「iPhone XS/XS Max」は「iPhone X」よりも電池持ちが悪い、という検証結果が公開
Appleは、「iPhone XS」は「iPhone X」より最大30分長い電池持ちを実現し、「iPhone XS Max」は「iPhone X」より最大90分長い電池持ちを実現していると謳っている。
Tom’s Guideが検証した「iPhone XS」と「iPhone XS Max」の電池持ちをiPhoneの旧モデルやAndroidスマートフォンと比較した検証によると、「iPhone XS/XS Max」の電池持ちは「iPhone X」を下回るという結果になった。
4G回線を利用してウェブブラウジングを行うテスト
この検証は、4G回線を利用して電池が切れるまでウェブブラウジングを行い、その時間を測定するという内容、ディスプレイの明るさはすべて150ニトに統一され、画面輝度の自動調整は無効化されていたとのこと。
「iPhone XS Max」は10時間38分を記録し、「iPhone XS」は9時間41分を記録したが、「iPhone X」はこれらの両端末を上回る10時間49分を記録。
iPhoneの公式仕様書によると、「インターネット利用」の最大時間は「iPhone XS Max」が13時間、「iPhone XS」が12時間、「iPhone X」が12時間となっていた。Appleの公称値と異なるのは、測定条件が異なる他ならないだろうが、数値だけ見れば「思っていたほど長くない」と印象を受けそうだ。
なお、他のAndroidスマートフォンと比較するとHuaweiの「P20 Pro」は同テストで14時間13分、Googleの「Pixel 2 XL」は12時間9分、Samsungの「Galaxy Note 9」は11時間26分を記録している。
iFixitが公開した「iPhone XS/XS Max」の分解レポートによると、「iPhone XS」の電池容量は「iPhone X」よりも減っていることが確認された。ひたすらウェブブラウジングに限定した場合、単純に電池容量が大きい方が長持ちする可能性がある。
参考に、「P20 Pro」は4.000mAh、「Pixel 2 XL」は3,520mAh、「Galaxy Note 9」は4,000mAhとなっている。「iPhone XS Max」は3,174mAh、「iPhone XS」は2,658mAh、「iPhone X」は2,716mAhだった。
実際に使ってみた印象:「iPhone XS Max」の電池持ちは「iPhone X」よりは遥かに長い
実際に「iPhone XS Max」を使っている感想としては、「iPhone X」よりも遥かに電池持ちが良いという印象がある。「iPhone X」であればとっくに省電力モードの警告が表示されてしまうところを、まだまだ電池残量が残っていることが多い。
一方、「iPhone XS」は「iPhone X」よりも電池持ちが良くなったという印象は特に受けない。
よって、Tom’s Guideの検証結果としては「iPhone XS/XS Max」が電池持ちが昨年の「iPhone X」を下回っているという結果を公開したが、僕自身の実生活で使ってみた感覚としては、飛躍的に伸びているという印象は受けないにしても下回ると実感するほど短いということはないのではないか、と考えている。
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