買うべきor待つべき?Apple製品の買い時ガイド【2022年5月版】
「欲しい時が買い時」を大前提として、発売サイクルや報じられている噂をもとに「買い時」を解説
買い物の基本は「欲しい時が買い時」。近年のApple製品は、自分の使い方に合う製品を選べばいつ購入しても十分満足できるが、大きな買い物をする以上「最新のものをなるべく長く使いたい」と思う人は多いだろう。購入直後に新モデルが登場して悔しくない人はいない。
「Apple製品の買い時ガイド」では、発売サイクルや報じられている噂をもとにiPhone、iPad、Mac、Apple Watch、AirPodsなどの製品を今「買うべき」か「待つべき」を解説する。
大前提として、「今」ほしいと思っている製品があれば今買うべきだ。待つべき理由があるとすれば、直近30日以内に新製品発表の兆候が見られる場合のみ。それ以上は待っている時間が無駄だ。
報じられている噂を理由に、製品購入を延期するのも得策ではない。精度の高いリーカーやジャーナリストによる新製品の情報も、所詮は噂だ。今必要としているデバイスがあるなら、不便を我慢する時間よりデバイスを買い替えて有効活用できる時間を大事にしてもらいたい。
なお2022年の発売が予想されるApple新製品の特徴や発売時期などは、別記事でまとめている。あわせて製品購入の参考にしてもらいたい。
製品ジャンル別に見る
iPhone
iPhone 13シリーズは「買うべき」
新型iPhoneは毎年9月から10月頃にかけて発売される。2022年の新型iPhone(iPhone 14)も、9月頃の発表および発売が濃厚だ。
iPhone 14シリーズは6.1インチと6.7インチが2機種ずつの4モデル展開になり、ProモデルはiPhone史上初のパンチホールディスプレイを搭載するとの噂だ。通常モデルは従来どおりノッチになる。チップとカメラの性能は必ず向上する。Touch IDの復活、USB-Cの搭載は期待できない。
これらを踏まえた上で、「iPhone 14」シリーズに魅力を感じるのであれば9月まで待つべきだ。しかし半年以上もある。手元にあるiPhoneに何かしらの不満があり買い替えを検討しているのであれば、iPhone 13は買って問題ないだろう。
特に片手で操作できるminiサイズがほしい人は、iPhone 13 miniが狙い目だ。「iPhone 14 mini」は発売されないと噂されている。iPhone 12 miniも販売が継続されているが、経験上、電池持ちの観点からおすすめできない。
iPhone SEは「買うべき」
iPhone SEは、3月9日に第3世代モデルが正式発表された。外観は全く同じだが、iPhone 13/miniと全く同じ構成を持つA15 Bionicチップを搭載し、5Gに対応した。
端末価格が数千円値上げしていることに加え、5G対応のためキャリアによってはSIMカードの交換手続きが必要とされる。5Gに対応したからといって、通信速度の改善は体感しづらい。「ホームボタン付きの安いiPhone」が欲しいのであれば、iPhone SE(第2世代)を検討したほうが良いだろう。
iPhoneの公式情報・購入ページ
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iPad
iPad Airは「買うべき」
iPad Air(第5世代)が、3月9日に正式発表された。見た目は前モデルと同じだが、M1チップ内蔵と5G対応が特徴。USB-Cポートは前モデルから最大で2倍高速になり、内向きカメラはセンターフレームに対応した1,200万画素の超広角レンズに改良された。
国内価格は値上げしているが、内蔵されているM1チップはiPad Proのものと全く同じ。ハイエンドモデルと同じパフォーマンスを数万円安く手に入れられる。
他のiPadも「買うべき」
他のiPadシリーズは、今買っても問題ないだろう。iPad mini(第6世代)およびiPad(第9世代)は昨年9月に発売されたばかり。2022年にiPad miniの新モデルが登場する噂はない。iPad(第10世代)は5GおよびWi-Fi 6対応が噂されているが、発売は年末と見られる。
新型iPad Proは「M2」チップを搭載し、4年ぶりにデザイン刷新するとの噂だ。双方向充電を含むワイヤレス充電をサポートすると見られている。9月から11月の間に発表される可能性が高い。過去の新モデルは、2020年3月、2018年10月、2017年6月に発表している。
iPadの公式情報・購入ページ
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Mac
M1 Macは「買うべき」
AppleがM1 Macを発表したのは、2020年11月。発売から1年以上経っており、年内にM1 MacBook Pro、M1 Mac mini、24インチM1 iMacの新モデルが登場すると見られている。
ただし登場まで半年以上ある。今すぐ必要であれば、「M2」モデルを待つのは勿体ない。今販売されているモデルを買うべきだろう。
「M2」チップは、M1チップの後継バージョン。高性能4コアと高効率4コアから成る8コア仕様には変わりないが、動作が高速化されるとの噂だ。GPUのコア数は、M1の最大8コアから最大10コアまで増えることで、グラフィック関連機能の制限が一部緩和される可能性がある。
MacBook AirおよびMac miniのハイエンドモデルは、今年後半の登場が有力視されている。いずれも新デザインの採用が期待されており、MacBook Airは「M2」チップ、Mac miniはM1 ProまたはM1 Maxチップを搭載するとの予測だ。
Mac Studioは「買うべき」
Mac Studioは、「Mac mini以上、Mac Pro未満」と位置づけられるデスクトップ型Mac。発表されたばかりのため、必要であれば躊躇することなく「買うべき」だ。
内蔵チップは、M1 Max(MacBook Proと同じ)またはM1 Ultra(M1 Maxを2枚組み合わせたもの)が選択できる。
Mac Studioと同時にStudio Displayが発表されており、両製品を組み合わせることで、販売終了した27インチiMacをの代わりになる。
Mac Proは「待つべき」
Mac Proは、年内にAppleシリコンチップモデルが発表される。早ければ夏に、2個のM1 Ultraを繋げたチップを内蔵し、デザインが刷新された新モデルが登場する可能性がある。
14インチ/16インチMacBook Proは「買うべき」
14インチと16インチのMacBook Proは、年内に新モデルが登場する予定がない。今が買い時だ。
Macの公式情報・購入ページ
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Apple Watch
Series 7とSEは「買うべき」
Apple Watchは、毎年9月に発表される。2022年モデル(Series 8)はチップの高速化、アクティビティトラッキング機能の改良が噂されているが、マイナーアップデートに留まるだろう。Apple Watch Series 7は今が買い時だ。
Apple Watch SEは、2年ぶりに新モデルの登場が噂されている。Series 8と同様の内部改良が噂されているが、詳細は不明。最新機能への強いこだわりが無ければ、今買っても問題ないだろう。
Series 3は「買うべきではない」
Series 3は、買うべきではない。ディスプレイは小さく、搭載チップも古い。購入しても快適な動作は期待できない上に、継続的なソフトウェア・アップデートも難しいだろう。
Apple Watchの公式情報・購入ページ
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- アクセサリ ▶ バンドとストラップ
AirPods
AirPodsとAirPods Maxは「買うべき」
AirPodsは、昨年10月に第3世代モデルが発表。AirPods 2も販売は継続されている。AirPods Maxは、2020年12月に発表されて以来アップデートされていないが、直近で新モデルが登場する噂も立っていない。
いずれの製品も、今買っても問題ないだろう。
ただしAirPods Maxを製品は、製品として買うべきかは疑問が残る。Lightningポートの搭載、究極的にダサい充電ケース、単体で電源オフにできない仕様など、欠点が多い割には価格が高い。音質は満足度が高いが、収納しづらく持ち運びする機会がなくなり、使う頻度が上がりづらい。購入はよく検討したほうが良い。
AirPods Proは、今なら「買うべき」
一方でAirPods Proは、新モデルが年内に登場する可能性がある。噂によると、新デザインの採用、改良されたモーションセンサーの搭載、ロスレスオーディオの対応が特徴になるという。
「買うべき」とする理由は、登場しても半年以上先だから。製品仕様が定かではない商品のために待ち続けるのは、得策ではない。
そういえばAir5のバッテリー持ちは良好みたいですね
かなり消費電力が違うはずなんですが
Youtube再生ではAir5の方が持ちが良いみたい
それをそのまま捉えるならiPad Air(第5世代)はA14搭載の第4世代と比べて
酷い事になってるはずだしあまり意味はないと思うけど。
最も、早くても2023年以降だと思われる次のminiにM1ってのも随分今更だから
そっちもどうかなとは思うけども。
A15搭載のmini6ですが電池持ちは良くないので
消費電力3倍のM1搭載は厳しいと思われます。
A15とM1比較
A15 150億トランジスタ 1.22倍(A14と比較) 消費電力5.2W
M1 160億トランジスタ 1.37倍(A14と比較) 消費電力13.8W
iPad miniのM1搭載はあと1~2年くらい先になりそうですかね
pro12.9持ってるし買おうかな…