいのであれば、iPhone SE(第3世代)を買うべきだ。
iPhoneの公式情報・購入ページ
- モデル別 ▶ iPhone 13 / iPhone 13 Pro / iPhone 12 / iPhone SE(第2世代) / iPhone 11
- 各モデル比較 ▶ iPhoneを比較
- iPhoneアクセサリ ▶ Apple公式ストア / Amazon
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iPad
iPad Airは「買うべき」
iPad Air(第5世代)が、3月9日に正式発表された。見た目は前モデルと同じだが、M1チップ内蔵と5G対応が特徴。USB-Cポートは前モデルから最大で2倍高速になり、内向きカメラはセンターフレームに対応した1,200万画素の超広角レンズに改良された。
国内価格は値上げしているが、内蔵されているM1チップはiPad Proのものと全く同じ。ハイエンドモデルと同じパフォーマンスを数万円安く手に入れられる。
iPad miniは「買うべき」
iPad miniは、今買っても問題ないだろう。2022年に新モデルが登場する噂はない。
iPadは「待つべき」
iPad(第9世代)は昨年9月に発売されたばかりだが、新モデルが10月に披露される可能性が高い。
iPad(第10世代)は、発売以来のメジャーアップデートが期待されている。5GおよびWi-Fi 6に対応し、USB-Cポートの搭載、フラットデザインの採用など、他のiPadモデルに似たデザインに切り替わる。
iPad Proは「待つべき」
新型iPad Proは「M2」チップを搭載し、4年ぶりにデザイン刷新するとの噂だ。双方向充電を含むワイヤレス充電をサポートすると見られている。9月から11月の間に発表される可能性が高い。過去の新モデルは、2020年3月、2018年10月、2017年6月に発表している。
iPadの公式情報・購入ページ
- モデル別 ▶ iPad Pro / iPad Air / iPad mini / iPad
- iPadアクセサリ ▶ Apple公式ストア / Amazon
- 各モデルを比較 ▶ iPadを比較
- 整備済商品(公式の新中古品) ▶ Apple公式ストア(整備済み商品とは?)
- 学割(教員・PTA役員も対象) ▶ 学生・教員向けストア(学生・教職員向けストアとは?)
Mac
MacBook Airは「買うべき」
AppleはWWDC22でM2 MacBook AirとM2 MacBook Proを発表した。M1 MacBook Airは販売終了せず併売されている。
MacBook Airを狙っていた人は、今が買い時だ。M2モデルは魅力的な新デザインと最新チップを搭載。円安の影響もあり価格は大幅に値上がりしているが、長く使えば”もとは取れる”。
M1 MacBook Airを買うという選択肢も大いにアリだ。多くのメディア、YouTuber、インフルエンサーはこぞって「M1 MacBook Airで十分」と言っていたことを忘れてはいけない。作業内容次第では、差は体感できないだろう。費用対効果は最も高い。
少しでも安く購入したい場合は、Macの整備済み品をチェックしてもらいたい。
M1 Mac miniは「待つべき」
Appleは10月にM1 Mac miniの新モデルを発表する可能性が高い。外観は変わらないと見られる。
待てるのであれば、待ったほうが良い。
Mac Studioは「買うべき」
Mac Studioは、「Mac mini以上、Mac Pro未満」と位置づけられるデスクトップ型Mac。発表されたばかりのため、必要であれば躊躇することなく「買うべき」だ。
内蔵チップは、M1 Max(MacBook Proと同じ)またはM1 Ultra(M1 Maxを2枚組み合わせたもの)が選択できる。
Mac Studioと同時にStudio Displayが発表されており、両製品を組み合わせることで、販売終了した27インチiMacをの代わりになる。
Mac Proは「買うべき」
Mac ProのAppleシリコン化は確実だが、発表時期は不明。年内の発表は期待できず、最高性能を求めるのであればM1 Ultraチップ搭載のMac Studioを購入したほうが良い。
14インチ/16インチMacBook Proは「待つべき」
14インチと16インチのMacBook Proは、年内にM2 ProおよびM2 Maxチップを搭載したモデルが発表される噂がある。M2チップの進化にグラフィック性能が乗った改良が予想されており、外観などの違いはない。最高性能を必要とするのであれば、10月の発表を待つべきだ。
Macの公式情報・購入ページ
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- デスクトップ型Mac ▶ iMac / Mac Pro / Mac mini
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- Macアクセサリ ▶ Apple公式ストア / Amazon
- 整備済商品(公式の新中古品) ▶ Apple公式ストア(整備済み商品とは?)
- 学割(教員・PTA役員も対象) ▶ 学生・教員向けストア(学生・教職員向けストアとは?)
Apple Watch
Apple Watch SE(第2世代)とUltraは買うべき
Apple Watch SEは第2世代モデルが登場し、チップ性能が向上。49ミリケースを搭載したUltraモデルはシリーズ最大サイズだが、物理的に大きくなった分、電池持ちは非常に良い。2022年の新型Apple Watchは、Ultraがイチオシだ。
Apple Watch SE(第2世代)は、物理的に小さい製品が欲しい、Apple Watchは基本的な機能が利用できれば十分という人に最適だ。Ultraに比べて価格は手頃だ。
Series 8は……安くなったSeries 7でもいいかも
Apple Watch Series 8は、Series 7からの進化が乏しい。皮膚温センサーの搭載、衝突事故検出機能の対応以外、変わっていない。機能は求めるが少しでも節約したいのであれば、Series 7を値下げされたタイミングで購入したほうが良いだろう。
Apple Watchの公式情報・購入ページ
- モデル別 ▶ Apple Watch Ultra 2 / Apple Watch Series 9 / Apple Watch SE / Apple Watch Hermès
- 各モデル比較 ▶ Apple Watchを比較
- アクセサリ ▶ バンドとストラップ
AirPods
AirPodsシリーズは「買うべき」
AirPodsは、昨年10月に第3世代モデルが発表。AirPods 2も販売は継続されている。AirPods Maxは、2020年12月に発表されて以来アップデートされていないが、直近で新モデルが登場する噂も立っていない。
AirPods Proは第2世代モデルが登場。デザインは旧モデルを踏襲しているが、改良されたノイズキャンセリングや外音取り込みモード、スピーカー搭載、探すネットワーク対応、ストラップホールの搭載など、AirPods Proが魅力がさらに増している。
いずれの製品も、今買っても問題ないだろう。
ただしAirPods Maxは、製品として買うべきかは疑問が残る。Lightningポートの搭載、究極的にダサい充電ケース、単体で電源オフにできない仕様など、欠点が多い割には価格が高い。音質は満足度が高いが、収納しづらく持ち運びする機会がなくなり、使う頻度が上がりづらい。購入はよく検討したほうが良い。
なるほど了解です。
確かにあのマシンを「よくわかんないけど今買っていい?」という人はいなさそうですね…
これの読み方としては「どうしてもMac Proを必要とする人」がいるとして、少なくともこの数カ月以内に必要であれば買ったほうがいいですよ、なぜなら直近で出る可能性は低いから、ということです。懸念されている「どういう人が必要とするのか」というの問題とは切り離してもらいたいんですよね。僕もアドバイスを求められた「いやそもそもMac Proは買わないほうが良いと思うんだよなあ」と言いたくなりますねw AirPods Maxでもそういうの書いたので、Mac Proにもそういうのを書いておこうかな。でもMac Proを必要としている人はおそらく自分で何をしたくて、何を必要としていて買おうと思っているかわかっているような人だと思うので、そういうマシーンを必要としておらず使っていな僕からあーだこーだ言われても余計なお世話かなぁ……と思ったり。
Mac Proは「買うべき」に強烈な違和感あるなあ…
たしかに新しいのが出る気配は無さそうだけど、今あのMacProを必要とするってどういう層なんだろか。
ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!すいません!修正しました!
ゴリさん、五時ってますよ!
「ただしAirPods Maxを製品は、製品として買うべきかは疑問が残る。」
ご返信ありがとうございます!楽しみにしてます〜!
全然手付かずですが、カメラの作例記事は近々公開できます!多分!
いつも楽しく拝見しています!ゴリさんのiPhone14proのレビューはまだですか〜?
カメラ目当てだから14シリーズ待つ理由があるんだけど値上がりそうだしXsだから13シリーズでも十分進化に満足できそうだなぁという気持ちもあります
そして去年補償で交換してもらったし15シリーズ待って今年はミラーレス買ってもいいんじゃないかという無限思考ループに…
そういえばAir5のバッテリー持ちは良好みたいですね
かなり消費電力が違うはずなんですが
Youtube再生ではAir5の方が持ちが良いみたい
それをそのまま捉えるならiPad Air(第5世代)はA14搭載の第4世代と比べて
酷い事になってるはずだしあまり意味はないと思うけど。
最も、早くても2023年以降だと思われる次のminiにM1ってのも随分今更だから
そっちもどうかなとは思うけども。
A15搭載のmini6ですが電池持ちは良くないので
消費電力3倍のM1搭載は厳しいと思われます。
A15とM1比較
A15 150億トランジスタ 1.22倍(A14と比較) 消費電力5.2W
M1 160億トランジスタ 1.37倍(A14と比較) 消費電力13.8W
iPad miniのM1搭載はあと1~2年くらい先になりそうですかね
pro12.9持ってるし買おうかな…