Dropbox、「Project Infinite」を発表!マシーンのディスク容量を使わずにクラウド上のファイルを取り扱い可能に
Dropboxは最高に便利だ。デバイスやOSに関係なくどこからでも必要なデータがアクセスできることは、複数のMacやiOSデバイスを行ったり来たりする僕にとって欠かせないクラウドストレージサービスだ。
ただ、Dropboxにも欠点がある。それはクラウドにファイルを保存しておきながらローカルのデータ容量を専有すること。特にストレージ容量が限られているMacを使っている場合は同期するファイルを選定しなければDropboxのファイルでMacのストレージ容量が一杯一杯になってしまうこともある。
その欠点がついに解消された。本日、Dropboxはマシーンのディスク容量を使わずにクラウド上のファイルを取り扱い可能にする「Project Infinite」を発表した!
ローカルファイルのようにクラウドファイルを取り扱うことができる
「Project Infinite」は従来のDropboxの良さを活かしつつもストレージ容量が限られているデバイスでもDropboxの強みを最大限活かすことができる仕組みだ。
従来はDropboxにアップロードされたファイルはファイルの横に緑色のチェックマークが付けられ、クラウドに保存されていることを意味する。「Project Infinite」では新たにクラウドマークが用意されている。
これは「Dropbox上にファイルはあるが、ローカルにはファイルがダウンロードされていない状態」を意味する。つまり、クラウド上には10TBのファイルだったとしてもローカルにダウンロードさえしなければ手元にあるマシーンのストレージを圧迫することはないのだ。
ただ、凄いのはここではない。注目するべき機能はローカルに保存されていないファイルをまるでローカルにあるように表示させることができること。ファイルをローカルに落とすことなくファイルサイズやファイルの作成・更新日時も確認することができる。
ローカルにファイルがない場合でもファイルをダブルクリックすれば自動的に同期し、最新のファイルを開いてくれる。要は、クラウド上にあるファイルをまるでローカルにあるファイルのように扱うことができるのだ。
これは特に複数人でDropboxを利用しているチームにとって大いに役立つだろう。1TBのストレージをチームで共有しておきながら、1TBを丸々同期できるマシーンを持っている人の方が少ない。「Project Infinite」なら必要なファイルのみダウンロードすることができ、不要なファイルでMac/PCのストレージを圧迫されずに済む。
対応するOSは「Windows 7」以上または「OS X 10.9」以上。正式リリースは発表されていないが、一部のパートナーには提供されているとのこと。
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(via 9to5Mac)